ニオイや菌のお悩み、スッキリ解決
上質なくつろぎを運ぶ、おいしいお茶の入れ方
出典 : buritora/Shutterstock.com

上質なくつろぎを運ぶ、おいしいお茶の入れ方

おいしいお茶は、疲れた心身をホッと和ませてくれます。そんなお茶をおいしく楽しむための、基本の入れ方を紹介します。日本茶・紅茶・中国茶の入れ方のほか、少し変わった「氷出し茶」の作り方も!

  • kawase

おいしいお茶の入れ方・日本茶編

おいしいお茶の入れ方・日本茶編

taa22/Shutterstock.com

日本茶を入れる時は、以下のようなポイントを意識しましょう。
●できるだけおいしい水を、一度沸騰させてから使う
●旨味を出したい時は低めの温度で長めに、さっぱりとした苦味やキレ味を出したい時は、高めの温度で短めに抽出する

とくに、90℃以上の熱湯で長く抽出すると、苦味や渋みが強く出てしまうので注意しましょう。
お湯の温度を下げるには、水を混ぜるのではなく、別の容器に注ぎ直して空気に触れさせるのがコツ。一度注ぎ直すごとに、5~10℃ほど温度が下がります。
一度お湯を湯吞みに注いでから急須に入れると、お湯の温度を調節しつつ湯吞みを温めることができて一石二鳥ですね。

煎茶の入れ方

1 一人につき、大さじ1杯の茶葉を急須に入れます。
2 70℃程度のお湯を一人につき70ml急須に注ぎ、1分30秒ほど蒸らします。
3 湯吞みに注ぎます。濃さが均等になるよう、回し注ぎを行いましょう。

お茶を入れた後に残る茶殻は捨ててはいけません。しょう油とみりんで煮詰めれば佃煮に、ガーゼなどにくるんでお風呂に入れれば入浴剤になり、さまざまな活用法があります。

玉露の入れ方

1 一人につき、大さじ1杯の茶葉を急須に入れます。
2 40~50℃程度のお湯を一人につき30ml急須に注ぎ、2分30秒~3分30秒ほど蒸らします。
3 湯吞みに回し注ぎます。最後の一滴まで、しっかりと注ぎ切ってください。

玉露をおいしく味わうには、低い温度でじっくりと抽出し、やわらかな甘みとコクを引き出すのがコツ。二煎目はお湯の温度を上げて、さっぱりとした苦味を楽しみましょう。

おいしいお茶の入れ方・紅茶編

おいしいお茶の入れ方・紅茶編

Anna_Pustynnikova/Shutterstock.com

おいしい紅茶を入れる時に大切なポイントは、以下の2つです。
●ポットで保温したお湯ではなく、沸かしたてのお湯を使う
●硬水は使わない

ぬるいお湯や、沸かしすぎたお湯では、紅茶のおいしさを十分に引き出すことができません。沸騰したてのお湯を使うことで、茶葉が本来持っている豊かな香りを楽しむことができます。

また、ミネラルを豊富に含む「硬水」で紅茶を入れると、色合いや香りを損ねてしまう可能性が。硬度の高いミネラルウォーターなどは使用せず、新鮮な水道水を使いましょう。蛇口から勢いよく水を出し、酸素を含ませるとさらに◎です。

リーフティー(ホット)の入れ方

1 人数分の茶葉をティーポットに入れます。細かな茶葉はティースプーンで軽く一杯、大ぶりの茶葉はティースプーン山盛り1杯が、一人分の目安です。
2 ぐらぐらと沸いた湯を、一人につき150mlポットに注ぎ、フタを閉めます。抽出時間は茶葉によって異なるので、パッケージに従って正確に計ってください。
3 茶こしを使い、茶葉をこしながら紅茶をカップに注ぎます。均等な濃さになるようお湯を回し注ぎながら、最後の一滴まで注ぎ切ってください。

