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正しいダニ対策を理解して、快適安全な生活を!
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正しいダニ対策を理解して、快適安全な生活を!

アレルギーの原因になることもある厄介なダニ。そのダニを駆除するための対策はいろいろありますが、間違った認識を持つ人も少なくありません。正しいダニ対策と、継続することの重要性を紹介します。

  • 創文舎 hiderio888

ダニ対策とは「ダニの数を減らすこと」

ダニ対策とは「ダニの数を減らすこと」

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まず、ダニ対策とはダニを死滅させることではなく、ダニの数を減らすことであるということを理解しておきましょう。

一般家庭に見られる平均的なほこり1gを調べてみると、およそ1000匹のダニが生息しているといわれています。ダニは2~3ヵ月程度の寿命の中で、50~100個の卵を産み、ダニが死滅する環境が訪れない限り、それが永遠に繰り返されます。そのため、あっという間に増殖し、たとえば30匹のダニがいたとしたら、2ヵ月半後には約1万匹に増えるともいわれます。

気密性の高い現代の住宅は、気温も湿度も高く、どの家にも人のフケや垢、食べ物のカスなどが付着した布団やマットレス、カーペットなどがあるため、ダニが繁殖するのに絶好の環境が整っています。

つまり、家の中はどんなにきれいに掃除をしても、ダニを全滅させることは不可能です。そのため、ダニ対策は、どれだけダニの数を減らせるかということがポイントになります。

間違いだらけのダニ対策

間違いだらけのダニ対策

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家庭で行っているダニ対策は、正しいと思い込んでいるだけで、じつは、効果がないものがあります。

ダニ対策としてよく取り上げられるのが、掃除機をかけてダニを除去する方法です。掃除機をかければ、部屋のほこりと一緒にダニも吸い込まれているはずですが、これではダニの数を減らすことはできません。

大手製薬会社のアース製薬の実験によれば、布団に掃除機をかけた結果、生きているダニは布団の繊維にしがみつき、掃除機の吸引力に耐える力を持っていることがわかりました。最終的に布団のダニは、掃除機で吸い取ることがほとんどできなかったそうです。

また、布団を天日干しすることもダニ対策には効果的といわれていますが、これも連日30度を超えるような8月に1ヵ月間連続して天日干しをして、やっとダニを半減させることができる程度。晴れた日に1日布団を干したくらいではあまり効果がないこともわかっています。

ダニは駆除してから掃除機で吸うこと

ダニは駆除してから掃除機で吸うこと

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では、正しいダニ対策とはどのようなものなのでしょうか? ダニを減らすためには、当たり前ですが、ダニの駆除が必要です。

生きているダニは掃除機をかけても吸いきれないということは先述した通り。そのため、燻製剤や燻蒸剤といったダニを駆除する薬剤を使い、ダニを退治してから掃除機をかけるのがもっとも効果的です。

これらの薬剤は、部屋の隅々まで届くため、広い範囲でダニを駆除することができます。その後に掃除機をかければ、ダニの死骸や糞などをまとめて吸い取ることができます。

ただし、部屋の中は薬剤や殺虫効果のある微粒子に弱いものあるので、薬剤を使用する時には説明書を熟読し、準備を整えてから行うようにしましょう。

定期的な駆除を継続することが大切

定期的な駆除を継続することが大切

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ダニは湿度や温度が高い環境を好む生物のため、梅雨時の6月頃から気温の高い8、9月にかけてその数を大きく増やすといわれています。

しかし、その他に季節にまったくいなくなるというわけではありません。数が変わるだけで、ダニは1年中生息しています。

そのため、ダニの駆除は定期的に行う必要があります。ダニの多い時期は1ヵ月に1回程度、少ない時期は2ヵ月に1回程度行うことで、年間を通してダニの数を減らすことができます。とくに、家族の中にダニが原因のアレルギーを持つ人がいれば、定期的に駆除を行うよう習慣づけましょう。

ダニは目に見えない分、間違った対策を講じてしまいがちですが、正しい駆除の方法を理解すればダニの数を大きく減らすことができます。ダニを気にすることなく、いつでも快適に過ごすことができればいいですね。