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床の無垢材、日頃の手入れはどうすればいい?
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床の無垢材、日頃の手入れはどうすればいい?

床の無垢材は、大切にすれば100年以上もつともいわれています。美しい風合いを保つためには、日頃の手入れが何より肝心。正しいやり方を知って、無垢材のすぐれた耐久性と魅力を最大限に引き出しましょう。

  • 渡辺

無垢の床は、日頃の手入れが肝心

無垢の床は、日頃の手入れが肝心

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素足での感触が心地よく、年月を重ねるごとに風合いを増していくことから、とても人気のある床の無垢材。しかし、一方で、傷が目立ったり汚れやすいなど、メンテナンスの面での悩みが問題となりがちです。

確かに、無垢材は表面が塗装されている複合フローリングに比べると、やわらかいために傷がつきやすく、また、木が収縮を繰り返すため湿度の低い冬場は隙間が広がってゴミが溜まりやすくなります。しかし、「耐久性」の面から見ると、じつは、合板フローリングよりもずっと優れているということを知っていますか?

一般的な複合フローリングの耐久年数は、およそ10~20年といわれています。複合フローリングは複数の板を接着剤で貼り合わせているため、経年によってこの接着剤の効果が弱くなり、剥がれを起こしてしまうのです。

一方、無垢材の床の耐久年数はおよそ30年以上。手入れの仕方によっては、100年以上もつとされています。実際に現存する築年数100年以上の古民家には、すべて無垢材の床が使われていることからも、その優れた耐久性がうかがえますよね。

とはいえ、日頃の手入れを怠れば、無垢材の床も劣化を避けることはできません。長く使い続けるためには、正しい手入れの方法を知っておくことが肝心です。無垢材ならではのポイントと注意点をおさらいしておきましょう。

無垢の床、掃除は「乾拭き」が基本!

無垢の床、掃除は「乾拭き」が基本!

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無垢材の床は、塗装状態によって手入れの方法が若干異なります。おもに、「ウレタン塗装」「自然塗装」「無塗装」の3タイプに分かれますが、日常の手入れはすべて雑巾による「乾拭き」が基本です。

日常の手入れの手順

1 大きいゴミは掃除機で吸い取ります。板の隙間に詰まったゴミは、つまようじなどで取り除きます。
2 乾いた雑巾で乾拭きをします。

定期的に手入れをしよう

定期的に手入れをしよう

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ウレタン塗装の無垢材の場合

1ヵ月~3ヵ月に1回程度、固く絞った雑巾で「水拭き」をしましょう。それでも落ちない汚れがある場合は、中性洗剤を薄めたものを含ませ、固く絞った雑巾で拭きます。最後に、乾いた雑巾で「乾拭き」をして完了です。

ワックスをかける場合

ウレタン塗装の無垢材にはワックスをかける必要はありません。ツヤを出したいなどの理由がある場合には、無垢材に使用できる専用のワックスを使いましょう。まずは、目立たない部分で試し塗りをして、変色などがないか確認をすると安心です。

自然塗装の無垢材の場合

自然塗装とは、天然油脂(オイル)を使った仕上げのことで、オイルの種類や使用状況によって定期的に塗り直しが必要です。必ず同じメーカー・同じ種類のオイルを使用しましょう。

ワックスをかける場合

必ず、塗装されたオイルと同じメーカーの専用のワックスを使用しましょう。ホームセンターなどで市販されているウレタン塗装用のワックスをかけると、毛羽立ちやシミの原因となるため注意が必要です。

無塗装の無垢材の場合

1ヵ月~3ヵ月に1回程度、固く絞った雑巾で「水拭き」をしましょう。その際、強くこすり過ぎると表面がささくれ立ってしまうので注意が必要です。また、無塗装は汚れがつきやすいので、掃除の際にはきれいな雑巾を使うことをおすすめします。

無垢の床を掃除する時の、注意点

無垢の床を掃除する時の、注意点

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化学雑巾・モップはNG!

さまざまな薬品のついた化学雑巾やモップを使用すると、黒ずみや色むらの原因となります。中には、弱い薬品を用いた無垢材対応のものもありますが、長時間床に放置した場合などは変色することもあるので注意が必要です。

ポリッシャー・スチームクリーナーはNG!

ポリッシャー(自動床洗浄機)やスチームクリーナーは、無垢材の表面に傷をつけたり、水分が反りの原因となってしまうため使用できません。

無垢材の床は、その見た目の美しさや肌触りのよさに加えて、調湿作用や消臭作用といった効果も期待できるすぐれものです。手入れの仕方に気をつけて、長く大切に使い続けていけるといいですね。