できれば、工程1で多めに湯を沸かし、紅茶を抽出している間、カップにお湯を注いで温めておくとよいでしょう。できたての紅茶のおいしさを、より完璧な状態で味わえます。

リーフティー(アイス)の入れ方

1 ティーポットに人数分の茶葉を入れ、一人につき70mlの熱湯を注ぎます。
2 パッケージの表示に従って抽出します。この時点では、通常よりもかなり濃いお茶が出来上がります。
3 氷をたっぷりと入れたグラスに、できた紅茶を一気に注ぎ入れます。

通常の分量で入れた紅茶を冷蔵庫で冷やすと、お茶が白っぽく濁る「クリームダウン」という現象が起きてしまいます。紅茶の魅力のひとつである美しい色合いをそのままにアイスティーを楽しむには、面倒でも濃いお茶を作ってから急冷するのがおすすめです。

ティーバッグ紅茶の入れ方

1 新鮮な水で湯を沸かし、150~160ml程度をカップに注ぎます。
2 ティーバッグを湯に沈め、小皿などでフタをして蒸らします。蒸らし時間は、パッケージの表示に従って調節してください。
3 ティーバッグを軽く振ってから取り出します。

バッグを取り出す際、「もったいないから」とスプーンなどで絞り出すと、苦味やえぐみが出てしまうので避けましょう。なお、アイスティーを作る場合は、リーフティーと同じように半量のお湯で濃く抽出した後、氷を入れたグラスに注いでください。

おいしいお茶の入れ方・中国茶編

おいしいお茶の入れ方・中国茶編

DedMityay/Shutterstock.com

中国茶を本格的な方法で入れるには、茶壺や茶海といった専門の道具が必要です。独特の工程を踏むことで、ゆったりと優雅な時間を感じられるのが魅力ですが、道具を一からそろえるのは少々タイヘンかも知れません。
そこで今回は、中国茶の中でもとくにポピュラーな「烏龍茶」を、家庭にある急須を使って入れる方法を紹介します。

烏龍茶(ホット)の入れ方

1 急須に茶葉を一人につきティースプーン一杯程度入れます。
2 沸かしたての熱湯を一人につき約150ml注ぎます、フタをして30秒~1分ほど蒸らします。
3 お茶を急須から大きめのマグカップなどに注いだのち、湯吞みに移します。

工程3のマグカップは、中国茶器のひとつ「茶海」の代わりとして使用します。お茶の味わいを均一にする役割がありますが、面倒な場合は、急須から湯吞みに直接お茶を注ぎ入れてもよいでしょう。

おいしいお茶の入れ方・氷出し茶編

おいしいお茶の入れ方・氷出し茶編

時間に余裕のある日は、氷を使ってゆっくりと抽出する「氷出し茶」を作ってみませんか? 温かいお茶を入れる場合と比べ、かなり時間がかかりますが、格別のおいしさを楽しむことができます。
茶葉の持つ旨味を余すことなく味わうため、できるだけおいしい氷を用意してください。家庭の冷凍庫で氷を作る場合は、浄水器を通した水か、一度煮沸させた水を使うとよいでしょう。

氷出し茶(煎茶・玉露)の入れ方

1 急須やティーポット(中の様子が見えるガラス製が◎)の底に大さじ2杯の茶葉を広げ入れ、その上に約100gの氷を乗せます。
2 氷が溶けてお茶が抽出されるのを待ちます。室温の場合は3~5時間、冷蔵庫に入れる場合は6~8時間程度が目安です。
3 氷が溶けたら容器を軽く振り混ぜ、濃度を均一にして完成です。

0℃という低温でじっくり抽出することにより、お茶の持つ甘み・旨味が際立ち、驚くほど奥深い味わいに。寝る前に冷蔵庫に準備しておき、目覚めの一杯として楽しむのもおすすめです。

ていねいに入れたお茶があれば、何気なく過ごしていたティータイムが少し贅沢な時間に変わるかも知れません。たまには、毎日頑張っている自分のために、ひと手間かけたおいしいお茶を用意してみませんか?