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油断していると汚れがたまる「五徳掃除」は欠かさずに
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油断していると汚れがたまる「五徳掃除」は欠かさずに

少なくとも鎌倉時代から、日本のかまどで使われてきた「五徳」。長い歴史を持つ五徳は、今でも調理時には欠かすことのできない道具です。毎日使用するために汚れやすい五徳の掃除方法を紹介します。

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そもそも「五徳」って何ですか?

そもそも「五徳」って何ですか?

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「五徳を知っていますか?」と聞かれても、とっさに答えることができず、わからない人も多いのではないでしょうか。料理などに使うというヒントを出されても、余計混乱するかもしれません。五徳とは、囲炉裏や土間の炉、また火鉢の中に置き、その上に鉄瓶や湯釜などをかける金属や陶器で作られた輪型の道具をいいます。

3本または4本の脚を持ち、大きさは様ざま。通常は脚を上にして、輪を灰中に埋めて使用します。また、ガスコンロのバーナーの上に鍋やフライパンなどを置くための、爪のついた枠も同様に五徳と呼ばれます。

五徳の歴史は古く、古代には脚の付いた形の土器としてすでに使われており、鎌倉時代には、現在でも見られる鉄製の五徳が作られていたといいます。

近年のコンロに付いている五徳は、近世以前のものとは形が異なるものが多く、脚のないものが主流。正方形で6本の爪を持っているものが普及しており、「平五徳」と呼ばれることもあります。

ほぼ毎日使用する器具なのに掃除がしづらい

ほぼ毎日使用する器具なのに掃除がしづらい

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台所、とくに、ガスコンロ周りは汚れやすい場所だといえます。ほぼ毎日料理をしていますから、汁が吹きこぼれたり油のハネが飛んだりと、どうしても汚れが付着しやすくなります。五徳もダイレクトに油や吹きこぼれがかかるために汚れが付きやすく、また形状が複雑なため、掃除のしにくい器具でもあります。

かつて、五徳はホーロー製が主体でしたが、最近はステンレス素材のものも増えています。どちらにしても、毎日汚れの真っただ中にある台所器具だといえるでしょう。

放置すると、あっという間に掃除しにくい頑固な汚れが!!

放置すると、あっという間に掃除しにくい頑固な汚れが!!

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五徳の掃除でとくに、たいへんなのは、油汚れがホコリを吸着し、食材が焦げてこびりつき、汚れが堆積してしまうケースです。汚れが重なって、さらに熱が加わると、通常の洗剤を使った五徳掃除ではまったく歯が立たなくなってしまいます。

このようなしつこい五徳の汚れは、洗うより先に削り取るのが効果的。使い古しのカード(クレジットやポイントカード)を使って、素材にキズを入れないよう、注意しながら汚れを削りとっていきます。汚れにキズを入れることで洗剤が浸透しやすくなり、しつこい五徳の汚れも比較的容易に取り除くことができます。

五徳の掃除で押さえたいポイント

五徳の掃除で押さえたいポイント

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五徳には、ステンレス素材とホーロー素材の2種類があります。ステンレスの特徴は高級感があり耐久性に優れている点、一方のホーローは塗装(色は黒、グレー、茶色など)を施しているため汚れやキズが目立ちにくく、掃除しやすいところです。

ただ、どちらにもデメリットがあり、ステンレスは加熱により変色を起こすため、専用のステンレスクリーナー(やや割高)が必要なこと、ホーローは長期間の使用で塗装が剥離し、サビが生じる可能性があります。

一般的なガスコンロに使われているホーロー素材の五徳の掃除方法のポイントは、「ゴシゴシ擦らず、漬け置き洗いをする」ことです。それほど汚れていないのであれば、五徳を取り外し、メラミンスポンジにアルカリ系洗剤を付けてふき取ればよいのですが、それでも落ちないのであれば、アルカリ系洗剤や重曹水につけておくと汚れは落ちやすくなり、手間もかかりません。

45度程度のお湯に重曹を溶かし(お湯10ℓに対し重曹カップ1が目安)、30分ほど付け込んでおけば、通常の掃除では除去できなかった汚れも落ちやすくなります。

もし、それでも落ちない汚れがこびりついてしまった、焼き付きが生じた時は、「五徳の買い替え」もひとつの方法です。買い替え後は、汚れをためないよう、普段からお手入れをすることを心がけてください。

コンロ周りは普段から清潔に保ちましょう

コンロ周りは普段から清潔に保ちましょう

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掃除をしても、なかなか五徳の汚れが取れない場合、それはかなりひどいレベルの汚れかもしれません。料理は口に入れるものですから、五徳をはじめキッチンは清潔に保っておきたいところ。そういう時は、プロの清掃業者に掃除を依頼し、きちんと落としてもらうこともおすすめです。

五徳の汚れを予防するには、「吹きこぼれをさせない」「こまめに掃除する」のが効果的。夕食後、食器を洗う時に一緒に丸洗いすると汚れがたまりにくくなります。

できれば、料理後の温かい間に中性洗剤でふき取るなど、カンタンな掃除を行うと、汚れが落ちやすくなります。ただし、火傷には気をつけてくださいね。