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残念な汚れをなかったことに! 家庭でできるシミ抜き術
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残念な汚れをなかったことに! 家庭でできるシミ抜き術

洗っただけでは取れない頑固なシミ。ただ、それが何による汚れかわかれば効果的に落とすことも可能。そこで、汚れ別染み抜きの方法とコツを紹介します。

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シミ抜きは、汚れの原因を知ることが大切

シミ抜きは、汚れの原因を知ることが大切

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衣類についたシミとは、液体などによって色が変わってしまった部分的な汚れのこと。たとえば、目の前でコーヒーなどをこぼしてできたシミは、すぐに洗えば問題なくきれいになりますが、厄介なのが洗濯しても取れないシミです。

知らないうちについてしまった汚れをそのままにしておくと、空気中の化学物質や紫外線、人体から分泌される皮脂や垢などと結合し、普通に洗ったくらいでは落ちない頑固なシミになってしまいます。

そうなってしまったら、「シミ抜き」をしなければ元の状態に戻すことはできません。ただ、シミ抜きをしても汚れの原因がわからなければ効果を得られないのもまた事実。

クリーニング店に持ち込まれる衣類のシミは、何が原因かわからないことがほとんどだといわれています。その場合、シミのある箇所に水を垂らし、原因を特定するのが一般的な判断方法とか。

垂らした水が吸収されれば、コーヒーや醬油など水溶性のシミ、弾かれればファンデーションやチョコレート、襟垢など油溶性のシミか、泥やサビ、チューインガムなど不溶性のシミに分類され、原因に応じた方法でシミ抜きが行われます。

適切に処理すれば、大抵はきれいに落とすことができますが、時間が経てば経つほど取りにくくなるため、シミを見つけたら速やかに対処すること。そのためにも、まずは染み抜きの方法をマスターすることが肝心です。

シミ抜きとは、汚れを移すこと

ポケットに入れたボールペンのインクが移ってできたシミ。水性か、油性かで落とし方も変わってきます。お気に入りのシャツならなおのこと、効果的なシミ抜きで、元通りを目指しましょう。

シミ抜きとは、汚れを移すこと

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シミ抜きの手順とコツ

衣類に汚れがついた際、とっさに濡らしたハンカチやタオルを使って拭き取るつもりが逆に広がってしまったという経験を持つ人も多いと思いますが、シミ抜きは汚れを叩き出し、他の布に移すことで、元の状態に戻そうとする作業です。きれいに落とすためには、手順とコツがあるので覚えておきましょう。

シミ抜きの手順

①色落ちしないハンカチなど、きれいな布を正方形に折ってから、片手にすっぽり収まるくらいの三角形をつくります。
②きれいなタオルを用意し、その上にシミがついた方の面を下に向けて衣類を置きます。
③シミの原因によって、三角形に折りたたんだ布に水やベンジン、漂白剤などを含ませ、三角形の先の部分を使って、シミがついた裏面を叩きます。
④十分に叩いたら、タオルに汚れが移ったかどうか確認します。
⑤汚れが落ちたと判断したら、ベンジンや漂白剤を使った場合はとくに別のきれいな布に水を含ませ、それらをしっかり落とせば完了です。

シミ抜きのコツ

・お湯ではなく水を使う・・・・・・お湯を使った方が効果的に落とせそうな気がしますが、血液にお湯をつけると固まってしまうため、シミ抜きには水を使うのが原則です。
・シミを叩き出す時は、周辺から始め、最後に中心部分を叩くのがコツ。中心から進めると、周りにシミがにじみ出し、逆に広がってしまう恐れがあります。
・シミ抜き後は自然乾燥させます。シミの成分が残っていた場合、アイロンやドライヤ―を使って乾かすと落ちにくくなってしまいます。
・シミ抜きは時間との勝負。外出先でお気に入りの洋服にソースなどがついてしまったら、ハンカチやナプキンなどに水を含ませ、目立たなくなるまで叩いておいてから、帰宅後すぐに洗濯すると跡が残りません。もし、うっすら汚れているようであれば、その部分に酸素家漂白剤を含ませてから洗濯するようにしましょう。

汚れの種類別シミ抜き方法

水溶性のシミの取り方

水または中性洗剤で落とします。それで落ちなければ漂白剤を使います。あまりにも時間が経過している場合は、繊維を傷めてしまう可能性があるので、漂白剤を使っても汚れが残るようであればクリーニングに出して「色補正」をしてもらいましょう。

水溶性のシミ

醬油、コーヒー、紅茶、ジュース、ビールやワインなどのアルコール類、果汁、インク他

水溶性のシミ

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油溶性のシミの取り方

ファンデーションや口紅などの化粧品、食用油、ボールペン、襟垢などはベンジン、アルコール、シンナーなどを使って落とします。カレー、焼き肉のタレ、ミートソース、チョコレートなどは色素が残ることがあり、その場合は漂白剤を使います。水溶性のシミ同様、それでも落ちなければプロに任せて、色補正をしてもらいましょう。

油溶性のシミ

ファンデーション、口紅、食用油、チョコレート、カレー、焼き肉のタレ、ミートソース、ドレッシング、マヨネーズ、ケチャップ、ボールペン、襟垢他

不溶性のシミの取り方

水にも油にも溶けない汚れは、乾燥させた後、ブラシを使ったり、もみほぐすなどして落とします。チューインガムは冷やすと落としやすくなります。

不溶性のシミ

泥、墨、サビ、鉛筆、チューインガム他

デリケートな素材やお気に入りの衣類は、クリーニングに出してプロに任せた方が安心です。自分で行う場合は、失敗しても後悔しないものにしましょう。