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子どもに伝えたい、伝統的な元旦の過ごし方
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子どもに伝えたい、伝統的な元旦の過ごし方

家の中でだらだらして、ひたすらゲーム三昧・・・そんな元旦の過ごし方を、子どもたちがしていませんか? 日本の伝統文化が詰まったお正月は、子どもの教育のためにもとても需要な時間です。家族全員で楽しみながら、日本の良さを再発見してみましょう。

  • 渡辺

元旦は、子どもに伝統行事を教えるチャンス!

元旦は、子どもに伝統行事を教えるチャンス!

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昔は、親戚一同が集まってにぎやかに過ごした元旦も、今は家族水入らずでゆっくりと過ごすケースが増えています。子どもも、従兄弟たちが勢ぞろいして大はしゃぎ・・・なんてこともなく、家の中でゲームに夢中になっていることの方が多くなりました。

また、(株)紀文食品の調査によると、2017年のお正月に“自宅でおせち料理を用意した家庭”は、20代~40代では5割を下回るという結果も。伝統行事としてのお正月に対する意識は、だんだんと下がっている傾向にあるのです。

しかし、一方で“おせち料理は、ぜひ子どもに伝えたいと思う”という設問に対しては、20代~30代の5割以上がYESと答えています。子どもの将来を考えるうえでも、日本の伝統を伝えていくことの重要さが意識されていることの結果といえます。

実際に、文科省が告示する『学習指導要領』においても、「国際社会で活躍する日本人の育成を図るには、郷土の伝統・文化を受け止め、それを継承・発展させていくことが必要」とされています。つまり、日本の伝統を知ることで、外国の文化や歴史に敬意を払い、グローバルな視野を持つことができるようになるのです。

元旦・お正月は伝統行事が目白押し!

伝統の継承・・・と聞くと、ちょっと重苦しく感じてしまいますが、元旦・お正月においてはそれほどハードルの高いものではありません。日本の行事の王様ともいえる元旦・お正月には、たくさんの伝統行事が目白押し! 家族で食事をしながら、遊びながら、いろいろな場面で楽しみながら学ぶことができるのです。

伝統的な、元旦の過ごし方とは?

伝統的な、元旦の過ごし方とは?

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元旦とは、1月1日の朝のことをいいます。新年の幕開けである元旦は、家族で年神様を迎える大事な時。元旦の過ごし方と、その意味を紹介します。

初日の出

明治以降、日の出とともに年神様が降臨するとして、初日の出を拝むことが盛んになりました。それ以前の元旦には、年神様を迎えるために家族で過ごし、東西南北を拝む「四方拝」を行っていました。初日の出を拝む場所は見晴らしのいい山や海などさまざまですが、高い山の山頂で迎える日の出を「ご来光」といいます。

初詣

新年になって初めて神社や寺にお詣りすることを、初詣といいます。今は各地の有名社寺にお詣りするケースも多いようですが、本来は自分たちの住んでいる地域の氏神様、または、その年の年神様のいる方向「恵方」にあたる社寺に詣でると良いとされてきました。初詣に行くのは松の内(1月7日)までというのが一般的です。

お年玉

お年玉は、年神様に供えた餅を下ろし、子どもや目下の者に分け与えたのが始まりとされています。年神様に供えた餅をいただくことで、一年分の力を授かるといわれています。時とともに、両親や親戚が子どもにお金を贈る習わしへと変化していきました。

お正月の伝統料理を食べよう

お正月の伝統料理を食べよう

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おせち料理

おせち料理は、年神様へのお供え料理であり、また、家族の幸せを願う縁起物の料理でもあります。五穀豊穣・子孫繁栄・家族の安全と健康などの祈りを込めて、山海の幸を盛り込みます。

お屠蘇(とそ)

お屠蘇は、中国から伝わった漢方薬を酒に浸して作った薬酒の一種。「屠蘇」という漢字には、「邪気を屠り、魂を蘇らせる」という意味があり、一年の健康を願って飲みます。飲む時には、若い人の生気を年長者に渡すという意味で、若い人から順にまわし飲みします。

雑煮

雑煮は、年神様に供えた餅のご利益をいただく料理。地方色豊かで、出汁や餅の形も、地域や家庭によって異なります。

お正月の遊びをやってみよう

お正月の遊びをやってみよう

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羽根つき

羽子板で羽根を空中へはね上げて遊びます。羽根にはムクジロという植物の実が使われていて、漢字で「無患子」と書くことから、「子(どもが)患(わ)無(い)」という意味が込められています。子どもの無事の成長を願うものとして親しまれ、打ちそこなうと顔に墨を塗られるというルールも、魔除けのおまじないとなっています。

凧あげ

江戸時代に盛んとなった凧あげですが、もともとは年初めに親が男児の出生を祝い、その健やかな成長を祈る儀式として行われていました。願いごとを凧に乗せて天に届ける、という意味も込められています。

コマまわし

紐を使ってコマをまわす遊びです。宮中の年中行事の余興として行われていたものが、平安時代になって貴族の遊戯となり、江戸時代から庶民の遊びとなりました。

双六(すごろく)

サイコロを振って、その数だけ升目を進み、上がりに近づける双六は、もっとも古い遊びの一つで、奈良時代頃に中国から日本に伝わりました。江戸時代に「出世双六」などで人気が高まり、お正月に親しまれるようになりました。

福笑い

目隠しをして顔のパーツを置いていく福笑いは、その出来上がりのおもしろさをみんなで笑って楽しみます。「笑う門には福来る」ということから、新年早々に笑いがおこっておめでたい遊びとして親しまれてきました。

かるた

昔の人の知恵がこもった「いろはかるた」は、江戸時代後期に、子どもがひらがなやことわざや生活に必要な知恵を、遊びながら覚えられるように作られました。

百人一首

百人一首は、百人分の歌を集めた歌集のこと。もともと宮中の遊びだったものが、江戸時代に庶民に広がりました。お正月に、大人と子どもみんなで楽しめるかるた遊びとして定着しました。

元旦・お正月の伝統の料理や遊びは、「みんなで分け合う」「みんなで楽しむ」といった要素がとても強いものです。普段はなかなか取れない子どもとの時間をめいっぱい楽しんで、日本文化のおもしろさを、子どもと一緒に再発見してみませんか?