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エアコンのオーバーホールとは? 自分で行う方法はある?
出典 : Butsaya/Shutterstock.com

エアコンのオーバーホールとは? 自分で行う方法はある?

エアコンから異臭がする、冷暖房の効きが明らかに悪い・・・そんな時は、オーバーホールを検討する必要があるかも知れません。今回は、エアコンのオーバーホールに関するさまざまな情報をお届けします。次のシーズンの前に、ぜひ一読してください。

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エアコンのオーバーホールとは

エアコンのオーバーホールとは

Nor Gal/Shutterstock.com

オーバーホール=すべてのパーツを分解・洗浄

エアコンの室内機を壁から取り外して分解し、それぞれのパーツを洗浄してから再び組み立てるお手入れのことを、「オーバーホール」と呼びます。

壁からエアコンを取り外した後は、一旦業者に預けて洗浄してもらい、後日改めて返却・取り付けを行うという流れが一般的です。また、数は少ないものの、取り外した後その場ですぐに分解・洗浄し、その日のうちに再取り付けを行っている業者も存在します。

クリーニングとオーバーホールの違い

一般的なエアコンクリーニングの場合、パーツの分解はある程度までしか行わず、壁に取り付けたまま洗浄を行います。
エアコンを預ける必要がないため、洗浄後すぐに使用できる点や、費用が比較的安く済む点がメリットです。

その一方で、奥まで十分に洗浄しきるのが難しいというネックも。手入れをせずに長期間使い続けたエアコンの場合は、取りきれなかった汚れやにおいが残ってしまう可能性があります。
汚れの程度が軽い場合は壁にかけたままのクリーニング、蓄積した汚れやカビにはオーバーホールで対応するとよいでしょう。

オーバーホールのメリット

オーバーホールのメリット

Andrey_Popov/Shutterstock.com

エアコンをパーツの一つひとつにまで分解し、徹底的に洗うのがオーバーホール。奥の部品にこびりついた汚れもしっかりと落とせるので、以下のような多くの利点が得られます。
●雑菌の繁殖による嫌なにおいの改善が期待できる
●カビやダニによる健康被害を防ぐ
●ゴミの蓄積による故障を防ぎ、エアコンの寿命を延ばす
●冷房・暖房の効率が上がり、電気代が下がることがある

中でも、とくに注目したいのが「健康被害を防げる」点。エアコン内部でカビが繁殖していることに気づかないまま使用を続けると、知らず知らずのうちにカビの胞子を吸い込み、肺炎などを引き起こす可能性があるのです。

エアコンの洗浄は、呼吸器専門の医師も薦める有効な予防手段のひとつ。シーズン前にオーバーホールしてしっかりと内部の汚れを取り除けば、安心してエアコンを使うことができますね。

オーバーホールにかかる金額の目安

オーバーホールにかかる金額の目安

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オーバーホールの価格相場

家庭用エアコンのオーバーホールにかかる料金は、20,000~30,000円程度が一般的であるようです。(注1)
対応する部屋の広さや、自動お掃除機能の搭載の有無といったエアコンのスペックによって価格が上下することもありますが、6畳用・自動お掃除機能なしのエアコンの場合でも、17,000~20,000円程度はかかる模様。

また、エアコンを預かる期間の長さには、3日~2週間程度と大きなばらつきが見られます。暑さ・寒さを長期間我慢しなくて済むよう、オーバーホールは過ごしやすい季節の間に済ませておきましょう。

(注1)全国のエアコンクリーニング企業のうち、家庭用エアコンのオーバーホール(完全分解洗浄)を取り扱っている業者を10カ所調査。

自分でオーバーホールすることは可能?

自分でオーバーホールすることは可能?

Piotr Adamowicz/Shutterstock.com

自力での分解は避けよう

エアコンの分解には、専門的な技術を要します。見よう見まねで分解すると、「組み立て方が分からなくなった」「パーツが歪んだ」といったトラブルに見舞われることも。
さらに、感電や故障による火災といった重大な事故に繋がる可能性も否定できず、たいへん危険です。
エアコンの構造に関する専門知識を有していない限り、自力でオーバーホールを試みるのはやめましょう。

自分でできるお手入れ

エアコン全面のパネルや、パネルを持ち上げてすぐの部分にあるフィルターに限っては、自分でお手入れすることも可能です。使用中のエアコンの説明書に従って、掃除機や水洗いでの清掃を行ってください。また、清掃の際は、万が一の事故を防ぐために必ずコンセントを抜きましょう。

なお、市販されているエアコン清掃用スプレーは、安易に使用しない方が無難でしょう。配合成分によっては部品の破損に繋がる恐れがあるほか、ホコリやゴミを奥に押し込んでしまう可能性も。
説明書に清掃方法が載っていない部分のお手入れは、無理に行わずにプロに任せた方が安心です。

少し値は張るものの、さまざまなメリットをもたらしてくれるオーバーホール。次のシーズンが来る前に、ぜひ利用を検討してみませんか。