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「ただ書くだけ」はNG! 家計簿をつける本当の意味と、貯金に繋げるコツ
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「ただ書くだけ」はNG! 家計簿をつける本当の意味と、貯金に繋げるコツ

家計簿は何のためにつけるのか、どうすれば有効活用できるのか、考えたことはありますか? 今回は、家計簿をつけることで生じるメリット・デメリットと、家計の記録を貯蓄に繋げるための意識のあり方について解説します。

  • kawase

家計簿をかかさずつける人は、少数派

家計簿をかかさずつける人は、少数派

miya227/Shutterstock.com

節約や貯蓄を考えるなら、必須というイメージのある家計簿。しかし、株式会社クレディセゾンの調査によれば、家計簿をつけている人の割合は約30%であるとのことです。男女別に見ると、男性が約24%、女性が36%。女性の方が多いものの、それでも4割以下に留まっています。

どうやら、だれもが日常的に家計簿をつけているわけではないようですね。しかし、だからといって「家計簿は無意味である」といい切れるわけではありません。
そもそも、家計簿をつけると、家計や生活にどのような影響があるのでしょうか。考えられるメリットとデメリットを、具体的にチェックしてみましょう。

家計簿をつけるメリットとデメリット

家計簿をつけるメリットとデメリット

sunabesyou/Shutterstock.com

家計簿のメリット

家計簿をつけることで得られる利点には、次のようなものが挙げられます。
●自分のお金の使い方を見直せる
●使途不明金が出にくい
●生活の満足度が上がる可能性がある

家計簿をつける最大の目的は、自分のお金の使い方を見直すことにあります。記録をもとに過去の行動を振り返れば、改善すべき点を洗い出すことができます。
また、「いつ、何を買ったか」をきちんと記録すれば、使途不明金(何に使ったか分からないお金)が出にくくなります。さらに、見直しの結果を貯蓄に繋げることができれば、生活に対する満足度が上がる可能性も。

実際に、公益財団法人 家計経済研究所の調査では、「家計簿を定期的につけている人は、そうでない人に比べ、収入・支出に対する満足度が高い」という結果が出ています。
収入だけでなく、使ったお金に対する満足度も高まっている点がポイント。同調査では、その理由を「家計簿をつけることで収支をきちんと把握でき、家計を適切にコントールしているという実感を得られるため」と推測しています 。

家計簿のデメリット

家計簿をつける上でネックとなるのが、作業にかかる負担です。レシートを見ながら費目別に記録をつけるのはなかなかたいへんな作業で、長く続けることができず、結局挫折したという人は少なくありません。とくに、仕事や家事・育児などで多忙な生活を送っている人には、貴重な時間を削って行うその作業が大きなストレスとなる可能性も。

自由に使える時間と、それによってもたらされる心身のゆとりは、お金では買えない貴重な財産です。苦痛に耐えてまで家計簿をつけ続けるなら、その時間を休息や自己投資に充てた方がむしろ建設的といえるかもしれません。

家計簿をつけた方がいいのはこんな人

家計簿をつけた方がいいのはこんな人

Solomiya Malovana/Shutterstock.com

家計簿には、メリットのみならずデメリットも存在します。では、デメリットを押してでも家計簿をつけた方がよいケースには、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、ファイナンシャルプランナーの山口京子さんは、家計簿をつけるべき人の特徴として次の10項目を挙げています。

1 ひと月にいくら固定費がかかっているか分からない
2 ついお金を貯めていることを忘れてしまう
3 お財布の中のお金が無くなるたびに、ATMに走る
4 クレジットカードの明細を見てびっくりする
5 年収はそれほど低くないのに貯金がない
6 今までなんとなくお金を使ってしまっていた
7 言い訳消費が多い
8 自分へのごほうびが大好き
9 収入が上がったら支出も増えた
10 収入が減って生活が苦しい

つまり、「収支を把握できていない人」や、「家計を見直したいが、方法が分からない人」は、家計簿はつけた方がいいといえます。
記録の方法は、手書きでも、excelや家計簿アプリでも、自分が使いやすいものなら何でもOKです。まずは1ヵ月間、固定費を含む出費をすべて書き出すところから始めてみましょう。家計の現状を知ることで、漠然と感じていたお金の不安を解消するための手がかりがつかめるかもしれません。

記録するだけでは、お金はたまらない

記録するだけでは、お金はたまらない

pathdoc/Shutterstock.com

手間暇をかけて家計簿をつけても、行動に繋げなければ家計は変わりません。記録をもとに過去を振り返り、節約するべきポイントを探りましょう。

何を買ったかではなく、「なぜ買ったか」を考えよう

家計の無駄をあぶり出すためには、支出の「内容」よりも「目的」に注目することが大切です。

たとえば、本を一冊購入したとします。購入の理由が「仕事のスキルアップのため」ならば、それは自分への投資であり、必要な出費だったと考えることができますね。しかし、「なんとなく、暇つぶしのために買った」であれば、それは無駄遣いにほかなりません。

このように、購入の動機に着目すれば、注意するべきポイントを具体的に把握することが可能です。知らず知らずのうちに行っていた浪費に気づくことは、貯蓄に繋がる大きな一歩となるでしょう。

家計簿を通して収支をコントロールする習慣を身につけた後は、必ずしも記録を継続しなくても構いません。家計簿は、より効率よく貯蓄するためのツールのひとつ。あまり身構えずに、気軽に活用するのがおすすめです。