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愛らしい仕草が人気のプレーリードッグは、自宅でも飼える?
出典 : Henk Bentlage/Shutterstock.com

愛らしい仕草が人気のプレーリードッグは、自宅でも飼える?

その昔、アメリカの開拓者たちはプレーリードッグのことを「草原のネズミ」と呼び、害獣として駆除しました。今では絶滅危惧種に指定されている種類もいる彼らの歴史、生態、魅力、さらに、ペットとしての飼育方法を紹介します。

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害獣として駆除された過去を持つプレーリードッグ

害獣として駆除された過去を持つプレーリードッグ

ESK Imagery/ Shutterstock.com

名前を見て犬を連想する人も多いと思いますが、プレーリードッグはれっきとしたリスの仲間。北米大陸の「プレーリー」と呼ばれる草原地帯に穴を掘って暮らす小型動物で、巣穴周辺に敵が近づいた時、仲間たちに危険を知らせる鳴き声が犬に似ていることからその名がついたといわれています。

天敵が多いこともあって、飼い始めの頃は、警戒心が強くなかなか近寄ってきませんが、慣れてくると飼い主の顔を覚え、手からエサを食べてくれるようになるため、動物好きにはたまりません。

ただし、群れで暮らすプレーリードッグは、孤独な状況が長く続くと自分の体を咬んで傷つける「自咬症」を発症してしまい、そのままにしておくと出血したり、化膿してしまうことがあるので飼う場合は注意が必要です。

今でこそペットとして扱われるようになったプレーリードッグも、19世紀のアメリカでは牧場を荒らす害獣に過ぎませんでした。その結果、駆除の対象となり、かつては50億匹ほどいたとされるプレーリードッグの98%が消滅してしまったといわれています。

しかも、2003年には感染症の恐れがあることから厚生労働省により全面輸入禁止となり、以来、日本にプレーリードッグが入ってくることはなくなりました。

現在、国内で流通しているのは日本で繁殖したものに限られています。そのため、最近は一匹20万円前後と手の届きにくいペットになってしましましたが、ユーモラスで愛嬌のある姿を一目見た瞬間、あなたもプレーリードッグのとりこになってしまうかもしれません。

プレーリードッグの飼い方と消臭対策

犬や猫のようにメジャーなペットではありませんが、専用のエサも市販されているうえ、ケージなどは他の動物用のものでも代用でき、飼育用品をそろえるうえで困ることはそれほどありません。飼うからにはしっかりケアして、スキンシップも忘れないようにしましょう。

プレーリードッグの飼い方と消臭対策

Porojnicu Stelian/ Shutterstock.com

犬なのにリス? プレーリードッグの種類

正式には、ネズミ目(げっ歯類)リス科プレーリードッグ属に分類される動物です。コヨーテやタカなど、天敵が近づくと「キャンキャン」という犬そっくりの鳴き声を発することから、この名がついたことは先に紹介したとおり。体長は30~40㎝。シッポの長さは8~10㎝、体重は700~1700gで、オスの方がメスより大きいとされています。平均寿命は7、8年ですが、中には10年ほど生きたケースもあるようです。野生下では2~4年程度しか生きられないようで、いかに過酷な環境で暮らしているかうかがい知ることができます。

プレーリードッグの種類

①オグロプレーリードッグ・・・・・・その名のとおり、シッポが黒く、日本で飼われているのがこの種です。
②オジロプレーリードッグ・・・・・・オグロプレーリードッグより標高の高いところに生息する種で、シッポが白いのが特徴。
③メキシコプレーリードッグ・・・・・・メキシコに生息する種で、絶滅危惧種に指定されています。
④ガニソンプレーリードッグ・・・・・・アリゾナ州、コロラド州、ニューメキシコ州、ユタ州に生息する種。
⑤ユタプレーリードッグ・・・・・・ユタ州のみに生息する種で、絶滅危惧種に指定されています。

飼育方法

飼育に必要なもの

①ケージ・・・・・・運動量が多いため、ウサギ用など大きめのものを選びましょう。床部分はプラスチックの網目状になっているもので、排泄物を受けるトレーがついているものがおすすめです。
②床材・・・・・・巣穴で暮らす習性があるため、寝床としても使えるよう干し草を多めに敷きましょう。
③巣箱・・・・・・隠れ家としての巣箱は必須です。何個が用意してあげましょう。
④エサ入れ・水入れ・・・・・・エサ入れは、大きすぎず小さすぎない程度なものを。水入れは、ケージに取り付ける給水ボトルがおすすめです。
⑤かじり木・・・・・・何でもかじってしまう習性があるため、かじり木は必ず用意すること。ケージの金網をかじり、歯がダメになってしまうのを防ぐ効果もあります。
⑥遊び道具・・・・・・運動不足にならないよう、大きめの回し車などを用意してあげましょう。

エサやり

①主食・・・・・・チモシー(牧草)やペレットなどを与えましょう。
②副食・・・・・・キャベツやホウレン草、サツマイモ、ニンジン、リンゴ、バナナなど、たまに野菜や果物などをあげて、食物繊維やビタミンなどを補充することも忘れずに!
③おやつ・・・・・・ナッツ類、とくにひまわりの種が好きなようです。ただし、いずれもカロリーが高いので、与え過ぎには気をつけましょう。

エサやり

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飼う時の注意

①肥満・・・・・・飼育下では肥満になりやすいため、ケージから出して運動させることが必要です。ただし、高いところに登った時は、落下事故に気をつけること。
②かじり癖・・・・・・プレーリードッグは何でもかじる習性を持っているため、ケージの外に出した時は、目を離さないようにしましょう。コード類をかじられると火災につながります。
③日光浴・・・・・・プレーリードッグは紫外線を浴びることで、体内でビタミンDを生成するため、日光浴が必要です。1日10分程度の日光浴が理想ですが、できない場合はペット用の紫外線ライトを設置してあげるといいでしょう。
④室温・・・・・・室温は20~28℃に保つようにすること。15℃以下になると命にかかわることがあります。冬は暖房やペット用ヒーターが必要です。

暑いと臭うのは、人もペットも同じ!?

消臭対策

プレーリードッグは草食動物なので、排泄物はそれほど臭いませんが、おしっこのしつけができない個体が多いため、とくに暑い時期は臭いが気になります。また、驚いたり、緊張したり、威嚇する時、おしりの部分にある臭腺から嫌な臭いを放つ習性があり、人によってはかなり不快に感じることもあるようです。ペットとの暮らしには臭いの問題がつきものですが、それを解決するためにはファブリーズの「部屋用置き型消臭」がおすすめ!独自の臭いキャッチゼリーが悪臭を吸収、中和、消臭してくれ、臭いの後戻りもないので、ペットの消臭対策には欠かせません。無臭タイプと芳香タイプがあり、生き物の側に置く場合は、無臭タイプを選ぶと安心です。

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大きさは12~14㎝、体重は300~600gのリチャードソンジリスは、まるでプレーリードッグを小さくしたような動物で、「ミニプレーリードッグ」として発売されることもあるそうです。こちらは輸入OKで、価格も3万円前後と、手に入れやすいことから人気が高まっています。