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ダニ、ストップ!敵を知って撃退する掃除法
出典 : Irina Adamovich/Shutterstock.com

ダニ、ストップ!敵を知って撃退する掃除法

「ダニ」と聞くだけでゾッとしますが、実際にはとても「身近な存在」。生活する以上、ダニと縁を切るのはムズカシイものですが、必要以上に増やさないことは可能です。ダニを退治する掃除術とは・・・?

  • tama

ダニの種類

ダニの種類

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ダニは虫ではなく、クモやサソリの仲間で、どの家にも潜んでいます。ダニにも種類があり、大まかに分けると次のようになります。

チリダニ・イエダニ・ツメダニ・コナダニ・マダニ

とくに、ヒトの住環境で生息するダニの大半は、チリダニ(別名ヒョウヒダニ)といってもいいでしょう。暖かくてじめっとした環境を好み、とりわけ6~9月に多く発生しますが、1年中生息しているので常に注意が必要です。ヒトのフケや垢、ホコリなどをエサにするため、通常の生活をしているだけで繁殖の条件を与えてしまい、さらにはアレルギーの原因となることもあります。

イエダニはネズミなどに生息し、動物の血液を吸います。暗くなると活動するので、夜間に刺されることが多いのが特徴です。ツメダニは他のダニをエサにするので、ヒトを刺すことはあまりありません。ですが、まれに間違って刺すこともあります。イエダニもツメダニも、刺されると赤く腫れてかゆみを伴います。もしこの症状が現れたら、皮膚科を受診しましょう。

コナダニは、湿度が高い時期に開封した食品があると、その中で恐るべき繁殖力で増えるダニです。開封した食品は、とにかくしっかり密封して冷蔵庫に入れることを心掛けましょう。

マダニは森林などの野外に生息するので、家の中での被害はそうありません。また他のダニと違い、肉眼でも確認できる大きさです。ハイキングやキャンプなど自然の中で過ごすときには注意が必要です。

掃除すべきはダニが喜ぶこんな場所

掃除すべきはダニが喜ぶこんな場所

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ダニはとくに、暖かく湿気の多い場所を好みます。ヒトにアレルギーを引き起こさせるチリダニは、布団や枕、カーペット、ソファが繁殖の場所。これらはホコリが溜まりやすく、湿気を吸い込み、ダニにとって居心地が抜群にいいのです。また、ツメダニやコナダニは畳を好むため、和室を寝室にしている場合はとくに気をつけましょう。

ダニが増える理由

ヒトのフケや垢をエサにするチリダニは、敷きっぱなしの布団やカーペット、ホコリの溜まったソファを放っておくと増えやすくなります。さらに梅雨時に不潔にしていると爆発的な増加の危険性も。そこへ、他のダニをエサとしているツメダニが、エサを求めて集まって・・・。こうしてダニが増え続けるという悪循環が生まれるのです。

ダニの弊害

ダニの弊害

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居住空間のなかで大半を占めるチリダニは、アレルギーの原因になります。防ぐには退治するしかないのですが、単純に殺してしまえば済むかというと、そう簡単な話ではありません。チリダニの死骸やフン、脱皮したあとの殻までもが、ヒトにアレルギーを起こさせる原因になるからです。とくに、フンは、生きているダニよりもアレルギーを引き起こさせます。ダニの被害がひどくならないうちに、しっかり対策をしましょう。

ダニを撃退する掃除&対策法

ダニを撃退する掃除&対策法

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では、ダニを排除する効率的な掃除方法や対策はあるのでしょうか。
ダニは、生命力が強いのでなかなか死滅しません。すべてのダニを排除するのは難しいので、とにかく減らすことを目標にしましょう。

まず、毎日寝る布団や枕、カーペットやソファにはすでに、死骸やフンがあるので、これらを掃除機で吸い取ります。和室がある場合も、同様に掃除機をかけましょう。
また、ホコリやゴミが残っていると、それらをエサにダニが繁殖しやすくなるので、コロコロのような粘着シートを使って、細かいゴミや髪の毛、ホコリを取り除きます。

なお、生きているダニは、吸い取られまいと繊維に足を絡めて頑張るので、掃除機では吸い取りきれません。生きているダニを退治するには、弱点である65度以上の高温にさらすことが効果的です。
布団や毛布はコインランドリーの乾燥機を活用しましょう。目安は30分~60分。近くにコインランドリーが無くて、持って行くのがたいへんという人は、スチームアイロンを利用しても同様の効果が得られます。

乾燥機に入れることが出来ない、カーペットやソファにはアイロンを活用しましょう。繊維の表示を確認し、アイロンがけや高温が可能な場合、しっかりと熱が届くようにアイロンの温度を100度以上にして、ゆっくりとアイロンをかけます。
ポイントは、繊維の奥に居るダニにも熱が行くように、ゆっくりかけること。焦がさないギリギリのタイミングで動かして行きましょう。その後死滅したダニを再び掃除機で吸い取ります。

畳の場合は、掃除機をかけた後に拭き掃除しましょう。固く絞った雑巾で拭いて行きます。拭いた後はしっかり乾燥させてください。畳の裏にはダニだけではなく、ホコリやゴミ、虫などが溜まっている可能性があります。大掃除の際に裏側まで天日干しできると理想的ですね。
また、畳の上にカーペットを敷くのはできるだけ避けてください。ダニやカビの温床になります。

また、食品へのダニ対策は、開封後の食品をジップロックなどで密閉し、冷蔵庫で保管するようにしてください。小麦粉や乾麺などを開封したまま放置していると、コナダニが大量に発生している可能性があります。

アレルギーになってしまう原因を少しでも無くすためにも、ダニが嫌う清潔な空間を作り、快適に過ごしましょう。