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乾電池の種類は知っていても、その仕組みや特長は言えますか?
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乾電池の種類は知っていても、その仕組みや特長は言えますか?

ボタン電池にリチウム電池と、電池にもいろいろな種類がありますが、電池といえば昔ながらの乾電池を思い浮かべる人が多いはず。災害などの際、ラジオや懐中電灯を使うため欠かせない乾電池について、あなたはどれだけ知っていますか?

  • 創文舎 hiderio888

乾電池の仕組み

乾電池の仕組み

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私たちが小さな頃から、身近にあった乾電池。リモコンや懐中電灯など、さまざまなものの電力源として当たり前のように使ってきましたが、どういう仕組みで発電しているのか、知らない人は意外と多いのではないでしょうか。

乾電池は、ブラス極とマイナス極の2つの金属と、電気を通す電解質からつくられています。それらが化学反応を起こして、電気が発生し、それがマイナス極からプラス極に動くことで発電する、というのが乾電池の仕組みです。

その昔、電解質として使われていた液体に代わり、乾電池には液体を染み込ませ、漏れないよう工夫した固体状の電解質、つまり「乾いた電解質」が使われています。乾電池という名がついたのは、そこに由来しています。

2種類の乾電池

2種類の乾電池

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代表的な乾電池は、2種類あります。違いはわからなくても、どちらも聞き覚えがあるのではないでしょうか?

マンガン電池

マンガン電池は、微力な電力を長時間使用するテレビのリモコンや時計、瞬間的に大きな電力が必要なガスコンロなどに適した乾電池です。

これまでは比較的安価な電池として親しまれてきましたが、後述のアルカリ電池の価格が大幅に下がってきているため、現在では価格に大きな差はありません。

アルカリ電池

アルカリ電池は、マンガン電池よりも高出力の電力をつくることができる乾電池です。

瞬間的に大きな電力を必要とするカメラのストロボライト、モーターを回し続けなければならないラジコンやミュージックプレーヤーなどでの使用に適しています。

乾電池の液漏れに注意

乾電池の液漏れに注意

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乾電池は「乾いた電解質」を使っているとはいえ、基本的にそれは電解液を含んだ、湿った固体です。そのため、液漏れを起こしてしまうことがあります。

乾電池の過放電や経年劣化などによって、内包している電解液が外へ流れ出てしまうことが原因です。

乾電池の過放電とは?

乾電池の過放電とは、電池が切れているにもかかわらず、まだ電力の残っている他の電池から電流を流すことで起こります。

過放電状態なった乾電池は液漏れを起こしやすくなるほか、破裂する可能性もあるため、過放電にならないよう電池は正しく使用するようにしましょう。

過放電を防ぐには?

乾電池が過放電にならないために、さらには液漏れを起こさないようにするためには、以下のことに注意する必要があります。

●電池の向きは正しく装着すること
●アルカリ電池とマンガン電池を一緒に使用しないこと
●新しい電池と古い電池を一緒に使用しないこと
●使い切った電池は新しいものに取り換えること
●電池は定期的に交換すること
●使用しない機器の電池は抜いておくこと

液漏れを起こしたら?

液漏れを起こしてしまった場合は、綿棒などを使用して漏れ出した電解液をよく拭き取ること。

とくに、アルカリ電池が液漏れを起こした場合は細心の注意が必要です。というのも、アルカリ電池に内包されている電解液には苛性アルカリ(濃度の高い水酸化カリウム)が使用されているからです。

アルカリ電池を使った電気機器内部で液漏れが起きた場合、端子部分が腐食する可能性が高くなるうえ、人体に触れると肌を傷めてしまうこともあります。

一方、マンガン電池の電解液は、塩化亜鉛水溶液と呼ばれる、中性に限りなく近い物質のため、液漏れを起こしても、金属の腐食や人体への影響はそれほど大きくありません。

乾電池の正しい処分方法

乾電池の正しい処分方法

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使えなくなった乾電池は、自治体のルールに従って処分するようにしましょう。

乾電池を捨てる時は、金属や他の電池に触れるのを防ぐために、ビニールテープやセロハンテープでプラス極とマイナス極を覆い、絶縁処理を行わなければなりません。

プラス極とマイナス極が触れ合っていたり、ヘアピンのような金属製のものと触れ続けたりすることで、乾電池の内部で熱が発生し、破裂を起こしてしまうことがあります。最悪の場合、火災につながることもあるので、十分な注意が必要です。

普段何気なく使っている乾電池も、電気を発生させる力を持っているため、気をつけなければ思わぬ事態を招くこともあります。そうならないためにも、仕組みや特徴をしっかり理解し、正しく使うようにしましょう。