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神棚の掃除には決まりがあった? 運気をあげる神棚の掃除法
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神棚の掃除には決まりがあった? 運気をあげる神棚の掃除法

神棚の掃除って、どこから手をつけたらいいのかわからないことだらけ。実はいろいろ作法があるって知っていましたか? きちんとした知識を身につけ、しっかり掃除をしましょう。

  • tama

神棚とは

神棚とは

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神棚は神様を祀るための棚のことをいいます。日本では習わしとして台所や玄関、大黒柱など生活の要となる場所のそばに設置されています。家族の和を守り、絆を深めるという意味を持つ、神様が降りてくる場所。ですから、神棚が汚れていると、神様はやって来ません。降りてきやすいように掃除することで、運気もアップします。

掃除をしていい日や時間帯

神棚を掃除する時間帯については、明確な条件は特に決められていません。朝でもよいですし、昼や夜でも大丈夫です。ただし掃除をする時は、部屋全体も一緒に掃除するようにしましょう。神棚だけきれいになっても周囲が汚れていたら、神様に対して失礼になるからです。そのため掃除する日は、ある程度まとまった時間が取れる日がよいでしょう。
掃除をする頻度については、3ヵ月に1回、もしくは、年に2回は定期的に行うことをおすすめします。時期的には年末の大掃除の日と、6月に神社で行われる行事・穢れをはらう「夏越の大祓え」に合わせて行うのもよいでしょう。

年末の掃除をする日については、12月29日と12月31日は、掃除に適さない日といわれています。9の付く日は「苦」につながり、29日は「二重に苦しむ」ということからタブーとされている日です。また12月31日は、新年を控えて慌ただしい様子が、死者が出た時の通夜や葬式を連想させるため、極力避けるべきとされています。新年を迎えるしめ縄なども12月31日に飾ることは、一夜飾りといって神様に失礼とされています。12月の神棚の掃除は28日までと30日に掃除するのが伝統です。
大安や仏滅などの六曜は関係ありませんが、もし掃除をする方が気になるようなら、避けてもよいでしょう。

女性が掃除をする時の注意点はある?

女性が入れない山があるなど、昔から女性は神様には触れてはいけないという言い伝えがありました。しかし現在は女性の神主さんも増えていますし、女性だからという理由で神棚の掃除ができないという決まりはありません。ただし「穢れ」については注意が必要です。神道では出血や疾病を「穢れ」として嫌うため、生理中の女性や、男性でもケガをしている場合や病気の人は、神聖な場にはふさわしくないとされるのです。しかしこれは医療が発達していなかった時代の名残と考えられ、現在では塩や鏡を身につければ、神様に触れてもよいとされています。

掃除に使っていいもの悪いもの

掃除に使っていいもの悪いもの

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古い掃除用具を使うことは避けましょう。汚れた布や、使い古した雑巾での掃除はNGです。また、ほこりがあるからといって、息を吹きかけることもやめましょう。神様が嫌うことは、神棚にもしてはいけません。神聖な場所ですから、無礼のないように心がけます。

掃除に使う物は、新しい布巾や新しいハタキ、新しいエアブラシのように、「新しい」ことがポイントです。きれいな新品を使いましょう。また、お札を取り出す時に使う白い和紙や、神棚を置く時に使う白い布も必要です。お札を交換する場合は新しいお札、年末に掃除を行う場合は新しいしめ縄なども用意します。
なお、神棚の掃除では掃除機を使うことも避けましょう。掃除機は「吸う」ものですが、神棚で使うのは「払う」「拭く」ものに限定されます。

正しい掃除の手順

正しい掃除の手順

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掃除の手順

神棚を掃除する前に、まずは身を清めます。神棚に邪気をすり付けないようにするためです。ただしお風呂やシャワーの必要はありません。参拝時の手水のイメージで、肘から指先まで洗い流してください。そして、水で口をすすぎましょう。きれいに身を清めてから掃除を開始します。

①挨拶
挨拶は、二礼二拍手一礼をします。掃除する旨を伝え、障りがありませんよう、宜しくお願いしますと声をかけます。

②物を移動
神棚の上に置いてあるものを移動します。供物や灯篭、榊立てなどを、安全な場所にそっと移動します。踏まないように高い位置に置くのがポイント。

③神棚の宮型を移動
移動させずに掃除することも可能ですが、丁寧な掃除で運気を上げるためにも、机に白い紙を敷いてその上に宮型を移動させます。やさしくハタキをかけ、ほこりを払いましょう。
注意点:神棚を外して掃除する場合、床に置くのはNG。外した神棚は、机などの高い場所に置くようにしましょう。

④お札の交換
お札を取り換えます。手に取る際には、息がかからないように半紙や和紙を口にくわえます。これは人間の息は穢れとされるため、それを神様に吹きかけないようにするためです。お札には神様が宿っているといわれているので、丁寧な扱いを心がけましょう。
注意点:お札を移動する場合は、白い紙を敷いた上に置くようにする。

⑤ほこりの除去
ハタキなどで神棚のほこりを除去します。まんべんなくほこりを払ったら、乾いたきれいな布で乾拭きをしましょう。
注意点:神棚は木製がほとんどです。水拭きはカビや歪みの原因になるのでNG。

⑥細かい部分の掃除
手の入らない細かい細工部分は、機械用のエアブラシなどを使います。彫刻を傷付けないでほこりを払うことができるので、おすすめアイテムです。
注意点:細かい細工に積もったほこりを払うため、息を吹きかけるのはNG。

⑦元に戻す
外した宮型や、移動させた供物、灯篭、榊立てなどを元の位置に戻します。お札も戻し、整えます。

⑧挨拶
掃除を始める前に行った、二礼二拍手一礼をします。掃除を終わります、ありがとうございました、と声をかけて終了です。

掃除が終わったら

古い榊や白い紙、和紙などはゴミ袋でOKですが、古いお札や紙垂やしめ縄、雲は白い和紙に包んで神社へ持って行き、お焚き上げをしてもらいましょう。間違ってもそのまま燃えるゴミとして捨ててしまってはいけません。最後まで気を抜かずにきれいにすることで、神様が降りてきやすい神棚に。結果運気がアップしていきます。

マナーが面倒に思う神棚の掃除ですが、作法を守ってきれいにすることでご利益や運気がアップするのではないでしょうか。家族円満のためにも、家主がぴかぴかに掃除することで神棚も気分もスッキリさせましょう。