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【FP監修】結婚後の財布は夫婦いっしょか、別々か!? あなたならどっちにする?
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【FP監修】結婚後の財布は夫婦いっしょか、別々か!? あなたならどっちにする?

共働き世帯が増えたことで、財布は別々という夫婦が増えているそうです。ただ、相手が何にお金を使っているかわからないため、夫婦仲に亀裂が入る恐れも・・・。財布は別々か、いっしょか、それとも一部いっしょがいいのか、調べてみました。

  • 創文舎 arisa_125

監修:フィナンシャルプランナー(1級)

共働きが増え、結婚後も財布は別々の夫婦が増加!?

共働きが増え、結婚後も財布は別々の夫婦が増加!?

Artem Postoev/ Shutterstock.com

共働きと聞いて思い出すのが、1980年代後半に流行った「DINKS」。アメリカで生まれ、広がったこのことばは、ダブルインカム・ノーキッズの略で、子どもを持たない共働き夫婦のこと。自分たちの時間を優先し、時間的にも金銭的にもゆとりある暮らしを楽しむ生き方がおしゃれでかっこいいと、日本でも話題になりました。

折しも、時代はバブルの真っただ中。当時、共働きは家計のためだけでなく、自由でリッチな暮らしを手に入れるための手段でもあったのです。

ところが、日本ならではの終身雇用制が崩れ、給与も上がりにくくなった今、子どもが欲しくても経済的に余裕がなくて産めないという理由で共働きを続ける夫婦もめずらしくありません。もちろん、子どもが生まれても仕事を辞めない女性も多く、保育園の待機児童問題は依然深刻な状況です。

実際、多数派だった専業主婦世帯と少数派だった共稼ぎ世帯は1990年代前半に逆転し、現在はそのまま右肩上がりを続けた共働き世帯が主流となり、それによって家計のあり方も様変わりしています。

とくに目立つのが、結婚後も独身時代と同じように財布は別々のまま生活するケース。DINKSがもてはやされた時代と違って、将来のために少しでも多くお金を残すことが共働きの目的だけに、「財布=家計」の管理方法を間違うと徒労に終わるばかりか、夫婦の危機を招きかねません。

そこで、「別財布」「一部共同財布」「共同財布」と、大きく分けて3パターンある家計管理のメリットとデメリットを探ってみましょう。

財布は夫婦の共有財産か、それとも個人の専有財産か・・・

共働き夫婦は、財布が二つ。それぞれ稼いだお金をどうするかはその世帯によりますが、まとまったお金が必要な時期は必ずやって来るので、その時になって慌てないよう、普段からしっかり管理しておくことが大切です。

財布は夫婦の共有財産か、それとも個人の専有財産か・・・

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夫婦別財布は、離婚危険度が高い!?

夫婦が別々に財布を持ち、それぞれ生活費を出し合う家計管理の方法を「夫婦別財布」といいます。結婚後もそのまま働き続ける女性が増えたことで、夫婦別財布のまま暮らす世帯も多く、中にはお互いの収入を知らない夫婦も少なからずいるようです。そうなると、初めて相手の収入や貯蓄額、お金の使い方を知った時、不満や不信感を抱くことがあり、離婚まで発展しなくとも、夫婦仲に影響が及ばないとも限りません。夫婦別財布でも、お金のことは、はっきりさせておくことが夫婦円満のヒケツです。

メリット

相手に干渉されず、使い途も、金額もすべて自由に決められます。夫婦とも貯蓄への関心が高い場合は、それぞれ個別にためることができ、継続するとまとまった額となり、将来家計の助けとなります。

デメリット

家計の全体像が見えないばかりか、お互いの収入や支出を知らない場合は、人生設計ができません。また、お金の使い途が不透明なため、相手に不信感を抱きがち。

生活費だけいっしょの財布は、自由度が高い!

生活費や固定費を一つの財布で管理し、貯金や小遣いはそれぞれ自分の裁量で管理する方法は、お金の区分がはっきりしているため、貯蓄や消費に対する意識が高くなり、ムダ遣いの予防につながります。収入に差がある場合は、それぞれ収入に応じた金額にするなど、お互いが納得して金額を決めれば、不公平感も生まれません。将来のことを考えて共同口座をつくって貯蓄するのもおすすめです。

メリット

夫婦別財布ほどではないが、共同で管理するお金以外は用途を相手に干渉されずに決められるため自由が高いです。貯蓄額もしっかり決めておけば、毎月決まった額が積み立てられ、計画的に貯めることができます。

デメリット

共同で管理する財布だけに、収支を明確にするなど、自分のお金のほかに、どちらかが共同財布を管理しなければならないのが面倒です。

すべていっしょの財布は、透明度が高い!

夫婦の収入をまとめて管理する方法は、収支がはっきりわかり、透明度が高いため、もっとも管理のしやすい方法です。また、お互いに収入をオープンにしているため、お金に関して不信感を持つこともありません。小遣いの額が決まっているため、出費の多い月はやりくりがたいへんですが、ボーナス時期は互いに小遣いを増やすなど、臨機応変に対応すれば、それも解消されます。

メリット

月間だけでなく、年間の収支も見通しがつくため、ライフプランが立てやすく、計画的にお金を貯められます。たとえば、その月だけ貯蓄に回すお金を捻出できなかったとしても、互いにその理由を共有できるため、お金のことで相手に不満を持ちにくいです。

デメリット

小遣いは決められた金額の中でやりくりしなければならないため、自由度が低いです。お金の管理もどちらか一方にかたよりがちなので、負担の多い方に不満がたまりやすいです。

デメリット

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お金の貯め時はいつ?

貯蓄を増やすなら新婚時代

2018年2月に総務省から発表された2017年度の家計調査によると、勤労者世帯の平均貯蓄率は手取り額のおよそ2割。といっても、世代別に差があり、もっとも高いのが20代の41%で、30代が25%、40代が21%、50代が15%と、年齢が上がるにつれ、低くなっています。20代の世帯人数が1.44人となっているため、そこには独身も含まれていますが、共働き世帯にとっては子どもがいない新婚時代がもっとも効率よく貯金ができる時期です。

第2位の30代は夫婦二人と子ども一人の世帯が中心と考えられますが、まだ子どもが小さいため、貯蓄率は平均以上。子どもの大学進学など、教育費がかさむ50代になると思うようにお金が貯まらないことから、金銭的に余裕のある新婚時代にしっかり貯めておくと、その後の人生に余裕が持てそうです。つまり、結婚後の「財布=家計」は、スタート=新婚時代が肝心というわけ! 財布のヒモは、「別財布」「一部共同財布」「共同財布」にかかわらず、しっかり締めておきましょう。

※ALL About マネー ~給料の何%を貯蓄にまわせばいい? 平均貯蓄率は20%?~より。

貯蓄を増やすなら新婚時代

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将来のことを考えるなら家計管理は必要です。互いの財布の持ち方次第で、将来経済的に余裕を持って暮らせるか否かが決まるとしたら、あなたはどの持ち方を選びますか?