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カビとの飽くなき戦いを制するのは? 効果のある洗剤とお掃除術
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カビとの飽くなき戦いを制するのは? 効果のある洗剤とお掃除術

ある日突然カビの存在に気づいて愕然としたという経験はありませんか? きれいにしてもまたすぐに生え、気をつけていても一向になくならない。まさにいたちごっこのカビとの戦い、どんな洗剤で立ち向かえばいいのでしょうか?

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まずは、カビ発生のメカニズムを知る

まずは、カビ発生のメカニズムを知る

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3万種とも4万種ともいわれるカビは、酵母やキノコと同じ「真菌類」と呼ばれる微生物の一種です。カビと聞くとうんざりする人も多いと思いますが、カビには私たちにとって「役立たないカビ」だけでなく、「役に立つカビ」も存在します。たとえば、みそやしょうゆ、酒は、「こうじ菌」と呼ばれるカビがなければつくることができません。また、多くの人の命を救ってきたペニシリンは、アオカビからつくられた世界初の抗生物質です。

カビは良くも悪くも私たち人間とは切っても切れない間柄ですが、梅雨時や台風が多い時期など、じめじめした状態が続くと、部屋の隅や家具の裏側などにいつの間にかカビが生え、驚いたことのある人も多いのではないでしょうか?

普段は目に見えないカビが短期間で一気に繁殖するのには理由があります。じつは、1㎥の空気中には、つねに数個から数千個のカビの胞子が浮遊しています。しかも、家の中にはカビの栄養となるほこりやチリ、フケなどが落ちているため、条件が整えば1年中、いつでも発生することができるというわけ。

ただ、反対に、発生のメカニズムを知れば、カビの繁殖を最小限に止めておくことも可能です。カビがもっとも発生しやすいのは、室温25~30℃、湿度80%といわれており、汚れはカビの栄養分となるため、掃除が行き届いていない部屋はカビにとって絶好の環境といえるでしょう。

カビとの戦いを制するには、カビを知ることが第一歩です。

効果的な洗剤は? 予防と掃除で大量発生を阻止

油断するとあっという間に広がる、やっかいなカビ。除去するだけでなく、予防の方法を知って、大量発生を阻止しましょう。そこで、みんなが薦める効果的な洗剤や掃除&予防方法を紹介します。

効果的な洗剤は? 予防と掃除で大量発生を阻止

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カビのホットスポット

カビの生える条件は「温度・湿度・栄養」の3つ。高温多湿で栄養がたっぷりある場所が、カビのホットスポットです。家の中でカビが発生するのはおもに、次の場所です。
1 浴室
2 キッチン
3 部屋の角
4 押し入れやクローゼットの中
5 下駄箱
6 窓枠
7 カーテン
8 エアコン
9 洗濯機

カビに効くお掃除術教えます

洗剤は、場所や汚れの状態によって使い分ける

室内のカビは軽く生えた程度であれば、住居用の中性洗剤で落とせます。場所に応じて、スプレーしたり、軽くスポンジでこすったり、雑巾で拭き取るなどして除去しましょう。一方、浴室やキッチンなどに生えた頑固なカビは、専用のカビ取り剤を使いましょう。パッキンなどにカビが残ったら、塩素系漂白剤に片栗粉を混ぜてペースト状にし、パッキンを覆うように塗ってください。10分程度放置し、シャワーで洗い流せば大体きれいになります。

塩素系漂白剤は、住居用洗剤を使っても取れない壁紙のカビにも効果があります。塩素系漂白剤と水を1:2の割合で混ぜ、スプレーボトルに入れてカビに吹き付けます。5分ほど置いてから雑巾で拭き取ると、完全に取れなくとも、薄くなっているはず。また、カーテンなど布についたカビは酸素系漂白剤を溶かしたぬるま湯に2時間程度つけ置きしてから洗濯機で洗えば、かなり目立たなくなります。

カビはエタノールが苦手ってホント?

苦労してカビを取り除いても、すぐに元の状態に戻ってはせっかくの努力も水の泡です。そうならないためには予防が大切です。カビの予防には、消毒用のエタノールが効果的! 浴室もキッチンも壁も、カビを取り除いた後、スプレーボトルに入れたエタノールを吹き付けておくと、カビが生えにくくなります。梅雨時など雨が続く時は、定期的にカーテンにもスプレーしておくといいでしょう。

お湯だけでカビを予防できるってホント?

なぜエタノールがカビの予防になるかというと、エタノールにはカビのたんぱく質を分解する働きがあるからです。じつは、もっとカンタンにカビのたんぱく質を破壊する方法があります。それは、「50℃のお湯をかける」です。カビは50℃以上のお湯に弱いため、ただシャワーでかけるだけで死んでしまいます。週に1度、50℃のお湯を5秒かければ浴室のカビ予防になります。(※1)NHK「ためしてガッテン-カビ退治! ついに終結宣言-」2016年6月15日(水)放送より

お湯だけでカビを予防できるってホント?

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震災などで水道が止まってしまった際、浴槽の残り湯が役に立つことから、抜かない人が多いそうですが、その場合は必ずフタをすること。浴室内に蒸気が漂う時間が長ければ長いほど、カビが発生しやすくなります。