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ミドリガメが臭い! 正しい飼育方法と日常のケア
出典 : Olga Popova/Shutterstock.com

ミドリガメが臭い! 正しい飼育方法と日常のケア

ミドリガメの正式名はミシシッピアカミミガメ。2020年に輸入禁止が見込まれており、政府では「広げない、捨てない、最後まで飼う」をキーワードに啓蒙活動を展開中。そこで、正しい飼育方法と、臭い対策を紹介します。

  • 創文舎 arisa_125

えっ、本当!? ミドリガメは緊急対策外来種の1つ

えっ、本当!? ミドリガメは緊急対策外来種の1つ

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NHKの朝ドラ「半分、青い。」で、佐藤健さん演じる律のペットがフランソワと名づけられたミドリガメです。初めてフランソワが登場した時代は、バブル真っ盛りの昭和後半。当時、お祭りの縁日で金魚すくいとともに人気を集めていたのがカメすくいでした。

じつは、そのミドリガメが縁日やペットショップから完全に姿を消す日がもうすぐやってきます。ミドリガメの正式名称はミシシッピアカミミガメといって、ミシシッピ川のあるアメリカ南東部が故郷です。小さいころは緑色が愛らしいアカミミガメも、大人になると20~30㎝の大きさまで成長するため、飼えなくなったからと川や池に捨てるケースが続出。もともと生命力が強かったこともあって、あっという間に繁殖し、農作物が食い荒らされるなどの被害が全国で報告されるようになっていったのです。

その結果、2015年3月に「緊急対策外来種」に指定され、2020年をめどに輸入も禁止される見込みとなりました。池の水をすべて抜いて駆除する取り組みが行われるなど、事態は想像以上に深刻なようです。

とはいえ、朝ドラのフランソワのように、アカミミガメをペットとして飼う人もたくさんいます。新たに飼えなくなる日が近づいていますが、そうなってしまったのも無責任な飼い方が最大の要因です。

世話がたいへんだからといって、川や池に放してはいけません。一度飼ったら責任をもって世話をするのが飼い主の務め。ペットは、あなたの大切なパートナーなのです。

臭い! でも、ミドリガメは捨てちゃダメ

「大きくなりすぎたから」「世話がたいへんだから」「臭いから」。そんな理由で捨てられたミドリガメが全国で繁殖し、社会問題となっています。でも、悪いのはカメではありません。私たち人間のわがままが生んだ事態です。

臭い! でも、ミドリガメは捨てちゃダメ

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特定外来生物に指定!? ペットのミドリガメはどうなる?

2014年、環境省では、ミドリガメが国内の生態系に大きな影響を与える可能性があるため「特定外来生物」に指定する方針を固めたという報道が流れました。特定外来生物に指定されると、新たに飼うのはもちろん、人に譲ったり、野外に放したり、また許可なく自分で飼うのも禁止。違反すると、個人の場合は懲役3年以下、もしくは300万円以下の罰金、法人の場合は1億円以下の罰金となるそうです。特定外来生物となる以前から飼っていた場合は、指定後6カ月以内に申請し、許可が下りれば、飼うことができますが、許可を取らなければ、自分で殺処分しなければなりません。厳しい現実がミドリガメに迫っているのです。

飼育のポイントは、「水替え」

正しい飼育方法

何かと話題のミドリガメですが、子どものころは5㎝程度の可愛いサイズです。しかし、飼育しているうちに20~30㎝まで大きくなるので、成長に合わせて水槽を換えなければなりません。ただ、あまり大きな水槽は重たいため、水替えなどがたいへんになってきます。そのため、重量の軽い衣装ケースなどで飼う人も多いようです。

飼い方の基本

・水槽内は水場と陸場の両方をつくります。身を隠したり、陸場にもなるシェルターなども売られているので、まだ小さいうちはそうしたグッズを使うのもおすすめです。ただし、水槽内のレイアウトは楽に水替えができるよう、シンプルを心がけること。
・ミドリガメの飼育には適度な日光浴が必要です。日光浴をさせる時間がない場合は、水槽に専用のライトをつけましょう。全体に光を当てると水槽全体の温度が上がり、熱中症になる恐れがあるため、一部だけ照らすように設置すること。
・ミドリガメは水温20℃を下回ると、食べたエサを消化できなくなるといわれています。秋から冬にかけては、ヒーターを設置し、26℃以上の水温を保つようにしましょう。
・水槽の水はカメの飲み水でもあるため、水替えは定期的に行いましょう。
・エサは栄養バランスのすぐれた配合飼料を主食として与えます。エサやりの目安は、生後1年目は1日1回、カメの頭の大きさと同程度の量を与えます。
それ以降は、2日に1回、カメの頭の大きさに合わせて与えましょう。エサを食べなくなった時は、魚や肉の切り身や乾燥エビなどを与え、それから徐々に配合飼料に戻していくこと。
食べ残しがある場合は、エサの量が多いということです。その場合は、水が汚れるのですぐに取り除いておきましょう。

水が汚れるのですぐに取り除いておきましょう。

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臭いの原因は水槽にあり

ミドリガメの飼育はそれほど難しくはありませんが、成長とともに気になってくるのが臭いです。じつは、その臭い、カメではなく、水が原因。
金魚を飼う時のように、水槽を満水にするわけではないので、カメの水槽の水はエサの食べ残しやカメの糞尿などによって、すぐに汚れてしまいます。
ホームセンターなどに売っているろ過装置もそれほど役に立ちません。しかも、カメは人間の身体に入ると激しい腹痛などを起こすサルモネラ菌を持っており、水替えをしないとサルモネラ菌が増殖するため、子どものいる家庭ではとくに注意が必要です。
カメの大きさにもよりますが、最低でも3日に1回は水替えをするようにしましょう。

室内の消臭対策

「ツルは千年、カメは万年」ということわざがあるようにカメは長生きする生き物です。ミドリガメの寿命は約30年といわれており、飼い主は長きにわたってお世話をしなければなりません。ただ、定期的に水替えをしても、暑い時期はとくに雑菌の繁殖が進み、水を替えてもすぐに臭いが気になってしまいます。そんな時は、ファブリーズの「部屋用置き型消臭」が効果的! 独自のニオイキャッチゼリーが悪臭を吸収、中和、消臭してくれるので、不快な臭いをすっきり取り除いてくれます。生き物に側に置く場合は、無臭タイプがおすすめです。

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日本と同じような状況になった南アフリカや韓国では、すでにミドリガメの輸入が禁止されているほか、日本に輸出しているアメリカでも、国内の子ガメ販売を禁止しているそうで、ミドリガメの問題は日本だけにとどまらないようです。