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寒くなる前に知っておきたい、カシミヤの手入れの仕方
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寒くなる前に知っておきたい、カシミヤの手入れの仕方

繊維の宝石とも呼ばれるカシミヤは、軽く温かく独特の艶をもつ高級素材。寒くなる前にGETして、秋冬に備えておきたいですね。そこで気になるのが手入れの方法。どのようにケアすれば、デリケートな素材を長く美しく保てるのでしょうか。

  • 創文舎 hamo

高級素材、カシミヤの特徴

高級素材、カシミヤの特徴

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暑さもピークを過ぎると、気になってくるのが秋冬のファッション。夏のセールが終われば、ファッションモールや百貨店はあっという間に秋に装いに変わります。
秋冬のファッションアイテムといえば、コートなどのアウターの前に出番となるのが、やわらかなニットなどのトップスです。

ニットにもさまざまな種類がありますが、大人の装いとして人気があるのが、天然素材を使ったやわらかなカシミヤのニット。
カシミヤは、中国北西部やモンゴル、イランなどのアジア及び中近東で産出される獣毛素材です。カシミヤ山羊という山羊の柔毛を集め、繊維にしたもので、セーターやコートなどのニット製品に使われます。

カシミヤは、他の動物から取れる毛と比べ、繊維が細く、保温性と保湿性に優れた性質をもっています。そのため、手触りがやわらかく、あたたか。また、細かなキューティクルに覆われ、油分を繊維に含んでいるため、ぬめるような手触りと、美しい艶が特徴です。

一頭の山羊から取れるカシミヤはわずか150~200g程度といわれ、その希少さとすぐれた性質から、繊維の宝石と呼ばれるほど。繊細でデリケートな素材であることから、毛玉ができやすく、こまめな手入れを必要とします。

暖かな獣毛素材のニットたち

暖かな獣毛素材のニットたち

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ニットの素材になるのは、カシミヤの他、さまざまな動物から取れる獣毛素材があります。衣類表示では、詳細な種別までの表示義務がないので、一括りに「毛」となっている場合がありますが、実際にはどのような動物の毛が使われているのでしょうか。

羊毛(ウール)

「毛」の代表選手といえば、羊毛です。あたたかく弾力性があり、ニットをはじめとした衣類にもよく使われますが、布団などの寝具にも使われています。羊毛といえば、「ウールマーク」が有名ですが、ウールマークは国際基準で定められた品質をクリアした製品にのみ与えられる安心のマーク。基本的には、羊の新毛を使った製品に付けられ、その混入比率から、マークの形状が3段階に分かれています。

アルパカ

古来から繊維を取るために品種改良され、家畜化された動物。近年では、その愛くるしさから動物園などで人気を集めています。刈り取られた毛は、カシミヤより太さはありますが、滑らかな肌触りで羊毛よりも保温性があり、丈夫。モフモフな毛があたたかく、コートなどのアウターやニットキャップなどによく使われています。

アンゴラ

まるで大きな毛玉のような形状に育つアンゴラウサギから取れる毛。羊毛の3倍ともいわれる保温性を持ち、やわらかで繊細な毛質。繊維がとても軽いため、抜けやすいという欠点も。元の色が白いため、淡い色にもきれいに染まります。

ファストファッションでリーズナブルに

ファストファッションでリーズナブルに

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ひと昔前までのカシミヤといえば、庶民には手の届かない高嶺の花でした。ニット一枚買うにも数万円という出費が必要でしたが、近年では、高機能なカジュアルファッションをリーズナブルに流通させるファストファッションが急成長し、独自のラインでカシミヤ製品を手の届きやすい価格で販売するようになりました。

おかげで、寒い季節をあたたかで高級感のあるカシミヤを着て過ごす人が多くなり、一般の人へのカシミヤ普及率が一気に高くなったようです。

多くの人が手にして気になるのは、その手入れの仕方。普通のニットのように洗ってもよいものなのでしょうか。

水に弱いカシミヤは日々の手入れが大切

ファブリーズ布用除菌・消臭スプレー

ファブリーズ布用除菌・消臭スプレー

カシミヤの手入れをするにあたり、まず確認しなくてはならないのは、洗濯表示です。洗い桶のマークにバツがついていなければ、ホームクリーニングに対応していますが、バツがついている場合は、無理をして自宅で洗うと型崩れを起こしたり、風合いを損ねる可能性が高いのであまりおすすめはできません。

とくにカシミヤは水に弱く、水がついたところからシミになってしまったり、そのシミから虫食いが始まったりするので、極力、水は避けた方が長持ちします。また、繊維自体に油分が含まれているため、クリーニングや洗濯で油分が落とされると、徐々に本来の艶やかな風合いが失われていきます。ですから、クリーニングに出すのも、シーズン終わりに一回出すか、多くても、シーズン中プラス一回程度に留めておくのが望ましいようです。

洗濯があまりできない分、シーズン中の普段の手入れが重要です。下記のポイントに気をつけ、手入れをこまめに行いましょう。

着た後は必ずブラッシングを

表面に付着したホコリや汚れを放置しておくのは厳禁。着た後は、形を整え、天然素材の衣類用ブラシで目に沿ってブラッシングしましょう。

毛玉の除去

毛玉を見つけたらやさしく手で取り払うか、カンタンに取れないものは無理をせず、ハサミを使って繊維から取り除きます。

連続して着用しない

連日着用すると、摩耗で毛玉が発生したり、型崩れの原因になる場合があります。一日着たら、ハンガーなどに掛けて形を整え、2~3日休ませて湿気を抜きましょう。

臭い予防

頻繁に洗濯できないカシミヤは、着終わった後に消臭ケアをしておくのがおすすめです。
ブラッシングをしてから、ニットを裏返して形を整えたら、ファブリーズの布用消臭除菌スプレーを5、6回スプレーし風通しの良い場所で湿気がなくなるまで十分に干しましょう。
ファブリーズは、汗臭や体臭、たばこの臭いや食べ物の臭いなど、日常でつきやすい幅広い臭いの消臭に対応した布専用の消臭剤。4つの消臭成分が含まれており、繊維にスプレーすることで、臭い分子を化学的に中和・分解し、臭いを元から消し去ります。
水洗いできないカシミヤは、目立たない場所にスプレーし、シミや縮みが起こらないことを確認してから全体にスプレーするようにしてください。



あたたかで滑らかな、高級素材カシミヤ。その軽さと質感は、一度袖を通すとやみつきになるほど。正しい手入れを忘れずに、長くキレイな状態をキープしましょう。