ニオイや菌のお悩み、スッキリ解決
犬を飼うなら覚悟が必要! 抜け毛の量がハンパない
出典 : Billion Photos/Shutterstock.com

犬を飼うなら覚悟が必要! 抜け毛の量がハンパない

犬を飼って、抜け毛の多さに驚いた人も多いのでないでしょうか? 犬の毛はなぜ抜けるのか、いつ抜けるのか。犬の抜け毛について知っておくと、適切に対処できるだけでなく、犬の異変や病気にも気づくことができます。

  • 創文舎 arisa_125

知ってる? 犬の毛が抜ける仕組み

知ってる? 犬の毛が抜ける仕組み

Joerg Huettenhoelscher/ Shutterstock.com

以前、猫の抜け毛を集めて作る「毛玉ボール」が話題になりましたが、大量に毛が抜けるのは猫だけではありません。犬もブラッシングが追いつかないほど毛が抜けることがあります。

犬の毛は人間と違って、オーバーコート(上毛)と呼ばれる長くて太い毛と、アンダーコート(下毛)と呼ばれる短くてやわらかい毛の2種類の毛で構成されています。皮膚を保護する役目を持つオーバーコートに対し、アンダーコートは保湿の役目を担っており、ともに一つの毛穴から生えているのが特徴です。

とくに、犬の抜け毛は日照時間が長くなる春と、逆に日照時間が短くなる秋に大量に抜けます。それらの時期を換毛期といって、春は冬毛と呼ばれるふかふかのアンダーコートが抜け、秋は密度が低く、粗めに生えた夏毛と呼ばれるアンダーコートが抜けるのが、犬の抜け毛の仕組みです。

ただし、換毛期があるのは、オーバーコートとアンダーコートの両方を持つダブルコートの犬種で、オーバーコートしか持たないシングルコートの犬は、毛が抜け変わることはありません。

一方、犬の毛は病気が原因で抜けることもあり、気づかずに放っておくと悪化する恐れがあるため、正常な抜け毛か、異常な抜け毛かを見分ける目を養うことも大切です。

抜け毛が多い犬と少ない犬

抜け毛はタイヘンですが、世話をするのもペットを飼う喜びの一つです。「犬を飼いたいけど、世話がタイヘンなのはイヤ」という人は、最初からシングルコートの犬種を選ぶのがおすすめです。意外にも、毛が長い犬の方が、抜け毛が少ないようです。

抜け毛が多い犬と少ない犬

ThiagoSantos/ Shutterstock.com

抜け毛が多い犬種

ダブルコートをはじめ、抜け毛の多い犬種は、毎日のブラッシングが欠かせません。シャンプーも抜け毛の除去に効果的です。

ポメラニアン

ダブルコートで豊富な毛量が特徴のポメラニアン。細い毛はからまりやすいので、ブラッシングを怠ると毛玉ができてしまいます。

ミニチュアダックスフンド

ミニチュアダックスフンドはダブルコートのうえ、ロングコート、スムースコート、カールした短い毛が特徴のワイヤーヘアーと3タイプに分かれています。ロングコートとワイヤーヘアーは、とくに抜け毛が多い犬種です。

ゴールデンレトリバー

ウェーブがかかった長い毛を持つゴールデンレトリバーもダブルコートです。毎日のブラッシングは必須です。

柴犬

硬く短いオーバーコートを持つ柴犬は、一見抜け毛が少なそうに見えますが、綿毛のようなアンダーコートを持ち、換毛期には大量に抜けるのでブラッシングとシャンプーで乗り越えましょう。

チワワ

チワワは、ダブルコートかシングルコートがはっきりしない犬種で、個体によって抜け毛の量に差があるといわれています。ロングコートと呼ばれる毛の長いタイプは、抜け毛が多いので、毛がからまないよう毎日ブラッシングしてあげましょう。

抜け毛が少ない犬種

抜け毛が少ないのは、アンダーコートを持たないシングルコートの犬種ですが、ダブルコートでもあまり毛が抜けない犬種も。毛質によっても違いがあるようです。

抜け毛が少ない犬種

Jagodka/ Shutterstock.com

トイプードル

毛が抜けにくい犬種NO.1に挙げられるのがトイプードルです。シングルコートのうえ、巻き毛なのが、抜けにくい理由です。

ミニチュアシュナウザー

ダブルコートのミニチュアシュナウザーの毛が抜けにくいのは、毛質が硬いからです。ただ、下毛が抜けず、毛玉になってしまうことがあるため、こまめなブラッシングが欠かせません。

シーズー

シーズーもシングルコートでゆるやかなウェーブがかかった毛質のため、抜け毛が気になりません。

ヨークシャーテリア

ヨークシャーテリアはシングルコートですが、毛が長いため、抜け毛が多そうに見えます。じつは、毛の長い犬は毛が伸びる速度が遅く、古くなった毛が自然と抜け落ちる毛周期のサイクルが、毛の短い犬より長いため、抜け毛が少ないのが特徴です。

ビションフリーゼ

ビションフリーゼもダブルコートですが、トイプードルと同じく巻き毛のため、毛が抜けにくい犬種です。抜けても、毛がからんだまま落ちるため、毛の処理が楽です。

犬の抜け毛対策

犬を飼う以上、抜け毛は避けられません。抜け毛を放っておくと、家中毛だらけになってしまうので、そうならないようしっかり対処して、ペットとの暮らしを楽しみましょう。
●ブラッシング・・・一にも二にもブラッシング。大切なペットとのスキンシップの時間にもなるため、毎日行うようにしましょう。
●シャンプー・・・定期的に全身をシャンプーすることで、抜けそうな毛を除去することができます。
●吸引・・・抜け毛用吸引機で、床に落ちる前の毛を吸い取る方法も有効です。
●トリミング・・・毛を短くカットすることで、毛と毛の摩擦を防ぐことで、抜け毛を予防します。
●服の着用・・・犬用の服を着せることで、抜け毛が床に落ちるのを防ぎます。

sattahipbeach/ Shutterstock.com

病気による抜け毛の見抜き方

犬の換毛期は春と秋の年2回です。それ以外の時期に大量に毛が抜け落ちたり、円形脱毛などの症状が見られた場合は、病気などが原因の脱毛です。クッシング症候群や甲状腺機能低下症などのほか、アトピー性皮膚炎やノミやダニによる感染症の場合もあります。また、手術などによる身体的ストレス、環境の変化による精神的ストレスなども、脱毛の原因になることがあるため、「おかしい」と感じたら、早めに動物病院を受診しましょう。

飼っている犬の抜け毛のサイクルを知れば、いつ頃、抜け毛が多くなるか予想がつき、対処がしやすいうえ、異常な抜け毛がどうかも判断しやすくなります。ペットは大切な家族です。普段からよく観察して、健康管理を怠らないようにしましょう。