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エアコンの除湿機能と冷房機能はどっちがお得?
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エアコンの除湿機能と冷房機能はどっちがお得?

ジメジメした汗ばむ季節はエアコンの除湿機能を使うと、サラっと快適ですよね。そもそも除湿と冷房はどう違うのでしょうか。また、除湿運転の方がお得と思われがちですが、除湿機能の方が冷房よりも電気代がかかるらしいという認識が広がっているようです。どちらの情報もありますが、実態はどうなのでしょうか?

  • 創文舎 hiderio888

エアコンの「冷房」と「除湿」はどう違うの?

エアコンの「冷房」と「除湿」はどう違うの?

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湿度の高い時に使われるエアコンの機能に「除湿機能」というのがあります。除湿機能を使うことで冷房と同じように快適に過ごすことができるようになりますが、「冷房機能」と「除湿機能」の違いとは何なのでしょうか。

冷房機能

冷房機能とは、「部屋の中の温度を下げるため」の機能です。エアコン本体が室内の熱い空気を吸い込み、熱だけを外へ逃がします。そして熱が無くなって涼しくなった空気を部屋に戻すことで部屋の中を涼しくしているのです。

除湿機能

一方、除湿機能は「部屋の中の湿度を下げるため」の機能です。空気の温度が高いほど、空気中に含む水分量が多くなります。逆に、空気の温度が下がれば保持する水分量が下がります。つまり、空気の温度を下げることで、湿度を下げることができるということになります。

温度が下がって空気から追い出された水分はホースを伝って屋外へと排出され、サラサラになった空気を部屋に戻します。これを繰り返すことで室内の湿度が下がっていくのです。

エアコンの除湿には大きく分けて2種類ある

エアコンの除湿には大きく分けて2種類ある

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エアコンの除湿機能は、大きく2種類に分けられます。1つが「弱冷房除湿」、もう1つが「再熱除湿」と呼ばれるものです。それぞれどう違うのでしょうか。

弱めの冷房で湿度を下げる「弱冷房除湿」

弱冷房除湿とは、部屋の中の水分を集めるために温度を下げた空気を「そのまま部屋に戻す」ことで湿度を下げる機能のことです。

冷やした空気を適温に温めてから部屋に戻す「再熱除湿」

再熱除湿とは、水分を集めるために温度を下げた空気を「適温に温めてから部屋に戻す」ことで湿度を下げる機能のことです。

つまり、「弱冷房除湿」は湿度を下げるために室温を下げますが、「再熱除湿」は湿度を下げても室温が下がることはありません。

「冷房」「弱冷房除湿」「再熱除湿」一番電気代がお得なのは?

「冷房」「弱冷房除湿」「再熱除湿」一番電気代がお得なのは?

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3つの機能の違いがわかったところで、気になるのは電気代です。
「冷房機能」、「弱冷房除湿機能」、「再熱除湿機能」の3つの機能で、電気代を比較してみましょう。

もっとも電気代がかからないのは「弱冷房除湿」

3つの機能のうち、もっとも電気代がかからないのは弱冷房除湿機能です。

除湿機能は、出来るだけ室温を下げないようにしながら湿度を下げようとします。冷房の場合は、設定した温度まで室温を下げようとします。

エアコンは室温を下げるために作動している時の消費電力が大きくなります。除湿機能を使用している方が、室温の下げ幅が小さくなるので、消費電力が少ない、つまり電気代が少なくてすむということになります。

「冷房」の方が「再熱除湿」よりも電気代はかからない

冷房は、再熱除湿機能より電気代はかかりません。

冷房は設定温度まで室温を下げるので、弱冷房除湿よりは電気を消費します。しかし、一度冷やした空気を再度温めて部屋に戻す再熱除湿よりは消費電力が低いため、電気代を抑えることができます。

一方で、再熱除湿は湿度を下げる働きと、冷えた空気を温めなおす働きがあり、消費電力が一番大きくなるので「弱冷房除湿」や「冷房」よりもがかかってしまいます。

弱冷房除湿方式なら、除湿は冷房よりもお得になる

弱冷房除湿方式を採用している除湿機能を使う場合は、冷房よりも電気代がかかりません。一方で、再熱除湿方式を採用しているエアコンの場合は、冷房よりも電気代が多くかかるということになります。

最近発売されているエアコンでは、弱冷房除湿と再熱除湿の両方を使い分けることができるモデルも発売されています。こまめに切り替えることで、電気代を節約できるので新規購入を考えている場合、検討してみてはどうでしょうか。

エアコンの除湿機能について紹介してきました。少し複雑ですが、冷房との違いや除湿機能の種類を知っておくだけで、どうすれば電気代を節約できるか、という判断がしやすくなります。また、自宅のエアコンがどちらの除湿方式を採用しているかを知っておくことも、電気代を節約するためには重要です。カタログや説明書に記載されていますので、確認してみてください。