
エアコンフィルターの掃除で、電気代節約しちゃおう!!
ほっておくと掃除がたいへんになるエアコンフィルター。普段の掃除の延長で、こまめに行うと負担も少なくカンタンです。そのひと手間で、エアコンからの空気が清潔になり、電気代も変わってきます。
ほっておくと掃除がたいへんになるエアコンフィルター。普段の掃除の延長で、こまめに行うと負担も少なくカンタンです。そのひと手間で、エアコンからの空気が清潔になり、電気代も変わってきます。
エアコンフィルターの汚れとその弊害

エアコンのフィルターが汚れる原因は、その仕組みにあります。エアコンは部屋の空気を吸い込み、吸い込んだ空気の温度を変え、吐き出します。部屋の空気を吸い込む時に汚れをキャッチしてくれるのがフィルターです。
●汚れの正体
おもな汚れはホコリやチリなどです。キッチンが近ければ、換気扇だけでは吸収できなかった油汚れもこびりつきます。汚れが付着したままにすることでカビも発生します。
●汚れが生む弊害
フィルターが詰まっていると、運転効率が悪くなり、余計な電気代も発生します。しかし、本当に怖いのはエアコンから空気が吐き出される時、一緒にフィルターのゴミも吐き出されることです。
冷房時はエアコン内部に空気を冷却するため水分が発生し、ホコリをエサにカビが繁殖します。汚れたままエアコンをつけると冷たい空気とともに、カビの胞子やホコリを部屋中に撒き散らしていることにもなります。
カビやホコリはアレルギー、喘息、肺炎などを引き起こすこともあるので、早急に対策が必要です。
エアコンフィルター掃除の手順

エアコンフィルターの掃除は、2週に1度、水洗いも月に1度は行うのがおすすめ。フィルターの自動お掃除機能がついている場合も、数ヶ月に1度のフィルター掃除は必須です。
●付けたまま
まずはフィルターを外す前に、エアコン本体に付けたままフィルターのおもて側やパネル周りに掃除機をかけておきましょう。そうすることでフィルターを外す時にホコリを撒き散らさずに済みます。
●掃除機をかける
フィルターのおもて面から掃除機で汚れを吸引します。裏面からかけると目詰まりを起こすので、要注意です。
●水洗い
掃除機で吸うだけでは、目に詰まってしまった汚れは落ちません。月に1度はしっかり水洗いが必要です。掃除機の時とは反対に内側の裏面から水をかけ、やわらかいスポンジや歯ブラシなどでやさしく洗いましょう。洗った後は乾燥させてからエアコンに戻します。
積もった汚れに効く掃除方法
フィルターの掃除をしばらくしていなかった場合は、なかなか水洗いでは汚れが落ちません。そんな時は、洗剤の出番です。
●中性洗剤
ぬるま湯に中性洗剤を入れ、フィルターをつけおきます。汚れがなじんだら、水洗いと同じ方法で、歯ブラシなどで洗い、よくすすぎます。
●油汚れには重曹
キッチンの近くにあるエアコンは、油を吸収して、ホコリがベタベタとこびりついているかもしれません。その場合は、油汚れに強い重曹のつけおき洗いが、より効果的です。
フィルターの掃除が終わったら、吹き出し口もキレイに拭いておきましょう。割り箸にキッチンペーパーを巻きつけたお掃除棒を利用すると、細かい部分もキレイになります。
エアコンフィルター掃除の注意

●やさしく扱う
フィルターはプラスティック樹脂でできていて、非常にやわらかく壊れやすいものです。引き抜く時に勢い良く引くと、破損の原因になるだけでなく、フィルターに付着していたホコリを内部に押しやってしまうこともあるので、やさしく丁寧に扱いましょう。
●しっかり乾燥させる
水洗いした時は、必ずしっかり乾燥させてからエアコンに戻しましょう。乾ききる前にエアコンに戻してしまうとカビや臭いの原因になるだけでなく、濡れ具合によっては故障の原因にもなります。乾かす時は直射日光を避け、日陰で干します。
時間がない時にドライヤーなどをかけるのは、破損の原因になるのでNGです。タオルでしっかり押さえて、風通しのいい場所に置いておけば、比較的短時間で乾きます。
定期的な掃除が、節電になるだけでなく掃除をカンタンにする唯一の方法です。日々の掃除ついでにフィルターにも掃除機をかけて、快適なクーラー生活を送りましょう。