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立冬とは、日本古来の暦で表された季節の一つ
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立冬とは、日本古来の暦で表された季節の一つ

立冬とは、旧暦の二十四節気に出てくる季節の一つです。立冬はもちろん、二十四節気が何か知らない人も多いでしょう。常識の一つとして覚えておくと、わが子に聞かれた時、しっかり答えられ、親としての面目を保てるばかりか、一目置かれるかも!

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二十四節気の19番目が「立冬」

二十四節気の19番目が「立冬」

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日本古来の暦としていまも残る二十四節気とは、一年を春夏秋冬の4つに分け、さらにそれぞれの季節を6等分したもの。一ヵ月を約30日として季節の変化を表す現代の暦に対し、15日ごとに区切られた二十四節気は、半月ごとの微妙な変化を教えてくれるものとして、古くから農業などに役立てられていたようです。

約2600年前に中国の黄河周辺の気候に合わせてつくられたということもあって、日本の現代の気候とは多少異なるところもありますが、毎年同じ時期に季節の節目が設定されており、それに基づいて行事が執り行われたり、手紙の挨拶に使われるなど、いまも日常のさまざまなシーンで活用されています。

秋も深まり、これから迎える季節の節目は「立冬」です。立冬とは、立春、立夏、立秋とともに、それぞれの季節の始まりを告げる節気の一つで、二十四節気では19番目の季節に当たります。

太陽の位置によって時期が決まるため、毎年1日程度のズレが生じ、2018年の立冬は11月7日(水)。日本ではこの頃から冬支度を始め、本格的な冬の訪れに備えるのが習わしです。「立冬」にまつわる話もいろいろあり、雑学として身につけておくと、いつか役に立つ日が来るかもしれません。

その意味と、立冬にまつわる雑学

立冬を迎え、冬の訪れを実感する人びと。暮らしの中に根づいていた立冬が意味することや、立冬に関する話は知っておいても損はありません。うんちくを披露すれば、わが子に「ママ、すごいね!」って言われるはず!

その意味と、立冬にまつわる雑学

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「立冬」は冬の始まり

「立」は、新しい季節になることを意味しており、二十四節気では立春、立夏、立秋、立冬を「四立(しりゅう)」と呼んでいます。つまり、「立冬」は冬の始まりで、その日から15日にわたる期間のことをいいます。二十四節気の冬は立冬を皮切りに、「小雪」(11月22日頃)、「大雪」(12月7日頃)、「冬至」(12月22日頃)、「小寒」(1月5日頃)、「大寒」(1月20日頃)と冬が続き、それが終わると春の訪れを告げる「立春」(2月4日頃)がやって来ます。つまり、人びとに冬の訪れを告げ、冬支度を促すのが立冬の役割なのです。

季節のあいさつとして使う「立冬の候」

手紙などで、季節の挨拶として使われる「立冬の候」。使える期間は、立冬のその日から小雪までの15日間です。読み方は「りっとうのこう」。いまや年賀状でさえメールで済ませるご時世だけに、普段の生活ではなかなか使う機会はありませんが、ビジネス文書をつくる際は必須です。意味としては、「いよいよ冬の訪れを告げる立冬がやって来ました・・・」といったところでしょう。先述したように、15日間しか使えないことばだけに、タイミングを間違えると非常識とも取られかねません。それだけに、逆に知っていると周りからの評価も高まるはず。

七十二候も日本の旧暦

日本で二十四節気とともに用いられてきたのが、七十二候と呼ばれる暦です。季節の変化を告げる二十四節気に対し、七十二候は二十四節気をさらに約5日ずつに分け、気象や動植物の変化によって季節の移り変わりを教えてくれます。たとえば、二十四節気の立冬(11月7日~22日頃)は、七十二候では「山茶始開(つばきはじめてひらく)」(11月7日頃)、「地始凍(ちはじめてこおる)」(11月12日頃)、「金盞香(きんせんかさく)」(11月17日頃)と、3つに分かれており、季節の微妙な変化を表す名称が使われているのが特徴です。七十二候も二十四節気と同じく古代中国でつくられましたが、江戸時代に入ってから日本の気候風土に合わせ、「本朝七十二候」に改訂されました。

七十二候も日本の旧暦

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立冬の気象や歳事

木枯らし一号

「木枯らし1号」とは、10月中旬から11月末の間に、初めて吹く秒速8m以上の北向きの風のこと。東京と近畿地方だけ発表され、この風は冬型の気圧配置が現れると吹くため、災害発生の恐れがある場合は、注意報や警報が発表されます。

木枯らし一号

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こたつ開き

日本には「こたつ開き」といって、こたつを出す日が決められていました。これは、江戸時代の風習で「亥の月、亥の日」がその日に当たります。亥の月とは旧暦で10月のことですが、新暦が発表されてからは11月の最初の亥の日となりました。2018年は11月3日。立冬の時期に行われる歳事として知られています。

聞いたことはあっても、「立冬」とは何かよく知らなかった人も多いはず。冬の始まりを教えてくれるもとして、後世まで残したい、日本の古き良き習わしの一つです。何かと忙しい毎日ですが、子どもと一緒に日々を丁寧に見つめてみるのも素敵ですね。