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大理石の掃除には注意が必要?
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大理石の掃除には注意が必要?

みなさんは大理石の掃除には注意が必要なことを知っていますか? 大理石は掃除の方法を誤ると傷やシミになったりします。そうなると、せっかくの雰囲気や風合いが台無しになってしまいます。今回は、大理石の掃除の注意点や手順について詳しく紹介していきましょう。

  • 創文舎 hiderio888

まず、お持ちの大理石の種類を確認し、特徴を理解してください

大理石の種類と特徴

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大理石を掃除する前に、そもそも大理石がどんなものなのか知らない人も多いのではないでしょうか。大理石には大きく分けて3つの種類があります。

1.天然大理石

天然大理石は、50%以上の炭酸カルシウムを含んでいる堆積岩のことをいいます。中国の大理という地域で採取されることから「大理石」と呼ばれていましたが、現在ではイタリアやトルコなども大理石の輸出国に含まれています。

石材としてはかなりやわらかく、彫刻や内装材など装飾用に使用されることが多い素材です。デリケートな性質で、アルカリ性・酸性どちらの物質にも弱いという特徴があります。とくに、酸には弱く、レモンやオレンジの果汁が落ちるだけでカンタンにシミになってしまいます。

2.人造大理石

人造大理石とは、天然大理石を粉砕し、樹脂で固めた半人工素材の大理石のことをいいます。

天然大理石と比較して耐久性には多少優れるものの、天然素材を使用していることから、酸性・アルカリ性どちらの物質にも弱いという性質は同じです。

3.人工大理石

人工大理石とは、天然の大理石成分を一切含んでいない、人工素材のみで作られた大理石風の建材のことをいいます。他の大理石と比較してリーズナブルで、形を加工しやすい、着色性に優れているなどのメリットがあります。

他の大理石と比較して、酸性やアルカリ性の物質には強いものの、天然大理石よりさらにやわらかく傷つきやすいため、メンテナンスの際は十分な注意が必要です。

また、人工大理石には、アクリル系大理石とポリエステル系大理石があり、それぞれ特徴が異なります。

●アクリル系大理石

アクリル製の大理石は比較的手入れがしやすく、耐候性や耐衝撃性に優れているため、キッチンのワークトップに使用されることが多い素材です。ただし、熱には弱いので、熱したフライパンを直接置いたりすると傷んでしまう可能性があります。


●ポリエステル系大理石

アクリル系大理石と比較して、リーズナブルであることが特徴です。テーブルなどの家具や洗面台、キッチンシンクに使用されることが多い素材です。

大理石掃除の3つ注意点

大理石掃除の注意点

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大理石は材質がデリケートなので、掃除をする時にも注意が必要です。具体的に気をつけたい点は次のとおりです。

1.大理石掃除の専用の洗剤、または大理石に使用可能な中性洗剤を選びましょう

大理石掃除の専用の洗剤、または大理石に使用可能な中性洗剤を選びましょう

大理石を掃除する時は、洗剤の成分に十分注意するようにしましょう。

天然大理石や人造大理石は、酸やアルカリに弱いため、中性洗剤を使うこと。ただし、中性洗剤の中には、大理石掃除に使用できないという注意書きがあるものもあります。

これは、中性洗剤に含まれる界面活性剤が大理石に作用して、シミを作ってしまう可能性があるからです。また、漂白剤もシミの原因や表面の劣化につながるので、絶対に使わないようにしましょう。

大理石に使用できる中性洗剤か、大理石掃除専用の洗剤を用意するのが基本です。

2.水をかけて洗うのは避けましょう

水をかけて洗うのは避けましょう

天然大理石や人造大理石は吸水性が高いため、水をかけて洗ってはいけません。大理石が水を吸い込むことで、天然成分が溶け出してしまい白化してしまう可能性があるからです。

そのため、水拭きしたい時は固く絞ったタオルや、やわらかい布を使うのが基本です。拭いた後には必ず乾拭きをして表面の水分を取り除きましょう。

3.強くこするのは避けましょう

大理石を強くこするのは避けましょう

大理石はとてもやわらかい素材なので、タワシのような硬いものを使ったり、たとえ布でも汚れをゴシゴシこすってはいけません。

表面についた傷は目立ちにくいかもしれませんが、そこに汚れが入り込んで、次第に広がってしまうことがあります。

掃除をする時は、できるだけやさしくこするようにしましょう。

大理石を掃除する手順

大理石を掃除する手順

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大理石を掃除するための具体的な手順について見ていきましょう。

掃除機で大きなゴミとホコリを取り除く

大理石を掃除機で大きなゴミとホコリを取り除く

最初に、大理石の表面にあるゴミやホコリなど、掃除機を使って取り除いていきます。

掃除機も強くあてると、傷がつく原因になってしまうので、やさしくなでるように使うのがポイントです。隅の方はほうきやはけを使いましょう。

中性洗剤を水で薄めたものを噴霧する

中性洗剤を水で薄めたものを噴霧する

中性洗剤を水で薄めた溶剤を作り、掃除をしたい場所に噴霧しましょう。

汚れを浮かせるためには、洗剤をたくさん使いたくなりますが、大理石は水分に弱いため、最小限の噴霧に止めるようにしましょう。スプレーボトルを使う際は、大理石からできるだけ離して吹きつけること。

やわらかいスポンジかブラシで磨く

やわらかいスポンジかブラシで磨く

洗剤を噴霧したら、やわらかいスポンジやブラシを使って大理石をやさしく磨きます。傷がつく可能性があるので、けっして、強くこすってはいけません。

洗剤を拭き取ってから乾拭きする

洗剤を拭き取ってから乾拭きする

大理石を磨いた後は固く絞ったタオルややわらかい布を使って洗剤を拭き取ります。表面に洗剤の成分が残らないよう、確実に拭き取るようにしましょう。

最後に、乾いたタオルや布で乾拭きをし、表面の水分を取り除けば掃除は完了です。

大理石は日々のメンテナンスが本当に重要

大理石は日々のメンテナンスが本当に重要

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大理石の掃除手順を説明しましたが、それでも汚れが落ちない場合は、プロに任せることになります。そうなると費用がかかり、また汚れるたびに掃除を依頼するようになっては維持すること自体がたいへんになってしまいます。

汚れを定着させないためには、やはり日常的なメンテナンスが重要です。大きな汚れがない場合は、1週間に1回程度の掃除を継続すれば問題ありません。

また、玄関先の雨水やキッチンにこぼれた水などは、こまめに拭き取る習慣をつけましょう。一度シミになってしまうと取り除くのがたいへんなので、十分に注意してください。

大理石は、汚れを放置するとすぐにシミになり、せっかくの風合いが台無しになってしまいます。普段からのこまめなケアと正しい掃除方法を知って、いつまでもキレイな大理石を保てるようにしましょう。