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夫婦で財布を別にするのは危険? 家計のやりくりのポイントとは
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夫婦で財布を別にするのは危険? 家計のやりくりのポイントとは

結婚後の夫婦に待ち受けるのは、夫婦で財布を別にすべきか否かという現実的な問題です。いまや共働きの夫婦も多く、相手の収入を知らないという人もいるでしょう。そこで、夫婦で財布を別にするメリットとデメリットを考えてみましょう。

  • 奥平 望

夫婦で財布を別にするメリット

夫婦で財布を別にするメリット

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最近は、共働きをしている夫婦も多く、夫婦で財布を別にしているという人も増えてきているようです。以前は「働いたお金は家族のもの」という意識が強く、それに疑問を感じる人もいませんでした。しかし、価値観の変化に伴い、「働いたお金はその人のもの」という考え方もポピュラーになってきました。

結婚5年以内の共働き夫婦300人に対して行われたアンケート(※1)では、家計は妻が管理しているという回答が最も多く、45.0%を占めています。しかし、その他の29.7%は「夫婦2人で管理している」「それぞれが管理」と回答しています。
※1 SUUMOジャーナル - まだ見ぬ暮らしをみつけよう -結婚5年以内 共働き夫婦300人に聞いた、家計管理のあれこれ

このように、財布を別にする夫婦が増えてきているのは、夫婦別財布にメリットがあるからです。そのメリットというのが、金銭感覚のズレによるいさかいが減ることです。

ファイナンシャルプランナー(FP)の平野泰嗣さんによると、家計の管理が簡単なのは夫婦で財布を一緒にすることですが、その場合自由に使える金額が限られる点がストレスに感じる人もいるでしょうと話します。(※NIKKEI STYLE マネー研究所 学んでお得共働き夫婦「家計円満」を実現する3カ条より)

金銭感覚は、育った環境やその時々の収入によって大きく変化します。そのため、お金を使うべきところと抑えたいところは、いくら夫婦といえども異なります。「なんでこんなお金の使い方するの!?」「これくらいの金額で大騒ぎするな」と、お金が原因で喧嘩から離婚話にまで発展することも多いのが現状です。

その点、夫婦で財布を別にしていたら、自分の感覚で気兼ねなくお金を使えるし、節約したいところは抑えることができます。また、互いに収入があり、そのお金を自身が管理することによって、依存しない対等な関係を築くこともできます。

夫婦で財布を別にするデメリット

夫婦で財布を別にするデメリット

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しかし、一方で、夫婦で財布を別にすることにはデメリットもあります。プロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズでは、デメリットのひとつにお互いのお金の使い方が把握しきれないことを挙げています。(※MONEY PLUS 「夫婦別財布」は上手くいかない? 結婚後の家計管理FPの家計相談シリーズより)

たとえば、誰と何を食べていても、驚くような高額の買い物をされても、自分のお金だからいいだろうといわれれば文句は言いにくくなります。「今晩〇〇たちと飲みに行くから、ちょっと前借りさせて」というようなことがなくなれば、夫婦それぞれの交友関係がよくわからないという事態にも。

夫婦なのに、関係はただの同居人になってしまう可能性があります。

お金を貯めたいなら一緒の財布にすべき

お金を貯めたいなら一緒の財布にすべき

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ママ・パパのための情報メディア「KIDSNA」のアンケート調査によると、夫婦で財布を一緒にしている家庭の方が毎月きちんと貯金できているという回答結果が出ています。(※子育てを学ぶ。子育てから学ぶ。ママ・パパのための情報メディア「KIDSNA」【調査】お金が貯まらない家庭は「夫婦別財布」?みんなのお財布管理と貯金事情より)

昔から、日本の多くの家庭では妻が家計をやりくりして、夫にお小遣いを渡すというお小遣い制がとられていました。夫の不満が多いかもしれませんが、本気でお金を貯めようと思ったら最適な方法です。もちろん、夫が生活費を妻に渡すということでもOKですし、妻が収入の柱になって、夫が家計のやりくりを担当するということもあるでしょう。

カタチはそれぞれでも、財布が一緒であれば、その時々に話し合い、譲り合い、同じ未来の目標に向けて貯金に励むことができます。

別財布で成功する家計のコツ

別財布で成功する家計のコツ

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財布を別にしても、よく話し合いがされている夫婦は家計も夫婦仲もうまくいきます。

1万人以上の赤字家計を再生してきた家計のプロであるカリスマファイナンシャルプランナー・横山光昭さんは、夫婦間でお金の話をタブーにしてはダメだと話します。(※女性自身 “夫婦で財布は別”で貧乏に!カリスマFP語る貯まらない習慣)

大切なのはすべての収支をオープンにすることです。お互いの収入を知り、それぞれ納得のいくカタチで生活費を分担します。お互いの奨学金やローンの返済、保険なども、隠さず話し合い、状況を理解しましょう。そのうえで実際に必要な額より多めの生活費を出し合い、ここから共同の貯金を始めます。予算がオーバーした月の穴埋めや親戚付き合い、引越しなど、家庭に関わる出費は、この貯金でフォローすれば、そのたびにお金のことでモメるということもなくなります。

昇給したり、転勤したり、子どもができたり、病気になったり、あるいはリストラされたり。長い人生ではいろいろなことが起こります。その都度、夫婦で話し合って、家計を見直し最善の方法を見つけましょう。

夫婦で財布を別にするべきか、それとも一緒にするべきか悩んでいる人は、これを機に夫婦でよく話し合ってみてはいかがでしょうか?
夫婦の家計の形はさまざまです。2人に合った家計のやりくりを見つけてくださいね。