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冬の「青カビ」、掃除をしないとたいへんなことに!?
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冬の「青カビ」、掃除をしないとたいへんなことに!?

ミカンやお餅に、モコモコと生える緑色のカビ・・・そう、冬は「青カビ」に要注意の季節です。青カビは扱いに気をつけないと、胞子を部屋中にまき散らしてしまう危険な存在。正しい掃除方法を知って、青カビの繁殖を食い止めましょう!

  • 渡辺

冬の青カビに、要注意!

冬の青カビに、要注意!

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青カビは、黒カビと並んで日常生活でもっとも見かける機会の多いカビです。空気中に浮遊しているので、パンやお菓子、果物などを置きっぱなしにしていると、真っ先に生えて繁殖してしまいます。

昔は、食品に青カビが生えてもその部分だけを取り除いて食べることがありましたが、じつは、これは危険な行為。青カビの中には“カビ毒”を作り出すものもいて、近年では微量の“カビ毒”を長期にわたって摂取することで健康被害が出ることも確認されています。青カビの生えた食品はただちに処分して、口にしないよう気をつけましょう。

また、青カビはほかのカビに比べて寒さや乾燥に強いのも特徴です。そのため、季節を問わず繁殖しやすく、食品のほかにも家具やクローゼットの中、畳などにも発生します。さらに、空気中に浮遊してハウスダストとなり、アレルギーの原因にもなる厄介者。青カビは、見つけしだいすぐに、胞子をまき散らさないよう正しい方法で除去&掃除をすることが重要です。

青カビ掃除の、手順とコツ

青カビ掃除の、手順とコツ

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胞子をまき散らしやすい青カビは、掃除の方法にもコツがあります。まずは、窓を開けて室内の換気をしましょう。室内でカビが繁殖している場合、空気中にも胞子が浮遊しています。掃除をしているあいだは必ず換気をして、胞子を外に追い出しましょう。そうすることで、カビの再繁殖のリスクを抑えることができます。また、空気中の胞子を吸い込まないためにも、マスク着用が必須です。

つぎに、掃除に使うアイテムにもこだわりましょう。青カビには、消毒用アルコールとして使われる「無水エタノール」が有効。青カビのタンパク質を分解して死滅させる性質があるため、青カビの除去や予防に効果が期待できます。さらに、揮発性が高いのですぐに乾き、ニオイも残りません。塩素系のカビ取り剤と違って拭き取る必要がないので、室内でも使いやすいのがうれしいですね。

エタノールスプレーの作り方

無水エタノールと精製水を「4:1」で薄め、スプレーボトルに入れます。素材がプラスチックだとアルコールで溶けてしまう恐れがあるため、ガラスや陶器などがおすすめです。

エタノールを扱う時の注意点

引火性

アルコールの一種であるエタノールは引火性が高いので、火のある場所での使用は厳禁です。また、室内で使用すると気体が充満するため、必ず換気を行いましょう。

揮発性

エタノールは揮発性の高い液体のため、スプレーボトルに入れたら早めに使い切るようにしましょう。余ったものは密閉し、暗くて気温が低い場所に保管します。

混ぜるな、キケン!

エタノールと薬品を混ぜると有毒なガスが発生するため、絶対にほかの薬品と混ぜてはいけません。また、口・鼻・目に入らないよう、作業中はマスク・ゴム手袋・ゴーグルをするなどの対策をとりましょう。

青カビ掃除の手順

1 エタノールスプレーを吹きつけた布で、表面の青カビをやさしく拭き取ります。
2 エタノールスプレーを吹きかけて、殺菌します。
3 エタノールが完全に乾いたら、完了です。

青カビ掃除の注意点とは?

青カビ掃除の注意点とは?

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掃除機はNG!

掃除機で吸い込んでしまうと、掃除機の内部やフィルターにカビの胞子がついてしまうだけでなく、排気口から出たカビの胞子を部屋中にまき散らしてしまう事態に。青カビ掃除に掃除機はNGです。

こすり取らない

ゴシゴシとこすり取ってしまうと、部屋中に胞子が舞い散ってしまいます。青カビを除去する時は、ゆっくりとぬぐい取るようにするのがコツです。

青カビを予防しよう

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青カビに限らず、カビはできるだけ発生しないように予防することが大切です。とくに、冬場は部屋を閉め切った状態にすることが多く、暖房で温めた部屋は結露が発生しやすいため、カビにとっては繁殖しやすい環境となっています。いつの間にか家中がカビだらけ・・・なんて事態に陥らないためにも、日頃からの予防を心がけましょう。

1 結露は拭き取る

とくに、石油ストーブなどのじか焚き暖房機を使う場合は、部屋の湿度が上がって結露が発生しやすくなります。結露する場所には必ずカビが発生するため、こまめに拭き取ることが肝心です。湿度は夏冬にかかわらず40~60%を維持するようにしましょう。

2 こまめに換気をしよう

カビは空気のよどんだ場所に発生するため、こまめに部屋の換気をしましょう。換気の際には窓を何カ所か開けて、空気の「出口」~「入口」の経路を作ることがコツ。一カ所だけでは空気をかき混ぜるだけで、かえってカビを拡散させることになります。

3 エアコンはこまめに掃除しよう

エアコンはカビ天国、とくに、シロッコファンという筒状の回転羽根に好んで繁殖します。ほかにもフィルターなど、カビに汚染されたエアコンを使用すると部屋中に胞子をまき散らしてしまうため、エアコンの掃除はこまめに行いましょう。

4 洗濯物を部屋の中に干さない

洗濯物を部屋の中に干すと湿度が上がるため、できるだけ避けましょう。また、散らかった衣類や小物は部屋の中の湿気を溜め込むため、カビの原因となってしまいます。

5 クローゼットも湿気対策を

クローゼットや押入れは湿気が溜まりやすい場所。木炭・竹炭やスノコ、除湿器などを使って湿気対策をしましょう。また、定期的に扉を開けっぱなしにして、換気をすることも大切です。

青カビは、そのままにしておくとアレルギーなど健康にも被害を及ぼす危険な存在です。胞子をまき散らさないよう掃除の仕方には注意をして、適切な予防を心がけましょう。