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凛とした空気が流れる茶室。その魅力と世界観とは?

凛とした空気が流れる茶室。その魅力と世界観とは?

家のリフォームや新築時などに、茶室機能を備えた和室を設ける人が増えているそう。日常とは一歩離れた茶室の魅力とはどんなものなのでしょうか。

  • 創文舎 hamo

わびさび感じる茶道の世界

わびさび感じる茶道の世界

norikko/Shutterstock.com

茶室とは、古くからある伝統の日本建築様式の一つで、千利休によって完成された「茶道(茶の湯)」を嗜むスペースとして発展してきました。

茶は平安時代に中国より伝来したのがはじまりで、当時はカフェインによる覚醒作用から薬のように用いられ、貴族や僧侶の間で珍重されていました。鎌倉時代に入り、茶の栽培がはじまると、茶を飲む習慣が武士の間でも広がるようになり、室町時代には広い屋敷の中で茶会のような会合が催されるようになります。

その後、上流階級の武家屋敷の建築様式「書院造」が発展し、屋敷に造られた茶室で行う「書院の茶」が広まりましたが、15世紀後半に入り、禅の影響を受けて、粗相な佇まいの中にも心の充足を見出す「侘び(わび)」の精神を支柱にした「草庵の茶」が生まれます。そして、16世紀後半、千利休により「草庵の茶」が研鑽され、現代に受け継がれる茶の湯が確立されるに至ります。

こうして発展してきた茶の湯。茶道は、ある作法に基づき茶を点て、振る舞い飲むだけの儀式的なものではありません。心からのもてなしの基本形であり、また、世俗とのしがらみを断ち、心を研ぎ澄ます尊い時間でもあります。芸術ともいえる、茶を通した時間と空間は、日本の「侘び」「寂び」の感性そのもの。茶の湯と共に発展してきた茶室は、その芸術の一角を担う、いわば舞台のようなものなのです。

茶室は非日常に浮かぶ小宇宙

茶室は非日常に浮かぶ小宇宙

茶の湯の舞台となる茶室は、じつに、おもしろい造りをしています。茶を点てるスペースは単なる和室ではなく、日常とは隔絶された特別な場所。茶の湯に至るまで、じつに、巧妙な演出が仕組まれています。

露地

離れにある茶室へ向かうための、庭に造られた道筋。ただの通路ではなく、徐々に「茶室」という非日常空間へ入っていくための導入的な役割を果たします。ベンチのような役割の「待合」から出発し、進む方向に埋め込まれた石を渡る「飛石」、夜道を照らす「灯籠」、客人が茶室に入る前に手を清める、石でできた「蹲踞(つくばい)」などがあり、歩を進める度に茶の湯のストーリーの中へ誘導されていきます。

躙口(にじりぐち)

石を渡り、露地を進むと、やがて茶室の入り口「躙口(にじりぐち)」にたどり着きます。躙口は、およそ70cm四方の小さな入口で、そこを通るには、武士は一旦刀を下ろし、頭を下げ身をかがめなくてはなりません。躙口を通ることで、どんな武人も貴族も、茶室の中では皆、等しく同じ人間であることを意味しているのです。

床(とこ)

和室でお馴染みの床の間。それと同じく、茶室の床にも掛け軸や花が飾られます。これは、主人が客人をもてなすためにこだわった装飾がなされるところ。招かれた側は、必ず、この床を鑑賞し感想を述べるのが礼儀です。

天井

草庵風の茶室の場合、天井の高さに違いがある「落天井」を採用していることが多く、その高さによって座る位置が決められています。招かれた客人は高い天井の下に、主人は低い方の天井の下に座ります。ここでも、もてなしの精神が表れていますね。

現代建築とマッチする和モダンな茶室

現代建築とマッチする和モダンな茶室

anko70/Shutterstock.com

こうした茶室のつくりは、千利休の時代から脈々と受け継がれ、当時造られた茶室は、国宝となり今も保存されています。
現代の建築に茶室を取り入れる場合、茶道の教室などを開かない限りは、すべての設備を網羅する必要はありませんが、茶が教えてくれる「侘び寂び」の心は大切にしたいものです。

千利休も、当時の世の中では、斬新ともいえる発想を形にした気鋭のクリエイター。心の在り方を空間デザインとして成立させているのは、現代アートにも通じるところです。
そんな、発想の豊かさと和の心を大事にした現代版の茶室は、マンションのリノベーションや戸建ての一室などに、さまざまなスタイルで作られています。

新築する際や、リフォームをする際、和モダンな茶室を自宅に設けることも視野に入れ、相談してみるのもよいのではないでしょうか。

忙しい日常から距離をとり、心穏やかにする茶の湯。せわしない情報社会の今こそ、必要なスペースなのかもしれません。

生活臭をシャットアウトする消臭剤で茶室の空気を清々しく

ファブリーズお部屋用置き型(消臭・芳香剤)

ファブリーズお部屋用置き型(消臭・芳香剤)

自宅に茶室作ったら、忘れてはいけないのが手入れを欠かさずにすること。
茶道では、お茶を点てることだけが作法ではありません。茶器や床の手入れ、部屋の掃除まで、茶道を作り上げるすべてのものに心を尽くすのが茶の道です。

臭いの管理も当然、その一つ。昔ながらの離れにある茶室ならば気にすることはありませんが、現代の住宅事情に合わせ作られた自宅の茶室は、他の部屋と隣接している場合がほとんど。当然、食べ物臭やペット臭、たばこの臭いなど生活臭が漂ってくることもあります。

そんな時のために、備えておきたいのが、ファブリーズの置き型消臭剤無香タイプ。
空間に浮遊する臭い分子をしっかり捕まえ、独自開発の消臭成分で臭い分子を化学的に分解・中和し臭いそのものを消し去ります。

消臭してから香りを広げるタイプのものもありますが、茶室には、畳の香りや床に飾られた花の香りを邪魔しない無香タイプがおすすめ。主張しすぎないシンプルなデザインなので、茶室に置いても気になりません。

心を癒す茶室に、生活臭は似合いません。清々しく凛とした空気を保つためにも、さりげない心配りが大切です。