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エアコン内にたまる、ほこりの原因と対処法
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エアコン内にたまる、ほこりの原因と対処法

エアコンをしばらく掃除していないと、吹出し口からほこりが飛んでくることがあります。エアコン内にほこりがたまると、健康に悪影響を及ぼしたり、エアコンの寿命を縮めてしまうなど、良いことは一つもありません。原因と対処法についてしっかり理解しておくことが大切です。

  • 創文舎 hiderio888

なぜエアコンにほこりがたまるのか?

なぜエアコンにほこりがたまるのか?

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エアコンの中にほこりがたまるのは、エアコンの風を送り出すシステムに関係しています。

エアコンは、吸込口から部屋の空気を取り込みます。フィルターを通った空気は熱交換器により温度を変え、ファンによって吹出口から外へと送り出されます。どんなエアコンでも、この仕組みに変わりはありません。

エアコンは部屋の空気を取り込む時に空気だけでなく、目に見えない小さなほこりやチリも一緒に吸い込んでしまいます。吸込口の内部にはフィルターが設置されているので、大抵のほこりはキャッチすることができますが、中にはフィルターの網目を通り抜け、エアコン内部に侵入してしまうものもあります。

そのため、徐々に集まったほこりが汚れとなってエアコン内部にたまり、掃除を怠っていると、やがてそれが風に乗って部屋へと飛ばされていきます。

ほこりがたまると、悪影響が出る!?

ほこりがたまると、悪影響が出る!?

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エアコンにほこりがたまると、さまざまな影響が出るといわれています。

とくに、気をつけたいのがカビ。エアコン内はカビが住みやすい環境が整っているため、ほこりがたまると瞬く間にカビが繁殖してしまいます。

この状態でエアコンを作動させると、エアコンからカビやほこりが放出され、人間の身体にも悪影響を及ぼすようになります。

アスペルギルス症を発症!?

エアコンのほこりやカビが原因で起こる病気には咳ぜんそくや夏型過敏性肺炎などがありますが、もっとも恐ろしいのがアスペルギルス症です。

アスペルギルス症とはアスペルギルス属の真菌(カビ・酵母)に感染する病気の総称で、とくに注意したいのが、他の疾患が原因で免疫力が著しく低下した人が感染する「侵襲性アスペルギルス症」です。

侵襲性アスペルギルス症を発症すると、肺が線維化してしまい呼吸困難に陥る危険があるだけでなく、治療する方法もありません。1995年から1999年に発表された英文論文によると、死亡率は50%にも上る恐ろしい病気です(※1)。

※1:総説血液領域における侵襲性アスペルギルス症より

もちろん、エアコンのほこりを吸い込んだからといって、必ずしも発症するわけではありませんが、エアコンのほこりを放置するということは、時のこのような危険を及ぼす可能性があるということを理解しておきましょう。

エアコンのトラブルも!

エアコンからほこりが飛ぶようになったら、エアコン内に大量のほこりがたまっているサインです。この状態を放置すると、やがてエアコンに何らかのトラブルが起こる可能性があり、最悪の場合はエアコンが壊れてしまうこともあります。

<エアコンのトラブル>

●エアコンの風量が低下する
●冷暖房の効きが悪くなる
●水漏れを起こす
●故障する

エアコンはメンテナンスをしっかり行わないと、寿命を縮めてしまうことにもなり兼ねません。

フィルターはこまめな掃除が大切

フィルターはこまめな掃除が大切

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エアコンにほこりをためないようにするためには、フィルターをこまめに掃除することが大切です。最低でも月に1回、エアコンを1日中使用する夏や冬は2週間に1回は掃除しましょう。

フィルターを外して掃除機でほこりを取り除き、裏側から水洗いをすれば、比較的カンタンにキレイにすることができます。

内部のほこりはプロに任せよう

内部のほこりはプロに任せよう

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フィルターを掃除しても、エアコンの内部にたまったほこりを取り除くことはできません。内部の洗浄はプロに任せるのが一番です。

洗浄業者はエアコンを分解して洗浄してくれるため、エアコン内部のほこりもキレイに取り除くことができます。1年~2年に1回を目安に行えば、エアコンの状態を良好に保つことができます。

目に見えないため、ついつい知らないふりをしてしまいがちですが、エアコンのほこりを放置しておくのは、エアコンにとっても、人間にとってもいいことではありません。定期的な掃除を心がけることが大切です。