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着物はけっして、難しくない!着物アイロンがけの手順
出典 :  violetblue/Shutterstock.com

着物はけっして、難しくない!着物アイロンがけの手順

「着物は着たいけれど、自分ではお手入れができない」と諦めていませんか? じつは着物の扱いはけっして、難しくありません。着物にアイロンをかける時の手順と注意点、着物を着用する前後に気をつけたいことは何でしょう?

  • terasaki

着物を着る前に

着物を着る前に

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着物を着る時、「今日は着物にしよう」と突然思い立って着るというわけにはいきません。前日までに準備しておくべきことがあります。

●小物の準備

カジュアルな場では自由ですが、フォーマルな場では格にあった着こなしが必要です。帯や帯揚げ、小物類までコーディネートを考えながら用意を済ませておくと慌てずに済みます。着物は長襦袢や腰紐など必要な小物がたくさんあるので、事前に不足がないか確認しておきましょう。

●半襟

とくに気をつけたいのが、長襦袢の半襟。汚れやすいので、はずして洗っていることも多いはずです。長襦袢に半襟がついているか、汚れていないか確認して当日慌てずに済むようにしておきたいですね。

●ハンガーにかける

着物を出した時、たたみジワが気になったり、収納臭がしたりすることもあるので、前日までにハンガーにかけて陰干ししておく必要があります。その時、必要ならばアイロンをかけましょう。

着物にアイロンをかける手順

着物にアイロンをかける手順

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着物のアイロンがけは難しく感じますが、方法を間違わなければ失敗せずに行えます。

●アイロンの準備

用意しておくものはアイロン、アイロン台、霧吹き、当て布(木綿)です。アイロンの温度は絹なら中温に合わせておきます。

●裏からでも

着物がシワになっている場所をアイロン台にのせ、着物ではなく当て布に霧吹きをかけます。アイロンをかけるのが不安な場合は、裏からアイロンをかけても構いません。アイロンはやさしく、素早く横に動かしましょう。一気に広い面をかけるのではなく、少しずつ着物をずらしながらシワの気になる部分のみにアイロンを当てましょう。

●熱を取る

アイロンをかけ終わったら、熱が取れるまで着物ハンガーにかけて完全に冷めた状態で着用あるいは収納しましょう。

着物にアイロンをかける注意点

着物にアイロンをかける注意点

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●当て布を必ず

当て布が必要ですが、色がうつらないよう白い木綿を用意しましょう。絹は水分で縮むので、霧吹きは着物ではなく当て布にかけます。

●アイロンを押し付けない

アイロンが同じところに当たり続けないよう、上から押し付けないよう気をつけてください。

●刺繍は避ける

変色や変形を避けるため、金箔、金糸、銀糸の刺繍は、アイロンを当てないようにしましょう。

木綿やポリエステルの着物ならば、他の綿素材のアイロンと同じような感覚で行っても構いませんが、必ず当て布を使用し、霧吹きも使うとキレイに仕上がります。

着物を着た後が大切

着物を着た後が大切

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帰宅後、椅子の背中にかけて先に休憩・・、ということは避けましょう。まずは着物のケアです。

●着物を乾燥

着物は脱いだらすぐにハンガーにかけ、乾燥させます。湿気があると黄ばみやカビの原因になるので風通しの良い場所で陰干しをしましょう。長時間干しっぱなしも型崩れの心配があります。半日程度で十分です。

●汚れを確認

着物ブラシかタオルなどでほこりを落としながら、汚れがないか確認しておきます。シミがあった場合は、すぐに対処しないと黄ばみや取れないシミになります。シミは水をつけ固く絞ったハンカチでそっとつまむように拭き取ります。強くこするのは厳禁です。自分では自信がない場合は、プロにお任せすると安心です。

●半襟

汗ジミがつきやすい半襟は長襦袢からはずして手洗いしておく方がいいですが、豪華な飾りがついているものなど、洗えないものもあります。事前に確認しておきましょう。

着物を楽しめるのは、贅沢でステキなことです。「難しそう」と敬遠する前に思い切ってチャレンジしてみると新しい世界が広がるかもしれませんね!