ニオイや菌のお悩み、スッキリ解決
押入れの「カビ掃除」を、忘れないで!
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押入れの「カビ掃除」を、忘れないで!

押入れを開けると、なんだかムッとするニオイが・・・。その原因は、押入れの壁にびっしりと繁殖するカビのせいかも? 服や布団にまでカビが広がってしまわないよう、今年の大掃除は、押入れの「カビ掃除」もお忘れなく!

  • 渡辺

押入れは、カビの楽園!?

押入れは、カビの楽園!?

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ひと昔前に比べて、現在の住宅はとても気密性が高く、快適に過ごしやすくなっています。ですが、それは同時にカビの繁殖しやすい環境でもあるということを、知っていますか? とくに、閉め切ったままの押入れの中は、気づかないうちにカビの楽園になってしまっていることも・・・。

実際に、不動産・住宅サイト『SUUMO』の調査では、「家の中で意外にもカビていて驚いた場所」ランキング第2位に、“押入れ・クローゼット”があげられています。押入れの中は想像以上に通気性が悪く、空気がこもっているために、カビにとっては絶好の繁殖場所となっているのです。

さらに悪いことに、押入れは収納をする場所であるため、カビが発生すると、しまってある服や布団にまで胞子がどんどん広がってしまいます。衣替えの時にショックを受けることのないよう、押入れのカビ掃除と対策はしっかりと行うことが大切です。

押入れのカビ掃除の、コツと手順

押入れのカビ掃除の、コツと手順

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押入れのカビには、白いカビと黒いカビの2種類があります。それぞれの掃除方法のコツを知って、カビを確実に除去しましょう。

白いカビの掃除方法

白いカビは、フワフワした見た目が特徴です。胞子が飛び散ると、どんどん増殖してしまうため、ほかのところに飛び散らないようゆっくりと掃除することがコツです。

【準備するもの】
●ゴム手袋
●マスク
●キッチンペーパー
●ゴミ袋
●エタノール、または逆性石けん


<エタノールについて>
消毒用エタノールは、そのまま使用可能です。無水エタノールは、エタノール8に対して水2の割合で薄めてから使いましょう。

<逆性石けんについて>
通常の石けんとは異なり、洗浄よりも殺菌が主な効果の石けんです。液体状のものが、ドラッグストアなどで購入できます。使用方法を確認し、水で薄めて使いましょう。逆性石けんは無臭のため、ニオイに敏感な人にも向いています。

【掃除の手順】
1 押入れの中のものを、すべて出す。
2 ゴム手袋とマスクをつけ、部屋を換気する。
3 キッチンペーパーをエタノール、または逆性石けんに軽く浸して、白いカビの胞子が飛び散らないように、上からそっと拭き取る。
4 胞子のついたキッチンペーパーは、袋に入れて縛ってから捨てる。
5 押入れをしっかり乾かして、完了。

黒いカビの掃除方法

黒いカビは、黒く点々とした見た目が特徴です。奥にまで根を張っているため、拭き取ったり、除菌するだけでは落とすことができません。除去するには、市販のカビ取り剤(塩素系漂白剤)を使う必要がありますが、壁が変色する場合があるため、事前に目立たない部分で試してから使うようにしましょう。

【準備するもの】
●ゴム手袋
●マスク
●雑巾数枚
●泡スプレータイプのカビ取り剤

【掃除の手順】
1 押入れの中のものを、すべて出す。
2 ゴム手袋とマスクをつけ、部屋を換気する。
3 乾いた雑巾にカビ取り剤を吹きつけてカビの部分を直接拭き、そのまま10分ほど放置する。
4 水で濡らした雑巾で、カビ取り剤のついた部分を拭く。
5 押入れをしっかり乾かして、完了。

押入れのカビ掃除の、注意点

押入れのカビ掃除の、注意点

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カビは、胞子を空気中に飛ばしてまわりに付着させることで、どんどん増殖していきます。そのため、掃除をする際には、カビの胞子をまき散らさないように気をつける必要があります。

カビ掃除に、掃除機はNG!

とくに、白いカビの場合はフワフワしているので、つい掃除機をかけて吸い取りたくなりますが、ちょっと待って! カビに掃除機をかけると、胞子をまき散らしてしまい、ほかの部分にまでカビを発生させる原因となってしまいます。また、掃除機の中にもカビが入り込んでしまい、掃除のたびに家中にカビをまき散らしてしまう事態に・・・。カビ掃除に、掃除機は禁物です。

押入れのカビを、防止する方法

押入れのカビを、防止する方法

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押入れのカビを除去したら、つぎに、カビを再び発生させないための対策をしましょう。ちょっとした防止策をとっておくだけで、カビの発生をグッと抑制することができます。

1 すのこを敷く

すのこを敷くことで、空気の通り道ができて湿気を逃がすことができます。また、素材が桐やヒノキのすのこは、それ自体に吸湿効果があるうえ、防カビ、防虫、消臭等の効果もあります。

2 除湿剤を置く

カビを防止するには、とにかく除湿が重要。湿気は下の方に溜まるため、除湿剤は下に置くとより効果的です。

3 服や布団は、湿気を取り除いてから収納する

使ってすぐの服や布団には、湿気が含まれています。天日干しや布団乾燥を使うなどして、しっかり湿気を取り除いてから収納しましょう。

4 定期的に、押入れの中を換気する

押入れは定期的に開けて、風を通すようにしましょう。

押入れのカビは目につきにくく、気づいた時にはかなり広範囲に増殖してしまっていることも。大切な服や布団をカビから守るためにも、今年の大掃除は押入れの中を隅々までしっかりとチェックしてみてくださいね。