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在宅医療で出る廃棄物の捨て方と、介護のお役立ちアイデア
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在宅医療で出る廃棄物の捨て方と、介護のお役立ちアイデア

増え続ける在宅医療。ただ、注射針や輸血バッグなど、廃棄物の処理が意外と面倒です。事故につながらないよう、それらの捨て方と、介護の負担を軽減するアイデアなどを紹介します。

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団塊の世代が後期高齢者になる2025年、在宅医療が急増!?

団塊の世代が後期高齢者になる2025年、在宅医療が急増!?

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約800万人いるとされる団塊の世代が、後期高齢者となるのが2025年です。国民の4人に1人が75歳以上という超高齢化社会を迎えることから、「2025年問題」として取り沙汰されていますが、果たして何が問題なのでしょうか。

それは、これまで以上に医療・介護・福祉サービスが必要となり、2025年を境に1人の若者が1人の高齢者を財政面で支える時代の到来が予想されていること。問題はそれだけに止まらず、医療や介護、福祉の現場すべてが高齢者であふれ、施設も人材もいまの規模では対応が難しくなることも指摘されています。

そうなると、在宅医療のニーズが急増するのは時間の問題です。住み慣れた環境の中で療養できる在宅医療は、患者さんにとって大きなメリットになりますが、ただそれも家族の協力あってのこと。

食事や服薬の世話から、排せつや入浴の介助、さらに使い終わった注射針やカテーテルなど廃棄物の処理まで、家族には多くのサポートが求められます。とくに廃棄物を誤った方法で捨てると、感染症が広がる恐れがあるため、しっかりとルールを守らなければなりません。

2025年を迎えるにあたり、覚えておきたい在宅医療廃棄物の排出方法と、介護を無理なく続けられるためのレスパイトケア(介護者の休息)について紹介します。

注射針や輸血バッグなどの廃棄物はどう捨てる?

在宅医療で出たゴミは、環境省感染性廃棄物処理マニュアルに基づいて捨てなければなりません。そうした細かな作業も、介護には必要です。

注射針や輸血バッグなどの廃棄物はどう捨てる?

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医療廃棄物の排出ルール

在宅医療の普及に伴い、注射器や点滴バッグなどの廃棄物が一般家庭からも出るようになったため、排出ルールに沿って廃棄するよう国によって定められています。各自治体では、環境省感染性廃棄物処理マニュアルに基づいて排出方法を決めていますが、それぞれ違いがあるので、必ず自分が介護を行っている地域のルールに従って廃棄するようにしましょう。

医療廃棄物の排出方法

①医療機関・薬局・訪問看護ステーションなどへ返却・・・注射針・針つき注射器・点滴針(蓋つきの頑丈な容器に入れる)、多量の血液が付着したもの等
②可燃ゴミとして捨てる・・・栄養剤注入器・インスリン注入器など針なしの注射器、輸血・栄養剤などのビニールバック、チューブ・カテーテル類等(内袋で密閉してから指定のゴミ袋に入れる)
③不燃ゴミとして捨てる・・・ガラス製点滴ボトル、空き缶等
※プラのマークがついているものも、可燃ゴミとして廃棄するケースが多いようです。また、チューブやカテーテルなどを不燃ゴミとして扱う自治体もあります。

介護にいちばん必要なのは、心の余裕

プライベート看護サービスを利用する

医療保険や介護保険など公的な保険を利用した訪問看護サービスには、年齢や病気の種類、病状などによって利用できる回数や時間が決められていたり、介護保険の場合は、事前の申請が必要など、いろいろな制約があります。

一方、在宅医療の増加に伴って、自費で看護師による訪問看護を依頼する「プライベート看護サービス」が注目を集めており、その利用法も回数や時間の制約がなく、公的サービスとの併用も可能など、自由度が高いのが魅力です。単発利用もできるので、介護者が用事で家を空けなければならない時などに便利です。

レスパイトケアって何?

「レスパイトケア(介護者の休息)」とは、介護者が一時的に介護から解放され、休息の機会を持てるよう支援するサービスのこと。高齢者が高齢者を介護する老々介護が話題に上るなど、介護をめぐる環境はこれからますます厳しいものになっていくことが予想されますが、それだけにレスパイトケアはより重要になってきます。代表的なサービスには、「デイサービス」と「ショートステイ」があります。

デイサービス

要介護認定(1~5)を受けた人を対象にしたサービスで、介護保険を使っての利用が可能です。利用者は施設でレクリエーションやリハビリなどをして1日を過ごすため、介護者は自分の時間を持つことができます。なお、利用者の要介護度によって、介護保険適用内で利用できる日数が決まっています。

ショートステイ

このサービスも、要介護認定(1~5)を受けた人を対象にしたサービスで、介護保険を使っての利用が可能です。1泊2日から最大30日間連続で利用者を預かってくれるというもの。利用はケアマネージャーに申請して、受け入れ先を探してもらいます。介護保険適用外の施設もあり、急な利用が必要になった時に便利です。

ショートステイ

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100円ショップでそろえる介護グッズ

あらゆるものがそろう100円ショップ。何かと費用のかかってしまいがちな介護グッズも実は意外に揃っているのです。特に消耗品などがショップで見つかれば、経済面からも心の余裕が生まれますよね。

介護に役立つグッズ

・持ちやすい箸 ・介護スプーン ・介護コップ ・吸い飲み ・ペットボトルキャップ ・使い捨てエプロン ・大人用おしりふき ・介護シーツ ・使い捨てゴム手袋 ・入れ歯容器 ・入れ歯洗浄容器 ・壁貼りタイプの薬ケース ・うがい受け容器、 ・いす用の滑り止めマットなど

介護に役立つグッズ

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大切な家族とはいえ、先が見えない介護は、介護をする側にとってはつらいものです。上手に息抜きしながら、ストレスを溜めないようにすることが、上手に介護を続けられるヒケツではないでしょうか。