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「うるう年」とは? うるうの意味やグレゴリオ暦との関係まで
出典 : Bychykhin Olexandr /Shutterstock.com

「うるう年」とは? うるうの意味やグレゴリオ暦との関係まで

うるう年について考えたことはあっても、詳しいことは知らない人が多いのではないでしょうか? もしも子どもに「うるう年って何?」と聞かれたら、悩まずに答えてあげたいですよね。そこで、うるう年の意味やグレゴリオ暦との関係をご紹介します。

  • 奥平 望

「うるう年」とは

「うるう年」とは

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「うるう年」とは、通常の年よりも 1年の日数が1日多くある年のことです。通常1年は365日ですが、うるう年では366日となり、 4年に一度訪れます。カレンダーを見ると2月は28日までのはずなのに、1日多く 2月29日 までの年があります。その年こそ、うるう年です。

もしかしたら、夏のオリンピックが開催される年=うるう年だと覚えている人もいるかもしれません。夏のオリンピックが始まったのは、1896年のギリシャ・アテネ大会からでした。その年がたまたまうるう年だったことで、4年に1回開催される夏のオリンピックと、4年に一度訪れるうるう年が重なっているのです。

ですが、厳密には夏のオリンピック開催年=うるう年ではないと知っていますか? その謎は、グレゴリオ暦に隠されているようです。

うるう年とグレゴリオ暦の関係

うるう年とグレゴリオ暦の関係

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現在、世界中で使われている暦は「グレゴリオ暦」といい、うるう年はこのグレゴリオ暦法で決められています。グレゴリオ暦でうるう年は、
●西暦が4で割り切れる年は「うるう年」
●西暦が100で割り切れる年は「うるう年ではない」
●西暦が400で割り切れる年は「うるう年」
とされています。この方法で計算すると、2100年はうるう年にならないため、夏のオリンピック開催年=うるう年ではないのです!

そもそも、少々ややこしいうるう年が設けられたのには理由があります。

地球が太陽の周りを1周するのにかかる日数は、365日ちょうどではなく、365日と約6時間ぐらいだといわれています。1年間を365日とすると、この端数分の6時間が、年々ズレてしまうことになります。うるう年は、このズレを修正するために4年に1度設けられているのです。

うるう年が2月にある理由は?

うるう年が2月にある理由は?

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それでは、なぜうるう年は2月に1日足すことにしたのでしょうか? ズレを埋めるためであれば、2月でなくても何月でもいいはずですよね。

この理由を知るには、古代ローマ時代まで遡る必要があります。古代ローマ時代に使われていた暦では3月を1年の始まりとしていたため、2月は1年の最後の月とされていました。そのため1年の最後にズレを埋めようと考えられ、2月に1日足すことになったのです。

そもそも「うるう」って何?

そもそも「うるう」って何?

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うるう年の「うるう(閏)」とは、暦の上で1年の日数や月数などが平年より多いことをいいます。先ほど解説した2月29日は「うるう日」といい、江戸時代まで使われていた太陰暦では「うるう月」が設けられていました。うるう日もうるう月も昔からあって、実際の地球の動きと暦とのズレを調整してきたのです。

それでは「うるう秒」も存在はずですよね。しかし、うるう秒はうるう日やうるう年のようにいつ追加されるかは決まっていないのです。

じつは「うるう秒」も存在する!

じつは「うるう秒」も存在する!

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うるう秒も、うるう日やうるう年と同様時刻のズレを埋めるためのものです。初めはほんの0.1秒のズレであっても、積み重なれば増えていきます。そこで、時刻のズレがプラスマイナス0.9秒以内で収まるようにうるう秒の調整が行われます。

地球の動きはさまざまな変動をしていて、正確なものではありません。それをうるう秒やうるう年という形で、それぞれ人工的に合わせられるところで上手に調整しているのです。

うるう年について解説しました。現代ほど天体観測の精度が高くなかった頃の暦作りは、たいへん難しい作業だったはずです。暦と実際の地球の動きとのズレをうるう年という形で調整するなんて、何だかロマンがあると思いませんか?

2月のカレンダーを見て28日までか29日までなのかを確認する時は、そうした昔の人々の苦労にも思いを馳せたいですね。