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自宅周辺や庭の苔(コケ)を取り除く&発生させないための対策

自宅周辺や庭の苔(コケ)を取り除く&発生させないための対策

見た目に気持ち悪く、滑ると危ない自宅周辺や庭の苔(コケ)。苔(コケ)が生える原因から除去方法、予防策まで紹介します。

  • 鈴木

なぜ? 庭苔が発生する原因

なぜ? 庭苔が発生する原因

little_orange/Shutterstock.com

石や木々、花々でキレイに整備し、お手入れが行き届いているかに見える庭も、苔(コケ)が生えていたらとても不衛生に見えてしまって台無しです。

美観を損ねる庭の苔(コケ)を取り除き、発生させないようにするためには、なぜ苔(コケ)が発生するのかを知っておく必要があります。

苔(コケ)が発生しやすい環境は、空気中や土中の湿度が高く、土壌の栄養が少なく、風通しが悪く、それでいて適度な日当たりがあることです。

苔(コケ)の種類によって多少は条件が異なりますが、大抵の場合、それらの条件が揃っていれば、残念ながら苔(コケ)は生え広がっていきます。

なお、苔(コケ)は繁殖力が凄まじく、胞子を飛ばして再び繁殖します。芝生にも生えることがあり、放置しておくと芝が根腐れしてしまいます。また、ナメクジやミミズなどの虫の発生につながる場合もあります。

いろいろある庭苔の種類と対策

いろいろある庭苔の種類と対策

Ryoko Fujiwara/Shutterstock.com

ひとくちに苔(コケ)といっても数え切れないくらいいろいろな種類があります。

おもに庭で見られる苔(コケ)は下記の2種類、さらにイシクラゲという藻もよく見られます。

ゼニゴケ

ゼニゴケ

もっとも身近で庭先でよく見かける苔(コケ)といえばゼニゴケです。

ゼニゴケは北海道から九州まで日本各地に生息します。日当たりの悪い場所ならどこにでも発生し、繁殖力が非常に強く、スピーディに群生することが特徴です。葉の表面各所に杯状体という器官があり、ここから無性芽を飛ばすことで増殖します。

地面にへばりつくように密集するため、除去がむずかしく厄介な苔(コケ)です。また、ゼニゴケをエサにしようとし、ナメクジやミミズ、虫などが大量発生することがあり、衛生的にも好ましいとはいえません。

スナゴケ

スナゴケ

一般に苔(コケ)は日陰のじめじめしたところに生息しますが、スナゴケは日当たりのよい場所に大量発生します

。蘚類(せんるい)と呼ばれる苔(コケ)で、観賞用に使われるスギゴケなども仲間です。

土壌を選ばす、これも北海道から九州まで日本各地に生息します。ふわふわした苔(コケ)で、苔(コケ)の中でも茎と葉があるタイプです。石垣やコンクリートブロックの割れ目などにも群生し、ゼニゴケと同様、庭などでよく見かけます。

イシクラゲ

イシクラゲはネンジュモと呼ばれる藻の一種です。

晴れの日には乾燥わかめのように縮んでいるのであまり目立ちませんが、雨の日には水分を吸ってぶよぶよとしたゼリー状に膨らみ、目立つようになります。現在ではほとんどありませんが、かつては食用とされていたこともありました。

雨の日に大量発生し、胞子で増えるので除去は困難です。見た目の悪さもありますが、ぬるぬるとしているので大量に発生していると足を滑らせる危険性もあります。

庭苔を除去する方法

庭苔を除去する方法

riopatuca/Shutterstock.com

まず、苔(コケ)を見つけたら、取り除けるものは取り除くようにしましょう。

すぐに生えてくるからといって放置せず、軍手などをはめて手で取り除いたり、熊手やスコップでかき出したり、ブラシでこすり落としたりします

熱湯やお酢で除去する方法

熱湯やお酢で除去する方法

熱湯や酢には苔(コケ)の除去に効果がありますので、ブロックなどに薄く生えている苔(コケ)にかけると落ちる場合もあります。また苔(コケ)は酸性の土を好むので、石灰を混ぜ込むことで庭の土壌をアルカリ性にするのも効果的です。

苔(コケ)は緑色で、一見普通の雑草のようにも見えますが、通常の植物とは性質が違うため、除草剤で取ることはできません。

苔(コケ)の生えている範囲が広く、取り除くのがむずかしい場合は苔(コケ)専用の駆除剤を使用した方がいいでしょう。あるいは専門業者にお願いすることをおすすめします。

ゼニゴケを駆除するには

ゼニゴケを駆除するには

ゼニゴケの除去にはGSEと呼ばれるグレープフルーツから抽出される成分や、ACN水和剤などの成分が有効です。

また尿素もゼニゴケを枯らすのに効果がありますので、それらを含んだ専用の除去剤を使用するのがおすすめです。

スナゴケを駆除するには

スナゴケを駆除するには

スナゴケは見た目もよく、育てようとする人が多いです。除去するときは専用の薬剤がおすすめです。

イシクラゲを駆除するには

イシクラゲは生命力がとても強く、お酢や一般的な除草剤ではあまり効き目は期待できません。
苔(コケ)に特化した専用の駆除剤を使用するのがてっとり早いでしょう。

いずれにしても、一時的な対処なので、再び苔(コケ)が育つ環境があれば苔(コケ)が発生してしまいます。今、生えている苔(コケ)をできるだけ取り除き、つぎに、苔(コケ)が生息しにくい環境をつくることが大切です。

庭苔を発生させないための方法

庭苔を発生させないための方法

GOLFX/Shutterstock.com

生えてしまった苔(コケ)をただ取り除くだけでは根本的な解決になっておらず、再び苔(コケ)が発生してしまいます。

苔(コケ)が生えていた場所の環境を変えてあげることが苔(コケ)を発生させないための防止策といえます。つまり、苔(コケ)が発生する原因を取り除くのです。

予防策①水はけをよくする

湿っている場所は水はけをよくしましょう。水が流れていくようになっていないかを確認し、できるだけ湿度が高くならない環境をつくることです。

予防策② 全く日が当たらないようにする or 日あたりをよくする

予防策②日あたりをよくする or 全く日が当たらないようにする

苔(コケ)の繁殖には適度な日当たりが必要なので、まったく日が当たらないように庭のレイアウトを変えるのも効果的です。

逆に直射日光がよく当たる場所も、湿度が上がりにくいため、苔(コケ)が繁殖しません。日当たりがよくなるように工夫するのも有効です。

予防策③風通しをよくする

予防策③風通しをよくする

苔(コケ)に根がありますが、それは栄養を得るための根ではなく、土にへばりつくためのものです。栄養は空気中の湿気であり、湿気を葉から吸収して生きています。つまり、湿気をなくす、風通しをよくすることも苔(コケ)対策になります。

まとめ

除草剤では駆除できない厄介な苔(コケ)。専用の駆除剤を使うなどして取り除き、苔(コケ)が発生しにくい環境を保持することが苔(コケ)を発生させないための予防策のようです。