ニオイや菌のお悩み、スッキリ解決
冬の布団・・・ダニの楽園になってはいませんか?
出典 : Africa Studio/Shutterstock.com

冬の布団・・・ダニの楽園になってはいませんか?

布団に入るとくしゃみが出たり、鼻がつまって寝苦しかったり・・・。もしかすると、その原因はダニかもしれません。あたたかくて湿気がこもりやすく、皮脂汚れなども付きやすい布団は、ダニが冬を過ごすには最高の環境だってこと、知っていますか?

  • 渡辺

冬の布団は、ダニには最高の住み心地!

冬の布団は、ダニには最高の住み心地!

9nong/Shutterstock.com

ダニといえば、ジメジメとする梅雨の時期や、春から秋にかけての気温の高い時期に発生するイメージがありますよね。しかし、最近の住宅は高気密・高断熱であたたかく、湿気がこもりやすくなっているため、冬でもダニが発生する条件が整っているのです。

中でも、ダニが冬を過ごすのに最適な環境となっているのが、布団です。寒さや乾燥に弱いダニですが、布団は毎晩人の体温であたためられ、寝汗で湿度が高く、体から落ちるアカやフケが格好のエサとなるため、ダニにとってはまさに楽園。冬だからと油断をしていると、あっという間に布団はダニであふれかえってしまいます。

さらに悪いことに、布団は一日の約1/3もの時間を寝て過ごす場所であるため、増殖したダニが人間の体に悪影響を与える可能性はとても高くなります。睡眠中に肌に触れたり吸い込んでしまったダニのフンや死骸が、さまざまなアレルギー疾患の原因となってしまうのです。

<ダニが原因となるアレルギー疾患>
●気管支ぜん息
●アレルギー性鼻炎
●アトピー性皮膚炎

健康のため、気持ち良い睡眠のために、冬でも布団の手入れはしっかりと行いましょう。ただし、ダニを確実に駆除するためには、効果的な方法とコツを知っておくことが肝心です。

冬のダニ退治は、比較的カンタン

冬のダニ退治は、比較的カンタン

hanec015/Shutterstock.com

じつは、冬はダニ退治にはうってつけのシーズン。冬の最低湿度は20~30%ととても低く、この乾燥した空気に布団をあてるだけで、ダニを弱らせることができます。さらに、繁殖力も弱まっているため、しっかりと駆除をして適切な対策さえとっておけば、あたたかくなってからのダニの増殖もグッと抑制することができるのです。

とくに、一日のうちで空気が乾燥しているのは、正午から夕方までのあいだです。この時間帯をうまく利用して、布団の手入れを行いましょう。

布団のダニを退治する、効果的な方法

布団のダニを退治する、効果的な方法

yoshi0511/Shutterstock.com

布団のダニを退治するには、まずは、ダニを死滅させる必要があります。いきなり掃除機や布団クリーナーを使っても、布団の内部にいる生きたダニを吸い取ることはできません。ダニの弱点である「乾燥」と「熱」をうまく利用して、ダニを死滅させるところから始めるのが効果的です。

天日干し

空気が乾燥している冬は、晴れた日に天日干しをするのが効果的。ただし、布団をそのまま干すだけでは、ダニを弱らせることはできても死滅させることはできません。効果を高めるためには、布団を布団干し袋に入れてから干すのがおすすめです。黒い生地が熱を吸収して乾燥力を高め、ダニを死滅させることができます。

布団乾燥機

布団乾燥機で50℃以上の熱風をあて続けることで、ダニが死滅します。20~30分程度、全体にまんべんなくあてるようにしましょう。コインランドリーの乾燥機は、80~120℃の高温の熱風が出るためより短時間で済みますが、布団の素材によっては傷んでしまうこともあるため、あらかじめ洗濯表示タグを確認するようにしましょう。

スチームアイロン

約100℃の高温スチームが出るアイロンは、熱に弱いダニにはとても効果的。ただし、シルクなどの熱や水分に弱い素材には使うことができません。布団を傷めることのないよう、手順に従って正しく行いましょう。

1 タオルをあて布として敷く
2 その上から、アイロンのスチームを「強」にして数秒噴射
3 全体を同じように繰り返す
4 しっかり天日干しをして乾かす

スチームで濡れたままの状態にしておくと、布団にカビが生える原因にもなります。終わったあとは必ず天日干しをして、しっかりと乾かすことを忘れないようにしましょう。

薬剤

市販の薬剤を使ってダニを死滅させることもできます。必ず“布団対応”と明記されたものを使用しましょう。おもに、スプレータイプとくん煙タイプの2種類があります。それぞれの特長を考慮し、使いやすい方を選びましょう。

スプレータイプ

布団にシュシュッとスプレーするだけでOK。天然成分を使用しているものを選べば、小さな子どもやペットがいても安心です。

くん煙タイプ

布団だけでなく、カーペットやカーテン、ぬいぐるみなど部屋中に潜むダニを一気に駆除できます。パソコンなどの精密機器や衣類にカバーをかけるなど、事前の準備が必要です。

最後に、アレルゲンの除去も忘れずに

最後に、アレルゲンの除去も忘れずに

Jenson/Shutterstock.com

生きたダニの駆除が終わったら、布団の表面に付いたダニのフンや死骸といったアレルゲンの除去を忘れずに行いましょう。掃除機は、生きたダニを駆除する効果はあまりありませんが、アレルゲンの除去にはとても効果的。ブラシなどが付いた専用のアタッチメントを使うのがおすすめです。

掃除機は、1平方メートルあたり20秒くらいの時間をかけて、じっくりとかけることがポイントです。布団の表側だけではなく、裏側も忘れずに。空気中にアレルゲンが舞い上がることがあるので、必ず窓を開けて換気をしながら行いましょう。

あたたかい布団は、ダニにとってもとても居心地のいい環境です。布団に入っている時にくしゃみが出たり鼻づまりを感じたら、それはダニが発生しているサインかもしれません。冬は、ダニを退治するには絶好のチャンス。コツを押さえて、ぜひ実践してみましょう。