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畳に生えたカビの正しい掃除方法とは? 対策や予防法まで
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畳に生えたカビの正しい掃除方法とは? 対策や予防法まで

寝転ぶと、井草の良い香りが漂う畳。しかし、よく見るとカビが生えているなんてことも。カビが生えた畳を放っておくと、見栄えが悪いだけでなく、衛生的にもよくありません。正しい掃除方法で畳を清潔に保ちましょう!

  • 奥平 望

畳にカビが生える原因

畳にカビが生える原因

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畳にカビが生える主要な原因は、4つあるといわれています。今はまだカビが生えていない畳でも、気付けば生えていた・・・ということもあるので、まずはカビが生える原因をしっかりおさえておきましょう。

1.湿気

畳にカビが生える原因として1番多いのが「湿気」です。カビは湿気を好むので、じめじめした梅雨時期は注意が必要です。

2.25℃~28℃の室温

とくにカビが活発に活動する温度は、25℃~28℃だといわれています。私たち人間にはちょうどよい室温ですが、その適度な室温こそが、カビを増殖させる原因になっているのです。冬でも床暖房やヒーターを多用し、適温を保っている家庭は要注意です。

3.汚れの蓄積

カビは、人間の垢や皮脂、そのほかハウスダストなどをエサとしています。畳の上で寝転んだり、畳を歩き回ったりするだけで、カビにエサを与えていることになっているのです。

4.新しい畳

新しい畳にはカビが生えやすいと知っていますか? 新しい畳は材料であるい草も新しいため、湿気を吸う力に優れています。湿気を吸い過ぎることで、畳にカビを発生させるのです。

畳のカビ掃除に使用するアイテム

畳のカビ掃除に使用するアイテム

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それでは、畳のカビ掃除を始めましょう。畳のカビ掃除に使用するのは、以下のものです。

●マスク
●ゴム手袋
●目地ブラシ
●雑巾
●スプレーボトル
●消毒用アルコール(エタノール70~80%濃度のもの)
●重曹
●酢


軽いカビであれば、比較的カンタンに取り除くことができますが、黒カビまたは繁殖面積が広いなど、重度なカビになると、念入りな掃除が必要です。畳のカビ掃除は、十分に時間の取れる日に行いましょう。

畳のカビ掃除の方法

畳のカビ掃除の方法

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1.畳のカビ掃除をする際は、カビの胞子を吸い込まないように必ずマスクを着用しましょう。また、カビの胞子に直接触れないように、ゴム手袋も着用しておきましょう。

2.まず、消毒用アルコール(エタノール)をスプレーボトルに移しかえます。スプレーボトルに入れたエタノールをカビ全体に吹きつけ、そのまま15分ほど放置します。

3.次に、目地ブラシでカビをかき出します。この時、必ず畳の目に沿ってブラシを動かしましょう。

4.エタノールで落とし切れなかったカビがある場合は、重曹を振りかけて、さらにその上からエタノールを吹きかけます。先ほどと同様に、目地ブラシでカビをかき出したら乾いた雑巾で拭きとります。

5.カビ臭さが気になる場合は、酢を水で10倍に薄めたものをスプレーボトルに入れ、全体に吹きかけます。吹きかけたら、乾いた雑巾で拭きとりましょう。

初めは酢の匂いが気になりますが、次第に酢の匂いは消えていくので心配はいりません。酢は、人体に無害なので、家庭でも安心して使えます。

6.可能であれば、畳を外して陰干ししましょう。それが難しい場合は、窓を開けて風通しをよくしてください。この時、畳の片方を上げて缶などをはさむと、畳と床の間に風を通すことができます。

畳のカビ掃除でやってはいけないこと

畳のカビ掃除でやってはいけないこと

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じつは、畳のカビ掃除をする際にやってはいけないことがあります。せっかくの掃除が台無しになってしまうので、掃除をする前にNG行為を覚えておきましょう。

畳を水拭きする

畳には、湿気を吸いやすい性質があります。水拭きすると、余計に水分を吸い取ってしまうためカビを増殖させることに・・・。必ず、乾いた雑巾か硬く絞った雑巾を使用しましょう。

カビ部分を叩く

カビを叩いて拭き取ろうとすると、周囲にカビが飛び散ってしまうので絶対にやめましょう。また、叩くことでカビが畳の目の奥まで入り込んでしまう可能性もあります。カビ掃除をする際は、ブラシでかき出すか、雑巾でやさしく拭き取るようにしましょう。

カビを掃除機で吸い取る

掃除機は、吸い込んだ汚れは機内に貯めますが、空気は排出してしまいます。そのため、カビのような小さい粒子は、排出される空気に乗って拡散してしまいます。掃除機を使用してしまった時は、必ず掃除機のパックを交換しましょう。

畳のカビ対策

畳のカビ対策

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畳の上にカーペットやじゅうたんを敷いている家庭も多いと思いますが、常に畳の上に何かある状態を作ってしまうと湿気がこもります。できるだけ畳の上には物を置かないようにしたいですね。

そのほか、扇風機や除湿器を活用するのもいいでしょう。風通りの悪い部屋は、換気をしたところでどうしてもじめじめしてしまいます。そんな時は、道具に頼って湿気がこもらないようにしましょう。

畳にカビが生える原因と、正しい掃除方法をご紹介しました。

寝転んだり座ったりする畳にカビが生えていたら、見た目も気になりますし衛生上よくありません。重度なカビになると、カビ臭さが鼻につくようになってしまいます。畳にカビが生えているとわかったら、すぐに正しい方法で掃除しましょう。
どうしてもカビが取り除けない場合は、畳自体を入れ替えたり、和室を洋室にリフォームすることも検討しましょう。