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お気に入りのカシミヤストール、汗がついても大丈夫?
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お気に入りのカシミヤストール、汗がついても大丈夫?

あたたかで高級感のあるカシミヤ。首元をふんわり包む心地よさがお気に入りだけど、気になるのは汗の染み込み。どのようにケアすれば風合いが持続するの?

  • 創文舎 hamo

繊維の宝石、カシミヤの魅力とは

繊維の宝石、カシミヤの魅力とは

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カシミヤが何からとれた毛か知っていますか? 正解は、「カシミヤゴート」という山羊の獣毛です。
カシミヤゴートは、中国やモンゴルなどのアジア、中東、ロシアなどに生息している山羊で、これらの国の中でも、とくに寒暖の差が激しい地域に住んでいます。

一般にニットの原料になっているカシミヤは、カシミヤゴートのうぶ毛で、機械でとることができず、すべて手作業で梳きとっています。さらに、梳き取ったうぶ毛から砂やゴミ、硬い毛などを選り分け、最終的に製品化できるカシミヤは一頭あたり100グラム程度。その希少さと手間を考えると値段が高くなるのも頷けます。

そして、なんといってもカシミヤ最大の魅力は、その艶やかな滑らかさと、保温性にあります。
カシミヤの繊維は、流通している獣毛の中でもっとも細い繊維。織物は細い繊維で織られるほど、空気を含み、空気を多く含んだ織物は、軽く保温性に優れています。
さらに、カシミヤの繊維はきれいなキューティクルに覆われており、凹凸が少ないため、表面が美しく滑らか。カシミヤならではの上品な質感は、繊維1本1本の美しさにあるのです。

汗を放置するとシミになる

汗を放置するとシミになる

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希少で高価なカシミヤ製品。手に入れたら、できるだけ汚さないように丁寧に扱いたいものですが、カシミヤがよく使われるセーターやストールなどは、肌に密着する部分が多く、とくに、首回りや脇の部分などは汗の染み込みが気になります。

カシミヤの唯一の欠点といえるのが、撥水性の弱さ。
水分を弾かないため、汗などの水溶性の汚れを吸収してしまい、そのまま時間が経過すると輪染みになってしまうことも。カシミヤを着用する際は、中にもう一枚インナーを着るなどし、汗を直接吸収しないよう注意が必要です。

カシミヤを洗うならクリーニング?

カシミヤを洗うならクリーニング?

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あたたかく美しいカシミヤは、着心地がよいため、シーズン中はヘビロテアイテムになりがち。水に弱いため、しょっちゅう洗濯はできないとわかっていても、ついつい身につけたくなります。とくに、ストールやマフラーなどは、毎日のように身につける人が多いようです。

そんなカシミヤアイテムを洗うとなると、やはり真っ先に思い浮かぶのは、ドライクリーニング。
洗濯表示のタグを見ても、ドライクリーニングマークがついている製品が多いため、当たり前のように感じますが、よく見てみると、クリーニング表示と一緒に「水洗い可」のマークがついていることも。

水洗い不可のマークがついている場合は、素直にプロにお願いした方が無難ですが、水洗い可能なカシミヤの場合は、自宅で洗ってみるのもおすすめです。

ドライクリーニングは、石油系の溶剤を使う油溶性の汚れに強い洗濯方法。油汚れを得意とするドライクリーニングは、カシミヤ独特のぬめり感を出している動物性油脂まで溶かしてしまい、風合いが変わってしまうこともあるそう。クリーニングをお願いする時は、カシミヤクリーニングに定評がある経験豊富なお店にお願いするのが安心です。

カシミヤを自宅で洗おう

カシミヤを自宅で洗おう

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水洗い可能なカシミヤの場合、どのように自宅で洗濯するとよいのでしょうか。
ネットに入れて洗濯機の手洗いコース、ドライコースなどでも洗えますが、心配な場合は手洗いで。

洗濯桶に常温の水を入れ、ウール専用の洗剤を投入し泡立てます。
摩擦に気をつけ、一枚ずつ短時間でやさしく押し洗いや振り洗いをしましょう。
石けん水を流し、一度すすいだら、柔軟剤を入れて油分を補給します。
最後にもうひとすすぎしたら、洗濯機で脱水しすぐに取り出します。
洗う前の大きさと形に整え、バスタオルや網の上で平干ししましょう。

バスタオルの上にそのまま置いておくと、水気が溜まっていくので、位置を変えたり、バスタオルを交換するなどし、できるだけ早く乾かすようにしましょう。

普段のケアは消臭と除菌で

ファブリーズ布用除菌・消臭スプレー

ファブリーズ布用除菌・消臭スプレー

カシミヤを汚れたまま放置しておくと、汚れがシミになりカンタンには取れなくなるので、ある程度汚れが目立ってきたら、自宅で洗うかクリーニングに出して汚れを取り除いた方がよいでしょう。しかし、あまり頻繁な洗濯やクリーニングが、カシミヤにダメージを与えるのは確か。
水分が苦手なカシミヤは、普段から汚れを溜めないように着る度にこまめな手入れを怠らないようにしましょう。

カシミヤのお手入れは、天然繊維のブラシでのブラッシングが基本。馬毛や山羊毛などのやわらかな獣毛を使ったブラシでやさしく毛の流れを整え、表面についたホコリや汚れを払い落としましょう。
ブラッシングが終わったら、カシミヤのストールの場合、裏表に5、6回ずつファブリーズの布用消臭除菌スプレーを噴霧し、風通しの良い所で平干しするのがおすすめ。

ファブリーズは、ニットについた臭いを分子レベルで分解・中和し臭いを元から消し去る本格的な消臭スプレー。しかも、臭いの原因となる雑菌を除菌する効果もあり、第三者機関の実験 によると、布についたウイルスにファブリーズをスプレーすることで、雑菌の99%以上を除菌したという結果が出ています。
人間の皮膚には、汗の他、常在菌も存在しています。常在菌が布製品に付着することで臭いの発生につながるため、除菌は、衣類の臭いをクリーンに保つ大事なポイント。

カシミヤはデリケートな繊維。ファブリーズをスプレーする前に目立たない所で試し、シミにならないか確認してから使用してください。

着用した後は手入れを忘れず、2、3日お休みの日を作るようにしましょう。美しくあたたかいカシミヤの特徴をよく理解し、適した手入れで長く大事に使いたいですね。