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冬至の食べ物といえば? 定番のかぼちゃ・小豆から、こんにゃくまで!
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冬至の食べ物といえば? 定番のかぼちゃ・小豆から、こんにゃくまで!

冬至の食べ物といえば、思い浮かぶものは何ですか? 冬至の食べ物の代表格「かぼちゃ」以外にも、冬至に食べたい物や料理はあるのです。そこで、冬至の食べ物とその由来をご紹介します。由来を知って、食べ物と健康について改めて考えましょう!

  • 奥平 望

冬至の風習「運盛り」とは?

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冬至には「ん」のつくものを食べると、運が呼び込めるといわれています。冬至の「運盛り」とは、このように「ん」のつく食べ物を食べて縁起を担ぐという風習です。

冬至の食べ物といえば、まず思い浮かぶのが「かぼちゃ」ではないでしょうか? しかし、かぼちゃには「ん」が見当たりません。運盛りとは関係ないのかと思いきや、かぼちゃを漢字で書くと「南瓜(なんきん)」になり、無事「ん」のつく食べ物になります。

この冬至の運盛りには、縁起担ぎの意味だけが込められているのではありません。「ん」のつく食べ物を食べて、栄養をつけて寒い冬を乗りきるための知恵でもあります。また、「いろはにほへと」が「ん」で終わることから「ん」には一陽来復(いちようらいふく)の願いが込められているのです。

ぜひ、かぼちゃのほかにも、にんじん、だいこん、れんこん、うどん、ぎんなん、きんかんなど、身の回りの「ん」のつく食べ物を探してみてくださいね。

冬至の食べ物の代表格「かぼちゃ」

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かぼちゃ、つまり「なんきん」は冬至の食べ物の代表格です。しかし、本来かぼちゃの旬は夏のはず。なぜ、旬のものではないかぼちゃが冬至の食べ物として有名なのでしょうか?

かぼちゃには、ビタミンAやカロチンが豊富に含まれています。そのため、風邪や中風(脳血管疾患)予防に効果的だといわれています。夏が旬のかぼちゃですが、長期保存が可能です。昔の人は、冬に栄養を摂るためにかぼちゃを食べていたんですね。

冬至の食べ物の定番「小豆」

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冬至には、運盛りのほかにも邪気を払うといわれる食べ物を摂る風習があります。小豆の赤い色は昔から邪気を払うと考えられています。

そのため、冬至の行事食である冬至粥には小豆が使われています。甘くてとろとろした冬至粥に餅を入れて、ぜんざい風にする人も多いですね。

冬至におすすめの料理「いとこ煮」

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運盛りのかぼちゃと邪気を払う小豆を使った「いとこ煮」なら、冬至におすすめの食材をいっぺんに食べることができます。いとこ煮は、地域によって使う材料や味付けは異なるものの、かぼちゃと小豆を入れるという点は多くの地域で共通しています。

いとこ煮の名前の由来は、硬いものをおいおい(甥)入れて、めいめい(姪)炊き込んでいくことから名付けられたといわれています。また、材料の豆や野菜は畑で採れたもので、親戚やいとこのようなものだからという説もあります。

地方によっては「こんにゃく」

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地域によっては、冬至にこんにゃくを食べるところもあります。冬至の時期は、大掃除で体が汚れがち。昔の人は、汚れた体を清める意味を込めてこんにゃくを食べていたようです。

体を清めるためにこんにゃくに食べることを「砂おろし」といい、こんにゃくで体内にたまった砂を出そうとしていたそうです。昔はこんにゃくを「胃のほうき」「腸の砂おろし」と呼び、冬至の時期以外にも大晦日や節分、大掃除の後などにも食べていたそうですよ。

そして、この考えはこんにゃくの成分からみても頷けることばかりです。こんにゃくに含まれる水溶性の食物繊維であるグルコマンナンには、腸をきれいにするはたらきがあるため、デトックス効果あります。
また、こんにゃくに含まれるセラミドには美肌効果があり、植物性のカルシウムにはストレスを軽くする効果まであります。砂おろしとデトックス。言葉のイメージは全然違いますが、昔からこんにゃくの効果は知られていたんですね。

このように、冬至の食べ物には意味が込められており、その風習は今なお続けられています。運盛りや小豆、こんにゃくは、単なる縁起担ぎではなく体のため、心のために食べ続けられています。

冬至には、冬至粥やいとこ煮など、普段は食べる機会の少ない行事食をいただきませんか?