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部屋の雰囲気や性能も変わる! 床のリフォームについての基礎知識
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部屋の雰囲気や性能も変わる! 床のリフォームについての基礎知識

部屋の雰囲気を変えたいと考えているなら、床のリフォームはどうでしょうか? 雰囲気は一気に変化しますが、床をリフォームするには、床材や工法を選択しなければなりません。床リフォームに必要な基礎知識について紹介します。

  • 創文舎 hiderio888

自宅の床をリフォームするメリット

自宅の床をリフォームするメリット

Ivelin Radkov/Shutterstock.com

欧米とは違い、私たちは住宅の中で靴を脱いで生活をしています。快適な生活を送るために、素足が触れる床が果たす役割は大きいといえるでしょう。

自宅の床をリフォームすることで、具体的にどのようなメリットがあるのか考えてみましょう。

部屋のイメージを変えることができる

部屋を構成する要素として、床の面積は壁に次いで大きいものです。床をリフォームすることで、部屋のイメージをがらりと変化させることができます。

たとえば、カーペットからフローリングに床をリフォームすれば、部屋全体をナチュラルな印象にすることができます。また、同じフローリングでもライトなカラーにすればやさしく明るい印象に、ダークなカラーにすればシックで引き締まった印象になります。

床の素材やカラーを変更することで、自分が求める部屋のイメージに近づけることができるので、インテリアに凝ったり、部屋のトーンにあわせた家具を置いたりと、楽しみも増えるはず。

床の性能を変えることができる

床をリフォームするもう一つのメリットは、床の性能を変えられるということです。

たとえば、フローリングをカーペットにリフォームすることで、防音や断熱の性能アップはもちろん、床にクッション性を持たせる、滑りにくくする、などの効果を出すことができます。

床材には、それぞれ強みとなる性質があるため、小さな子どもがいる、ペットを飼っているなど、生活スタイルにあわせて上手く活用することでより快適な毎日を過ごせるでしょう。

床のリフォーム方法は2種類

床のリフォーム方法は2種類

Paolo De Gasperis/Shutterstock.com

床をリフォームするには、大きく分けて2種類の方法があります。それぞれの特徴やメリットについて比較してみましょう。

現状の床材を剥がしてリフォームする方法

床をリフォームする方法の一つが、現状の床材を剥がして、新しい床材に変更する工法です。一般的に床をリフォームする場合、この工法で行われることが多く、張替え工法と呼ばれています。

張替え工法のメリット

この工法では、新しい床材に合わせて下地の高さを変更することができるため、リフォームした前後で床の高さがほとんど変わらないというメリットがあります。また、一度床材を剥がすので床下の状態を確認することができ、修理や補修を同時に行うことができます。

張替え工法のデメリット

張替え工法のデメリットとしては、費用が高額になるということです。

床材を剥がして変更することで、部屋の下部にある巾木(床材と壁紙の境目を保護するため壁に貼られたもの)の工事が必要になったり、床の高さを合わせるための材料が必要になったりすることがあります。さらに、工事の手間がかかり、廃材も発生しやすくなります。

床材と床を貼る工賃以外にも、さまざまな費用が発生するため、総額が高くなってしまいます。

現状の床材に重ねてリフォームする方法

もう一つの方法が、現状の床材に新しい床材を重ねて貼ってリフォームするという工法です。この工法を重ね貼り工法と呼びます。

重ね貼り工法のメリット

重ね貼り工法でリフォームするメリットは、カンタンに施工することができ、工事の時間を短縮できる点です。さらに、廃材が発生しにくくなるので、リフォームにかかる費用を抑えることもできます。

もう一つのメリットとして、既存の床に新たな床材を張り合わせるため、床自体の厚みが増し、床の防音性能や保温効果を期待することができます。

重ね貼り工法のデメリット

重ね貼り工法のデメリットとしては、既存の床の高さに新たな床材の厚さが加わることになるので、建具を調整する必要が出てくる場合があるということです。

また、床材を剥がさないので下地の状態を確認することができません。リフォーム後に何らかの点検や修理が必要になった場合、床を剥がすことになり、リフォーム費用が無駄になってしまうこともあります。

床材の特徴や性能を理解する

床材の特徴や性能を理解する

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床をリフォームすることで、床の性能を変えることができると説明しましたが、具体的にどのような違いがあるのでしょうか。代表的な床材が持つ性能について見ていきましょう。

複合フローリング

フローリング材としてもっとも使用されている床材が複合フローリングです。合板の表面に、仕上げの表面材が張り付けられていることから、合板フローリング材とも呼ばれます。

