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アイロンがけは、ちょっとしたコツでうまくなる
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アイロンがけは、ちょっとしたコツでうまくなる

アイロンがけの上達は、ちょっとしたコツです。キチッとアイロンをかけた服はグーンと見栄えが良くなります。効率的で失敗の少ないアイロンのかけ方をマスターしましょう。

  • 渡邊公子

面倒なアイロンがけ

面倒なアイロンがけ

Andrey_Popov/ Shutterstock.com

苦手な家事といえば、「アイロンがけ」という人も多いのではないでしょうか。夏は暑いし、時間はかかるし、その上、失敗して線がふたつもついちゃった・・・なんてことがあると、アイロンがけなんてやりたくないのが本音です。

でも、そのアイロンのかけ方、本当に正しいのでしょうか?
アイロンなんて誰だってかけられるカンタンなものなのですが、じつはそこが落とし穴。知っているようで意外と知らないのがアイロンの上手なかけ方。

アイロンがけに必要なのは、
・アイロン
・アイロン台
最低限、これだけあればだいじょうぶです。あとは霧吹きがあると完璧です。

アイロンがけの原理

アイロンがけの原理

紺色らいおんさん/Photo-ac.com

では、どうしてアイロンをかけると衣類のシワが伸びるのでしょうか。

布は細かい繊維の集合体です。
洗濯をして濡れると、繊維が水を含んで変化します。とくに綿は、ほかの繊維と違って繊維分子の中が空洞になっているので、中に水分が入ると膨らんで、結びついていた分子がバラバラになってしまいます。

綿以外の繊維は分子の結びつきが強い部分と弱い部分があり、洗濯機の中で水にもまれると、繊維が折れ曲がりシワになります。

そのまま乾くとシワは残ったまま。分子は乾いて元とは違う分子とくっついてしまいます。ところが、ここに霧吹きで水分を与え、アイロンで熱と力を加えるとシワが伸びて、また、最初の状態の分子の結びつきになり、平らになるというわけです。

シワは水分と熱を与えると元に戻る、これがアイロンでシワが伸びるという原理です。スチームアイロンを使えば熱と熱い蒸気の両方を加えることができるので、シワを伸ばす効果も高くなるのです。

コツは素材に合わせた温度を選ぶ

コツは素材に合わせた温度を選ぶ

紺色らいおんさん/Photo-ac.com

まず洗濯表示を見て、アイロンの設定温度やあて布が必要かどうかをチェックします。アイロンの下に「~」の表示がある時はあて布が必要ということです。

表示を見ないで適当な温度にかけてしまうとこげたり、溶けてしまう恐れがあります。表示がとれていたり、薄くなって見えないときは、予想より低めの温度で目立たない場所で試してみましょう。

また、たくさんの衣類にアイロンをかける時は、衣類を分類しておくとスムーズにかけられます。その際、アイロンは温度は上がるのに時間がかかるので、温度が低くていいものから高い温度が必要なものへと、かけていくようにすれば効率良いですね。

また、洗濯して干す時にできるだけシワを伸ばし、形を整えておくようにすると、アイロンがけがずっとラクになります。

ドライとスチームを上手に使い分ける

ドライとスチームを上手に使い分ける

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ドライとスチームをどう使い分けていますか?
ドライはアイロンから蒸気を出さず、必要に応じて衣類に霧吹きをして水分を足していくという使い方をします。一方、スチームはアイロンから蒸気を出しながらかけていく使い方です。

ドライは綿、麻、ポリエステルなど、パリッとした質感に仕上げたい場合に適しています。アイロン仕上げ剤を使うと、よりしなやかに仕上げることができます。

スチームはシワを取ってふんわりと仕上げられ、ウールなどに適しています。アイロンのスチームには繊維のハリをよみがえらせる効果もあり、ドライアイロンと併用することで、しっかりプレスすることもできます。

●スチームを押し付けないのがコツ

少し浮かせるようにしてスチームをかけると、蒸気がじんわりと浸透していき、繊維がやわらかくなりシワが伸びやすくなります。

●ドライではアイロンを動かす

アイロンをジグザグにかけると戻りジワを作る原因になるので、軽く持って必ず一方向に滑らせるようにします。また、広い面をかける時は横に動かしていくと効率良くかけることができます。

手を使って効率アップ

手を使って効率アップ

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アイロンを持っていない手を効率良く使っていますか?

じつはアイロンを持っていない手の動き次第で効率良くかけることができます。空いた手でアイロンの進む方向のシワを伸ばし、少し布を引っ張りながら、アイロンに合わせて動かします。

今まで何となくかけていた人は、自分の動きをもう一度チェックしてみましょう。

アイロンをかけたあとは、何となく湿っぽさを感じます。衣類をハンガーにかけて熱や水分がすっかり乾いてからしまうようにしましょう。

アイロンのコツをマスターして使いこなせるようになれば、今までクリーニング屋さんにお世話になっていたものも、自宅で洗えるようになるかもしれません。楽しくアイロンがけをして、着こなし上手になりましょう。