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119番の日に、119番通報についてもう一度勉強しておこう
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119番の日に、119番通報についてもう一度勉強しておこう

日本には「119番の日」というのがあります。防災意識を高めるために制定されたこの日は、秋の全国火災予防運動の開始日です。年に一度のこの日に、119番通報について改めて勉強しておくと、いざという時役に立つかもしれません。

  • 創文舎 hiderio888

11月9日は119番の日

11月9日は119番の日

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みなさんは11月9日が何の日か知っていますか? 11月9日は文字通り「119番の日」です。これは1987年に当時の自治省(現在の総務省)の管轄である消防庁が制定したものです。

消防庁の広報資料には、119番の日制定の目的について次のように記されています。

消防庁では、消防に対する正しい知識と認識をさらに深めるとともに、防火防災意識の高揚、地域ぐるみの防災体制の確立に資することを目的として、昭和62年より11月9日を「119番の日」としております。


出典 http://www.fdma.go.jp

約30年前につくられた「119番の日」、もしかすると初めて聞いたという人もいるかもしれませんね。

119番の日は「秋の全国火災予防運動」の開始日

119番の日は「秋の全国火災予防運動」の開始日

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毎年、「119番の日」に当たる11月9日を皮切りに、秋の全国火災予防運動(正式には秋季全国火災予防運動)がスタートします。

空気が乾燥し、火災が発生しやすい冬を迎えることから、人々の火災予防への意識を高め、火災によって死者が出たり、財産の消失を防いでもらおうと、毎年行われる行事です。

具体的には、その年の重点目標を掲げ、全国にある消防本部などが防災や防火をアピールする展示活動や広報活動を実施するほか、各学校や事業所などでも、防火講習、消防訓練、避難訓練などを行い、火災予防に対する意識啓発を推進します。

正しい119番通報、知っていますか?

正しい119番通報、知っていますか?

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119番の日にちなみ、正しい119番通報の方法について改めて確認しておくことも大切です。いざという時にあわてることのないよう、今一度内容を検証してみましょう。

火災の場合は安全な場所から通報

119番通報を利用するのは、火災か救急のどちらかです。そのうち、火災について通報する場合は、安全な場所まで避難してから通報することが大切です。

通報時に伝えること

119番通報すると、消防本部の職員が「火事ですか? 救急ですか?」と尋ねてきます。まずは、どちらかを的確に伝えるようにしましょう。

その後、火災・救急によって質問されることが変わってくるため、できるだけ冷静を保って答えることが大切になります。質問事項は以下のとおりです。


火災の場合
●住所(もしくは近くにある目標物、何階が燃えているか)
●何が燃えているのか
●逃げ遅れている人はいないか
●通報した人の氏名と電話番号


救急の場合
●住所(もしくは近くにある目標物、何階に向かえばいいか)
●だれが、どうしたのか
●通報した人の氏名と電話番号


事故の場合
●住所(もしくは近くの目標物)
●どのような事故か
●けが人はいるか? (閉じ込められている人はいるか)
●通報した人の氏名・電話番号


これらのほかに、適切な医療機関に搬送する必要があるため、傷病者の年齢や持病、かかりつけの病院などを質問されることもあります。また、電話に出た職員から心肺蘇生やAEDによる応急処置を依頼されることもあるので覚えておきましょう。

スマホで通報する時の注意点とは?

スマホで通報する時の注意点とは?

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最近では119番通報の約4割がスマートフォンや携帯電話からの通報となっています。スマホなどの携帯電話から通報する場合には、注意しなければならないことがあるので、頭に入れておくといいでしょう。

場所によっては電波が届かない!

地下街など携帯電話の電波が届きにくい場所では、119番通報ができないことがあります。

このような場合は、他の人に助けを求めたり、携帯電話以外の電話を使う必要があります。電波が届かないからといって、パニックになってはたいへん。冷静になってどうすればいいか考えましょう。

管轄外の消防本部につながる!?

電話をかける場所が、消防の管轄境界の近くだった場合、本来の管轄とは別の消防本部につながってしまうことがあります。

この場合、消防本部が管轄の消防署へ即座に電話を転送し、内容を確認してから救急者や消防車を出動させます。そのため、電話の転送中は電話を切らずに待つ必要があるということを知っておきましょう。

どうしても転送できない場合は、管轄の消防本部への連絡先を案内されることもあります。

電話アプリは119番が使えない!?

050の番号から始まる電話アプリなどからは、119番通報ができません。そのため、事前にそのアプリで緊急通報ができるかどうかを確認しておくことが大切です。

また、同様に自宅がIP電話の場合、緊急通報できないので注意が必要です。
いざという時のためにも、電話アプリやIP電話以外で通報する方法を確認しておきましょう。

救急車は、本当の緊急時だけ

救急車は、本当の緊急時だけ

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緊急性が低いにもかかわらず救急車を呼んだり、救急車をタクシー代わりに使用したりする人がいるため、救急車の出動件数が増加していることが社会問題になっています。

これは、当事者のマナーやモラルの問題だけではなく、本当に救急車が必要な人が利用できなくなることもあるため、絶対にやってはいけないことです。

もし、救急車の要請が必要かどうか迷ってしまうような時には、各地の救急相談センターに問い合わせると電話で対応方法を教えてくれます。また、インターネットやスマホで利用できる「緊急受診ガイド」を見れば、緊急かどうか判断しやすくなるので、利用するのも一つの方法です。

119番通報は、使わずに過ごすのが一番ですが、いざという時に必要な番号です。119番の日に合わせて、防災や防火、通報の仕方などについて、一度家族と話し合ってみるのもいいのではないでしょうか。