キズが付きにくく、耐水性に優れているのが特徴で、値段も手頃、さらにはバリエーションが豊富なことから、自分好みのテイストを選びやすいのも複合フローリングが選ばれる理由でしょう。

一方、表面に木目がプリントされたシートを貼り付けた製品もあり、ものによっては安っぽく見えてしまうのでよく注意して選ぶことをおすすめします。

無垢材フローリング

複合フローリングとは違い、天然木からそのまま切り出したフローリング材を無垢材フローリングといいます。

質感と肌触りが良く、木が本来持っている良さを感じられる床材です。また、部屋の中の湿度を調整し、断熱性を高めてくれる性質があるので、部屋の快適性が向上するという特徴があります。

一方で、木材特有の割れや反りが発生しやすい、表面に傷がつきやすいというデメリットがあります。また、複合フローリングと比較すると、価格が高くなるのもデメリットといえるでしょう。

カーペット

洋室でフローリング以外の床材なら、カーペットを使用するケースも多いでしょう。

カーペットは繊維でできたやわらかい素材なので、転んだ時でもケガをしにくく安全性が高いのが特徴です。また、吸音・遮音効果にも優れているので、子どもの足音が気になるという方にはおすすめです。

短所としては、ホコリやダニがたまりやすいという点が挙げられます。また、シミが付きやすいので、ダイニングやキッチンで使用するのは避けた方がいいかもしれません。

フロアタイル

水回りによく使用されるのが、フロアタイルです。タイルといえば、石材でできたものをイメージしてしまいますが、フロアタイルは塩化ビニル製で、表面に石材や木材の模様が再現されている床材のこと。水や汚れに強いのが特徴で、キッチンの床材としてピッタリです。

一方、硬い材質なので足腰への負担が大きいのが難点です。また、吸音性に劣るため、音が響きやすいという短所もあります。

クッションフロア

クッションフロアは、フロアタイルと同じ塩化ビニルでできた床材です。

こちらも耐水性に優れ、汚れが付きにくいのが特徴です。また、クッション性に優れているので、足腰にやさしく、食器などを落としても割れにくいなどのメリットもあります。さらに、カラーやデザインの種類が多いうえに価格も安いので、総合的に使いやすい床材といえるでしょう。

短所としては、デザインや模様によっては安っぽく見えることがあるため、部屋の配色や雰囲気に合わて選ぶことが大切です。

床をリフォームする時の注意点

床をリフォームする時の注意点

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実際に床をリフォームする場合には、さらにいくつかの注意点があります。場合によっては、リフォームにかけた費用が無駄になってしまうこともあるので、事前に確認して理解しておくようにしましょう。

マンションの床をリフォームする時は管理規約を確認すること

自宅がマンションで床をリフォームしたい場合は、事前に管理規約を確認する必要があります。

これは、マンションによって床の仕上げ材があらかじめ決められているケースがあるためです。マンションでは階下への防音対策として、指定の床材以外を使ってはいけないなど、細かにルールが決められています。

そのため、使いたい床材を実際に使用していいのか事前に確認しなければなりません。

床が腐食している場合は補修が必要

重ね貼りを考えている既存の床が腐食している場合は、事前に補修しなければなりません。

新しく床材を貼ったとしても、既存床の腐食部分が原因で床がすぐにダメになってしまうことがあるからです。

そのため、腐食部分を隠したいがために重ね貼りで床をリフォームすることはおすすめできません。きっちり補修してからリフォームを行いましょう。

やわらかい材質の床には重ね貼り工法は使えない

重ね貼り工法は、硬い材質の既存床に施工する方法です。

そのため、畳やカーペット、クッションフロアなどのやわらかい材質の床には施工することができません。リフォームしたい場合は、張替えが必要になることを理解しておきましょう。

本格的な施工は業者に依頼しよう

本格的な施工は業者に依頼しよう

Andy Dean Photography/Shutterstock.com

最近は、DIYでカンタンに床をリフォームできる商品が販売されており、賃貸住宅に住んでいる人でも気軽に床のリフォームを楽しむことができるようになっています。

ただ、本格的なリフォームを考えている場合は、業者に依頼しましょう。

床のリフォームは、リフォーム専門の会社、工務店、ハウスメーカーなどに依頼することができます。また、依頼する前に、必ず相見積もりを取ることが大切です。工事料金はもちろん、工事内容などを比較することができるので、どの業者に依頼するかを判断しやすくなります。

床のリフォームの基礎知識について紹介してきました。予算と相談しながら、最適な床材を選んで、快適な生活を手に入れましょう。