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長雨のせいで洗濯物が乾かない。生乾き防止にはどうすればいいの?
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長雨のせいで洗濯物が乾かない。生乾き防止にはどうすればいいの?

台風や豪雨など異常気象が続く最近の日本列島。洗濯物もすっきり乾かず、いつの間にかイヤな臭いが。生乾き防止には、どうすればいいのでしょうか。

  • 創文舎 hamo

生乾きでイヤな臭いがするのは、どうして?

生乾きでイヤな臭いがするのは、どうして?

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雨が長く続くと洗濯物を外に出せず、部屋干しの日が続きます。長い間、部屋の中に干しておいた洗濯物は、翌日になっても、乾いているんだか乾いていないんだかのしっとりとした手触り・・・。鼻を近づけてみると、何ともいえないモワ~っとした臭いが・・・。

この臭い、完全に洗濯物が乾いてしまえば弱くなり、あまり感じなくなりますが、再び湿気を帯びると復活するという不可思議な性質を持っています。

生乾きの臭いは、ただ単に湿気ているから臭うわけではなく、「モラクセラ菌」という細菌が繊維の奥に取れ残り、湿気を帯びる度に活性化し、繁殖する際に臭いの原因物質を作り出しているからなのです(※1)。
モラクセラ菌は、増えるにつれバリアのように積み重なり、通常の洗濯では段々と落としきれなくなっていきます。

この、モラクセラ菌は、人の口や鼻などの粘膜によくいる常在菌の一種。通常、人体に影響を及ぼすことはあまりありませんが、免疫力が低い高齢者や小さな子どもには、肺炎などを発症させる可能性もあるそうなので、生乾き臭を感じたら注意が必要です。

※1:NHKためしてガッテン(2017年6月14日)放送分より

生乾き防止には、日々の何気ない行動を見直す

生乾き防止には、日々の何気ない行動を見直す

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では、生乾き臭を予防するためには、どのようなことに気をつければよいのでしょうか?
生乾き臭の原因となるモラクセラ菌は、湿った所が大好き。加えて、人から出る皮脂や垢などの汚れをエサに、適度な温度と空気があれば大繁殖します。

こうした細菌が好む環境を作らなければ、原因菌が増えることもなく、生乾き臭が発生することはありません。日常のどのような点に気をつければ、原因菌の繁殖を防ぐことができるのでしょうか?

洗濯物を洗濯機に入れっぱなしにしない

汚れた衣服を洗濯するまでの間、どこにどのように保管していますか?
どうせ洗うのだからと、洗濯機にポイポイ放り込んでいると、モラクセラ菌の思う壺です。
洗濯漕の中は、密閉性が高く、常に湿気が溜まりやすい場所。そんな場所に常在菌が付着した汚れものを入れてしまっては、洗濯するまでの間、雑菌が繁殖し放題です。
多少面倒でも、汚れものは洗濯かごなどの洗濯機とは別の場所に保管し、湿った汚れものは、洗うまで時間が掛かる場合は、一旦ハンガーなどに掛けて乾かしておきましょう。
洗濯後も、すぐに干すように心掛け、洗濯機に入れておく時間はなるべく短めに。洗濯機も、使い終わったら必ずフタを開けておき、中に湿気が溜まらないようにしておきましょう。

お風呂の残り湯ですすぎをしない

お風呂の残り湯を有効活用して洗濯に使っている人も多いかと思いますが、お風呂の残り湯には、見えなくても雑菌がいっぱい。洗いの工程は、残り湯を使ってもOKですが、すすぎの工程では水道水を使うようにしましょう。

洗剤を入れ過ぎない

臭いや汚れを取りたいがあまり、洗濯する際洗剤を規定量より多く入れてしまうと、かえって臭いを作る原因になってしまいます。洗濯する際は、定められた量の洗剤を入れるようにしましょう。

生乾き臭をさせない洗濯物の干し方

ファブリーズ布用除菌・消臭スプレー

ファブリーズ布用除菌・消臭スプレー

生乾き臭をさせないためには、湿っている時間を少なくするのが有効です。そのためにできる、手っ取り早い方法の一つとしては、短時間で乾かすというのが、もっとも単純で理に適った方法といえるのではないでしょうか。さらに、干す時にひと工夫すると、生乾き臭をより効率的に防ぐことができます。

機械を使って早く乾燥させる

エアコンの除湿モードや、除湿機、扇風機などをあてるなどして、とにかく早く洗濯物を乾かしましょう。

浴室に干す

浴室は、もともと湿度が高くなる場所。室内にカビなどを発生させないように、換気や除湿機能などが備え付けられている場合がほとんどです。部屋に干すより邪魔になりませんし、素早く乾かすことができます。

干す前にファブリーズをスプレーする

トレーナーなどの衣類なら、脱水後、前と後ろ片面ずつ5、6回程度ファブリーズをスプレーし、通常どおり干します。
ファブリーズの布用消臭除菌スプレーは、湿った状態でスプレーしてから乾かすことで、乾燥するまでに増える雑菌の活動を抑制し、生乾き臭を軽減することができます。
ファブリーズは、衣類についたさまざまな臭いを消臭する効果はもちろん、繊維に付着した雑菌の除菌にもすぐれた効果を持っています。第三者機関が行った実験(※2)では、布に付着したウイルスにファブリーズを塗布した結果、99%以上の除菌率が確認されています。

※2:P&Gホームページ「マイレピ」より「ファブリーズのウイルス除去に関して」

それでも、臭いが残ってしまったら

それでも、臭いが残ってしまったら

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さまざまな生乾き臭の予防策を尽くしても、環境によってはそれでも臭いが残ってしまうこともあります。そういった場合は、モラクセラ菌の弱点をついた臭い対策を実践してみましょう。

熱に弱いモラクセラ菌の弱点をつく高温処理

モラクセラ菌が増殖しなくなるのは60℃以上(※1)。脱水した後の洗濯物に、「中」以上の温度に設定したアイロンで熱を加え乾燥させるか、コインランドリーの乾燥機を使って乾かすと、モラクセラ菌を高温殺菌することができます。

酸素系漂白剤+ぬるま湯で菌を撃退

衣類によっては高温処理できない場合もあります。そうした場合は、40℃くらいのお湯に酸素系漂白剤を溶かし入れ、20分程衣類を浸け置きします。その後、通常通り洗濯すれば菌を撃退できます。

※1:NHKためしてガッテン(2017年6月14日)放送分より


一度染み付くとなかなか取れないのが、生乾き臭。日常生活を見直し、臭いをつけない習慣をつけましょう。