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節約するなら、どっちがお得? 一人暮らしの自炊VS外食
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節約するなら、どっちがお得? 一人暮らしの自炊VS外食

時折耳にする、「一人暮らしの場合、節約のための自炊はあまり効果がない」という意見。はたして本当なのでしょうか? 費用面をはじめ、さまざまな角度から自炊の利点を検証します。節約におすすめの、安くて栄養豊富な食材もご紹介。

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自炊は節約になる? ならない?

自炊は節約になる? ならない?

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結論からいえば、自炊は節約に「なります」。なぜ節約になるのか、総務省が2017年に実施した家計調査(注1)を参考に考えてみましょう。

同調査によると、単身男性の食費の平均は45,298円。そのうち約35%にあたる、15,938円が外食費でした。また、男性の中でも、34歳以下の若い世代はとくに外食費が増える傾向にある模様です。
この世代の食費の平均額は45,197円、それに対して外食費の平均は23,952円。食費全体のうち、53%を外食費が占めている計算です。
さらに、冷凍食品や惣菜といった調理食品にかけた費用の平均(7,794円)と外食費の平均を合計すると、その金額は31,746円。食費全体に対する割合は、約70%にものぼります。

では、同じ34歳以下の単身女性はどうでしょうか。
この世代の女性の食費の平均額は、30,794円です。それに対し、外食費の平均は12,437円と、食費全体に対し約40%に留まっています。なお、調理食品費の平均(4,730円)と外食費の合計は17,167円で、食費全体に対する割合は約56%でした。
食費の合計金額も、外食・惣菜が占める割合も、男性に比べて低く抑えられているようです。

家計調査表をさらに細かく見ていくと、女性は男性に比べて肉・野菜といった食材の購入に多くお金をかけていることが分かります。このことから、「外食や惣菜の購入を控え、自炊を増やすと、食費を節約できる」ことが推察されます。

(注1)家計調査 家計収支編 単身世帯 詳細結果表(2017年)第2表参照

自炊生活には、メリットがいっぱい

自炊生活には、メリットがいっぱい

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健康を守れる

外食や惣菜を毎日利用していると、どうしても塩分・糖分の摂取量が多めになりがち。また、「野菜が不足しやすい」「油分が多くなりやすい」といった点も気になるところです。
しかし、自炊なら塩分や油分の調整は自由自在。野菜も、旬のものをしっかりと取り入れることができます。

健康的な食生活は、スタイルキープや生活習慣病の予防に繋がります。自炊を続けることで、食費だけでなく将来の医療費も節約できるといえるでしょう。

一生もののスキルが身に付く

「食べる」という行為は、生きている限り毎日続きます。食べて幸せを感じるようなおいしい料理を自作できれば、人生の質がぐっと上がるといえるでしょう。
また、多くの手順を必要とする料理を毎日こなすことで、自然と「作業効率を上げるために工夫する力」を鍛えることができます。このように、限られた空間や時間を有効活用するスキルは、仕事の場面でもきっと役に立つはずです。

自炊での節約におすすめの食材

自炊での節約におすすめの食材

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豆苗

緑黄色野菜の中でも、とくにコストパフォーマンスがよい豆苗。1パック100円以下で買えるうえ、根の部分を水に浸しておくと再び成長し、もう一度収穫できるのがうれしいところです。
さまざまなビタミンをバランスよく含んでいるため、効率よく栄養を摂れる点も◎。再収穫のために水に浸ける場合は、こまめに水を替えてカビの発生を防ぎましょう。

鶏むね肉

肉を買うなら、ぜひ選びたいのが鶏むね肉。安く手に入り、高タンパク・低脂肪で、さらに疲労回復に効果的な栄養素も含むなど、お財布にも体にもやさしい食材です。
パサパサの味気ない食感になるのを防ぐには、加熱しすぎないのがコツ。たとえば、茹で鶏にする場合は、グツグツと煮るのではなく余熱で火を通すように調理するとジューシーに仕上がります。

豆腐・高野豆腐

安くて、賞味期限も比較的長い豆腐は、節約の強い味方。そのまま冷奴に、水切りして焼きつければステーキに、コンソメやバターを混ぜてホワイトソース風に・・・と、幅広い料理に使えるのが魅力です。
また、豆腐を凍らせたのちに乾燥させた高野豆腐(凍り豆腐)も、自炊での節約におすすめの食材です。豆腐よりも食べごたえがあり、調理次第ではまるで肉を食べているかのような満足感を味わえます。

自炊を楽に続けるためのポイント

自炊を楽に続けるためのポイント

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電子レンジは自炊の味方

一人分の料理を手早く作りたい時、活躍するのが電子レンジです。加熱時間の調整がカンタンで、料理にあまり慣れていない人でも失敗しにくい点がポイント。
そして、レンジ調理のもっとも大きなメリットは、火を使わずに済む点です。コンロが一口しかない場合でも、同時に2品の料理を作ることができますね。

「下味冷凍」でラクラク調理

肉類を冷凍する時は、調味料を揉みこんで下味をつけておくのがおすすめ。解凍して火を通すだけでメインディッシュが完成するので、時間のない日や疲れている日に重宝します。
たとえば、鶏もも肉1枚をチャックつき保存袋に入れ、オリーブオイルとハーブソルト、チューブにんにくで下味をつけてから冷凍すれば、フライパンで焼くだけで食べられるチキンソテーのもとが出来上がりです。
玉ねぎやじゃがいもといった野菜をオイルに絡めて一緒に焼けば、よりボリュームのある一品に。

メニューをローテーション化する

「献立を考えるのがたいへん」と感じる時は、メニューを固定するのもひとつの手です。月曜日は焼き魚とみそ汁、火曜日は蒸し鶏とサラダ、といったように、曜日ごとに献立を決めておけば、頭を悩ませることなくパッと調理に移ることができます。
また、買う食材も固定されるので、買い物がスムーズに終わるという利点も。まったく同じメニューを食べるのが苦痛な場合は、メインとなる食材の種類を決めておくだけでも効果があります。

料理を作るのはたいへんですが、経済面以外にもさまざまなメリットを得ることができます。まずは1週間、1日1食を手作りするところから始めてみませんか。