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スプレー缶をゴミとして適切に処分するためには?
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スプレー缶をゴミとして適切に処分するためには?

整髪剤や殺虫剤など日常生活において、さまざまなスプレーを使っていると思いますが、中身が無くなった時どのようにして捨てればいいのでしょうか。じつは、正しく処分しないとたいへん危険です。意外と知らないスプレー缶の適切な処分方法について説明していきましょう。

  • 創文舎 hiderio888

スプレー缶は「危険ゴミ」?

スプレー缶は「危険ゴミ」?

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スプレー缶の分別方法は各自治体によって異なりますが、なかには「危険ゴミ」として扱われる地域もあります。

危険ゴミといわれる理由は、スプレー缶の中に残っているガスが他のゴミに引火して火災事故が発生したり、施設で爆発事故が起きたりしているためです。

たとえば、大阪府豊中市ではスプレー缶を「危険ゴミ」として分類していて、処分するための細かい決まりがホームページに記載されています。

ただがスプレー缶と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、正しく処分しないとたいへんな事態になる可能性があるということを十分に認識しておきましょう。

スプレー缶をゴミとして処分する

スプレー缶をゴミとして処分する

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基本的に、スプレー缶はゴミをして処分することができます。先述したように各自治体によって分別方法が異なるため、住んでいる地域のルールに従って捨てるようにしましょう。また、地域によってはスプレー缶に穴を開けて捨てる場合と、開けないで捨てる場合がありますので、細かい部分まで確認する必要があります。

ただし、多くの自治体で共通していることは、「燃えるゴミ」としては扱われていないということです。スプレー缶を燃えるゴミに混ぜて捨てるのは、たいへん危険なので絶対にしてはいけません。

スプレー缶やライターなど「引火性のあるごみ」を燃えるゴミとして出した結果、ゴミ収集車の中で爆発してしまい、火災が発生するという事故が実際に起こっています。近隣の住民が被害を被ったり、消火した収集車が使い物にならなくなる危険がありますから、必ず正しい方法で捨てるよう心がけましょう。

捨てるのはガスを抜いてから

捨てるのはガスを抜いてから

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スプレー缶をゴミとして捨てる時の基本は「ガスを抜いてから捨てる」ということです。

スプレー缶の中身が残ったまま捨ててしまうといかに危険であるか、ということはこれまで説明したとおりです。事故が発生しないようにするためにも、必ずガスを抜いてから捨てるようにしましょう。では、スプレー缶のガスの抜き方について紹介していきましょう。

空気中にガスを噴射して抜く

空気中にスプレーを噴射する方法で一番カンタンです。スプレーを音が聞こえなくなるまで噴射すれば、間の中のガスを抜くことができます。

注意しなければならないのは、換気ができる場所や風通しの良い場所で行うことと、火の気のない状態で行うことです。

空気中にガスを噴射する場合、そのガスを吸い込んでしまう可能性があります。ガスを大量に吸ってしまうと気分が悪くなったり、体調を壊してしまったりすることがあるので、ガスを噴射させる場所は換気がしやすい場所か屋外で行った方が安全です。

また、ガスは小さな火でもカンタンに引火します。屋外の場合は通行人のタバコにも十分に注意を払う必要があります。周りに火の気がないか必ず確認してから行うようにしましょう。

ガス抜き用のガスキャップを使用する

スプレー缶を購入した時に、ガスを抜くためのキャップが付属品としてついていることがあります。このキャップを使うことで、カンタンかつ安全にガスを抜くことができるので、失くさないように保管しておきましょう。

新聞紙を使った方法

中身がまだたくさん残っている場合は、新聞紙を使った方法がおすすめです。

ゴミ袋の中にふわっと丸めた新聞紙を入れ、そこにスプレーを噴射します。全部出し切ったら風通しのいい場所にゴミ袋ごと数時間放置して袋の中のガスを抜いて完了です。ゴミ袋と新聞紙は燃えるゴミとして処分が可能です。

ゴミ袋に近づきすぎるとスプレーを噴射した際に目や鼻に入ってしまう可能性があるので注意が必要です。適度な距離を保って行いましょう。

ガスが抜けない場合は?

スプレー缶が壊れてしまって中のガスが抜けないという場合には、メーカーや自治体、地元の消防署に相談しましょう。それぞれで回収などの対応してくれますので、そのまま捨てるということだけは絶対にしないようにしてください。

じつは、危険なスプレー缶の穴開け

じつは、危険なスプレー缶の穴開け

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ガス抜きが面倒だから、缶に直接穴を開けてガスを抜いているという人もいるでしょう。しかし、中身が残った状態での穴あけは、事故や火災が発生する危険があるため、絶対に行ってはいけません。

これまでに、開けた穴から飛び出した内容物が目にかかって怪我をしたり、ストーブの近くで穴開けをしていてガスに引火し、火傷を負うなどの事故が報告されています。また、室内での穴あけ作業が原因とみられる火災で死亡者が出た例もあるようです。

穴あけ作業をする場合は、中身を使い切りガスが抜けている状態でのみ行うようにしましょう。

スプレー缶の処分は、正しく行わければ、自身はもちろん他人をも被害に巻き込む恐れがありますので、適切な方法で処分するよう心がけましょう。