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材料別! 乾燥剤の正しい捨て方と再利用方法
出典 : jakkrit pimpru /Shutterstock.com

材料別! 乾燥剤の正しい捨て方と再利用方法

お菓子や海苔などの乾物に入った「乾燥剤」。どうやって捨てていますか? もし、「生ゴミといっしょに捨てている」という人がいたら、危険かもしれません。今回は乾燥剤の正しい捨て方を紹介します。

  • 山下

乾燥剤の代表的な種類

乾燥剤の代表的な種類

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クッキーやせんべいなどの袋に必ずといっていいほど入っている「乾燥剤」。最近は、シートタイプのものなどさまざまな乾燥剤を見かけますが、食品包装用乾燥剤のおもな原料は「シリカゲル」と「生石灰」の2つです。

シリカゲル

もっともメジャーな食品包装用乾燥剤のひとつです。透明で粒状、水分を吸収する働きがあり、吸水速度や吸湿性に優れています。安全性が高く、周りの環境に左右されて発火するなど、変化を起こすこともないので、重宝されています。

生石灰

安価で吸湿性に優れているので、海苔など乾物用の乾燥剤として使われることが多いようです。白い粉状で、湿気を吸収するとふくれ上がる性質があります。飲んだり目に入ったりすると、やけどなどの重傷を負う危険性があり、過去に子どもの誤飲事故も発生しているため、取り扱いには注意が必要です。

同じ乾燥剤でも、「シリカゲル」と「生石灰」では性質が異なり、捨てる際に注意すべき点も変わってきます。透明で粒状なのが「シリカゲル製」。白い粉状で袋の表面に石灰と書かれたものが「生石灰製」なので、しっかりチェックしましょう。

乾燥剤(シリカゲル)の捨て方

乾燥剤(シリカゲル)の捨て方

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シリカゲルはビニールの袋に入っていることがあり、見た目も透明な粒状なので、「プラスチックのゴミ」と誤解されがちですが、一部の自治体を除き「燃えるゴミ」として捨てることができます。ビニール袋をプラスチックゴミとして分別する地域では、シリカゲルを袋から出して分別して捨てる人もいますが、「細かい粒がこぼれると、子どもやペットが誤飲する危険性がある」ため、袋のまま捨てるようにしてください。

なお、松戸市のように「その他のプラスチックなどのゴミ」として回収する自治体や、横須賀市のように「不燃ゴミ」で出すよう指導している自治体もあるので、住んでいる地域の回収方法を確認してみると良いでしょう。

乾燥剤(石灰乾燥剤)の捨て方

乾燥剤(石灰乾燥剤)の捨て方

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生石灰を原料とした「石灰乾燥剤」も「燃えるゴミ」として捨てられる自治体が多いようです。ただ、最近は「不燃ゴミ」とする自治体や名古屋市のように「シリカゲルは燃えるゴミ」「石灰乾燥剤は不燃ゴミ」と厳しい規定を設けているところもあるので、一度、自治体の回収規定を調べておくと良いでしょう。

なお、「石灰乾燥剤」には、水を含むと「発熱」する性質があります。生石灰だけでは発火まで至らないケースが大半ですが、包んでいる袋や周りのゴミに燃えるものが多い場合、発火の恐れがあるので、注意が必要です。シリカゲルにも、水にぬれるとやや発熱する性質はありますが、生石灰の発熱性はその比ではありません。乾燥剤による発火事故は、「石灰乾燥剤」が原因で起こるケースが多いため、気をつけるようにしましょう。

たまに、「海苔を使い切った後にいらなくなった乾燥剤は、生ゴミに捨てる」という人がいますが、危険なのですぐにやめるようにしてください。また、誤飲事故にもつながるので、袋は破らずに捨てましょう。

まだ使える乾燥剤を再利用する方法

まだ使える乾燥剤を再利用する方法

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これまで乾燥剤の捨て方について見てきましたが、使用期限の目安となるピンク色に変色していない「シリカゲル」は、まだ使える可能性があります。靴箱の湿気取りに使ったり、ドライフラワーを作る時の乾燥剤として再利用するのも良いでしょう。また、シリカゲルには保水性があるので、「土に撒くと肥料の流出を防ぐ」ともいわれています。家に庭がある人はぜひ一度試してみてください。

ひとくちに乾燥剤といっても、原料により性質が異なり、自治体の回収方法も異なります。間違った方法で捨ててしまいがちなので、この機会に住んでいる地域のゴミ回収方法を確認してみましょう。