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適正額はいくら? 共働きカップルの家賃の目安とは
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適正額はいくら? 共働きカップルの家賃の目安とは

住まい選びは、夢が膨らむもの。共働きで、収入に余裕がある場合はなおさらです。しかし、「共働きだから家賃が多めでも大丈夫」という考え方にはリスクが潜んでいることも。じつは、共働き家庭だからこそ気をつけたいポイントがあるのです。

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家賃の「相場」や「平均」は、参考程度に留めよう

家賃の「相場」や「平均」は、参考程度に留めよう

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お金に関係する事柄について考える時、つい気になるのが他人の事情です。しかし、世帯収入の近い家庭が支払っている家賃の平均額を調べても、あまり物件選びの参考にはならないことも。世間の平均が、必ずしも自分の家庭にとっての適正金額であるとは限らないからです。

また、地域の家賃相場に対して割安な物件であっても、自分の家計にとって負担が大きいのであれば、やはり選ぶべきではありません。
物件選びは、世の中の平均や相場に対するお得感よりも、「世帯収入とのバランス」を重視して行うとよいでしょう。

家賃の目安は収入の1/3って本当?

家賃の目安は収入の1/3って本当?

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現代の価値観には、あまりそぐわない

まことしやかに囁かれる、「家賃は収入の1/3が適正」という説。しかし、この「1/3」という数字は、日本経済が豊かに潤い、誰もが右肩上がりの収入を約束されていた時代に提唱されたものだといわれています。
現代人を取り巻くお金の事情は、昔に比べるとかなりシビア。生活に大きなゆとりのある家庭でない限り、「1/3」という数字はあまり現実的ではありません。

たとえば、夫婦の合計月収が35万円である場合、その1/3の金額は約117,000円です。毎月117,000円を家賃として支払う場合、残るお金は233,000円。夫婦2人であれば問題なく暮らせても、子どもが生まれて支出が増えると、家賃の負担が家計を圧迫する可能性があります。

「収入の25%」を目安にする手も

「家計再生」をスローガンのひとつに掲げ、お金に関する悩みに日々答え続けているファイナンシャルプランナー・横山光昭さんは、収入に対する家賃の割合を「25%」と提案しています。(注1)
先ほどの例と同じく、夫婦の合計収入を35万円とするなら、その25%である家賃の目安は87,500円。収入の1/3を家賃に充てる場合に比べ、実に3万円近くもの差がつく計算です。

(注1)ダイヤモンド ザイ・ONLINE 横山光昭の家計再生コンサルティング 「理想的な支出の割合」を知ってしっかり貯蓄できる家計になろう! より引用

共働きだからこそ、家賃は低く抑えたい

共働きだからこそ、家賃は低く抑えたい

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共働きの場合、「2人分の収入がある」という安心感から、少しグレードの高い物件を選びたくなることがあるかも知れません。中には、「収入の1/3を超える家賃を払っても、まだまだ生活に余裕がある」という夫婦もいることでしょう。
しかし、油断は禁物。共働きの場合は、ライフステージの変化に伴って、収入が変動する可能性があるためです。

その代表例が、妊娠・出産による生活の変化です。たとえば、妊娠悪阻や切迫早産といったやむを得ない事情により、本人の意志とは裏腹に休職・退職を余儀なくされることも。
また、待機児童の多い地域では、いわゆる「保活」が上手くいかず、夫婦のどちらかが退職を選ぶケースも存在します。

夫婦が切れ目なく働き続けることを前提に家を選ぶと、想定外の事態が起きた際に一気に生活が困窮する恐れが。あらかじめ家賃を低めに抑え、家計に余裕を持たせておけば、予想外の展開にも落ち着いて対応することができますね。

家賃の節約は、貯蓄への近道

家賃の節約は、貯蓄への近道

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効率のよい貯蓄のために家計を見直すなら、毎月必ず出ていくお金=固定費から手をつけるのが鉄則。そして、固定費の中でもっとも多くの割合を占め、家計の明暗を左右するのが家賃です。

ただし、暮らしの拠点である家を見直すのは、そうカンタンなことではありません。
納得のいく物件を探すには手間も時間もかかるうえ、住み替えには引っ越し費用も必要。一時的には、むしろ赤字になる可能性もあります。

しかし、賃貸物件に住み続ける限り、家賃の支払いはずっとついて回ります。現在の家賃が家計を圧迫しているなら、時間とお金をかけてでも見直す価値は十分にあるといえるでしょう。
たとえば、今より15,000円安い物件に引っ越して5年暮らせば、それだけで90万円の節約に。引っ越し費用も、十分に回収することが可能です。

あらかじめ適正額を確認しておけば、物件選びがぐっとスムーズになります。収入とのバランスをとりつつ、快適に暮らせる素敵な住まいを見つけてください。