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お米は研ぎ方と水の使い方でもっとおいしくなる
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お米は研ぎ方と水の使い方でもっとおいしくなる

いつものお米の研ぎ方はもしかすると間違っているかもしれません。ちょっと改めるだけで、ご飯がぐんとおいしくなるから驚き。一人暮らしを始めた人も、ベテラン主婦も、基礎から学び直してみる価値はありそうです。

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意外と知らない正しいお米の研ぎ方

意外と知らない正しいお米の研ぎ方

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慣れた手つきでお米を研いでいるあなた、お米の研ぎ方はどこで覚えましたか? 見様見まね? それとも家庭科の授業? 「お米を研ぐ」のは、手のひらでギュギュッと研いで、水ですすぐだけのカンタンな作業に見えて、じつは、奥が深いんです。

昔と比べ、お米の銘柄も増え、おいしいお米がたくさん出回っていますが、銘柄に関係なく、上手に炊き上げるには、お米の研ぎ方と水の使い方が重要。そこに気をつければ、収穫から1年以上経った古米だって、おいしく炊き上がるから侮れません。

そもそも、なぜお米を研ぐのかというと、お米にはぬかやゴミが付着しており、それをきれいに取り除くという目的があります。

最近は精米技術が向上しているうえ、やわらかい品種のお米が増えていることもあって、昔のように力を入れて研ぐ必要がなくなりました。逆に強く研ぐと、お米が砕けてしまうことがあるので、今はやさしく研ぐのが鉄則です。

これまでのお米の研ぎ方を一度リセットして、一から見直してみませんか? コツさえつかめば、驚くほどおいしいご飯が炊き上がります。

ご飯をおいしく炊くには? 研ぎ方の手順とポイント

お米を研ぐ時に使うのは水だけ。だからこそ、水の使い方が重要です。難しいテクニックは必要ありません。ちょっとしたひと手間で、だれでもカンタンにおいしいご飯を炊くことができます。

ご飯をおいしく炊くには? 研ぎ方の手順とポイント

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お米の正しい研ぎ方と手順

お米が水を吸収するのは、水に浸けている時ではありません。じつは、お米は水に浸けた瞬間、吸収する水分のうち、約6割を吸い込んでしまうといわれています。そのため、米を入れたボウルに後から蛇口で水を入れるのではなく、あらかじめ水を張ったボウルに後からお米を入れるのが正解です。それを踏まえて、手順をマスターしましょう。

手順

1.ボウルに張った水の中にお米を入れ、2度ほどすすいだら、ソフトボールを軽くつかんだ時のような形の手をお米に差し込み、そのまま円を描くように20回程度お米をやさしくかき回します。
2.研ぎ終わったら、水を入れ、研ぎ汁がたまる底の部分を一度軽く混ぜてから水を捨ててください。これを2~3回程度繰り返し、お米がうっすら透けて見える程度の透明度になればOKです。
3.お米は少し時間を置いてから炊いた方がいいといわれますが、炊飯器で炊く場合、吸水時間も含まれているため、お米を研いでからすぐスイッチを入れても問題ありません。水の量は、好みに合わせて変えるのではなく、目盛り通りに入れた方がおいしく炊けます。

手順

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今までの常識は非常識!?

昔は力を入れてお米を研ぐのが当たり前でしたが、それは精米技術があまり良くなかったため、お米にゴミやぬかがたくさん付着していたため。先述したように、今は軽く、やさしく研ぐのが常識です。それ以外にも、常識だと思っていたことが、じつは、タブーだったということがあります。

お米を研ぐ時のタブー

1.お米は強く押して研がないこと。ギュッギュッと強く押すのは、お米が割れる原因です。また、表面が強く削られると、ベタついた炊き上がりになってしまうことがあります。
2.水の替えすぎもNG。透明になるまで水を替えると、お米のおいしさや栄養分まで失われてしまいます。
3.家庭で食べる程度の量のお米はザルで研ぐと、ザルの網目にお米がはさまって砕けることがあります。また、研いだお米をザルに入れたままにしておくと、お米が乾燥し、割れてしまう場合があるため、どうしても必要な時は5分程度にすること。

古米をおいしく炊き上げるには?

新米はやさしく研ぐのが一般的ですが、収穫してから時間が経った古米は水分が抜け、臭いも強くなっています。そのため、古米を研ぐ時は昔のように力を入れてしっかり研ぐのがおすすめです。ただし、お米が砕けないよう注意すること。また、水分が少ないため、少し置いてしっかり吸水させることも大切です。炊く時は、お酒を大さじ1~2杯入れると、ふっくらした炊き上がりになります。食用の重曹をほんの少し入れて炊いても、臭いが取れ、もっちりした仕上がりになります。

こうすればご飯はもっとおいしくなる!

水が決め手

おいしいご飯を炊くには、水が重要なのは先述したとおり。水はミネラルウオーターか浄水器の水で炊いた方がお米そのものの味を引き出してくれるため、味わい豊かなご飯に仕上がります。

ほぐしは必須

炊き上がったからと安心して、そのままにしておくとそれまでの苦労が水の泡です。炊き上がったご飯は、ほぐして、米粒を切り離すことで、つやつやでおいしいご飯になります。コツはしゃもじを十字に入れ、1/4をさっくりとひっくり返し、残りのご飯の上に置き、お米を潰さないよう気をつけながら全体に広げます。残りの3/4も、1/4ずつ同じようにほぐしています。

ほぐしは必須

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裏ワザは氷

炊く直前の炊飯器の中に氷を入れます。こうすると、沸騰するまでの時間が長くなり、ご飯の甘みがアップします。米1合につき氷1個を目安に入れましょう。その分、水は減らしてください。なお、ご飯を炊く時の水をあらかじめ冷蔵庫で冷やしておくと、同じような効果が得られるそうです。

お米を炊く時に使うのは水だけ。だからこそ、水の使い方がお米の炊き加減に大きく影響します。おいしく炊ける炊飯器もいろいろ発売されていますが、まずは水の使い手になって、お米を上手に研げるようになりましょう。