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爆発や火災の原因となってしまう恐れも!覚えておきたい「缶ゴミ」の捨て方
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爆発や火災の原因となってしまう恐れも!覚えておきたい「缶ゴミ」の捨て方

一口に「缶ゴミ」といっても、その種類はさまざま。ジュースの缶は資源ゴミだけど、卓上用のガスボンベやスプレー缶は、どう処理すればいいの? 捨て方を間違えると大惨事を引き起こす「缶ゴミ」の扱い方について、今一度おさらいしておきましょう。

  • ShuShu

缶ゴミによる爆発・火災事故が発生

缶ゴミによる爆発・火災事故が発生

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お鍋がおいしい季節。卓上用のカセットコンロの出番も増えますが、使ったあとのガスボンベは、きちんと正しく捨てていますか? わずかでも中身が残っていたり、分別方法を間違えてしまうと、爆発や火災の原因となるため注意が必要です。

ガスボンベの他にも、殺虫剤や制汗剤などのスプレー缶の捨て方にも要注意。これらの中身には可燃性ガスが含まれており、正しく処理をしないまま捨ててしまうと、収集車両の中で圧縮される際にガスが噴出し、火花に引火して大惨事を引き起こします。

東京消防庁管内では、平成15年から24年までの10年間にゴミ収集車両の火災が1,472件発生しており、そのうちのじつに7割が、可燃性ガスの缶ゴミが原因となっています。

事故を未然に防ぐため、缶ゴミはルールに従って正しく捨てることを厳守しましょう。

缶ゴミは、必ず中身を使い切ってから!

缶ゴミは、必ず中身を使い切ってから!

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ガスボンベやスプレー缶などの缶ゴミは、各自治体によって処理の仕方や分別方法に若干の違いはありますが、“中身を使い切る”という基本的な部分は同じです。「ほんの少しだから問題ないだろう」という油断が、事故のもと! 中身が残っているかどうかを、必ず確認しましょう。

中身の有無の確認の仕方

缶を手で振って、中身の有無を確認します。中身が残っている場合は「シャカシャカ」「チャプチャプ」などの音がします。わずかでも確認ができたら、中身を出し切るための処理を行いましょう。

缶ゴミの、ガスや中身を出す方法

缶ゴミの、ガスや中身を出す方法

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缶ゴミのガスを出す際の注意点

可燃性ガスを処理する際には、いくつかの注意点があります。思わぬ大事故につながるおそれもあるため、以下の点に気をつけることが重要です。

作業は必ず屋外で!

可燃性ガスは空気より重いため、室内で作業をするとガスが部屋にたまってしまい、思わぬ火種により引火する危険性があります。必ず、風通しのよい屋外で作業を行いましょう。

中身が残った状態での“穴開け”は危険!

中身が残っている状態で缶に穴を開けてガスを抜こうとすると、穴開けの際に火花が起きてガスに引火し爆発を起こします。また、内容物が噴出して目に入る危険性もあるため、絶対に避けましょう。

缶ゴミの穴開け作業による火災や死亡事故を防止するため、中身を出し切ったあとも“穴開けは不要”とする自治体も増えています。事前に情報をチェックしておきましょう。

ガスボンベのガスの出し切り方

屋外の火の気のない風通しのよいところで、ガスボンベのキャップを外し、先端を下にして、先端部をコンクリートなどに押し付けます。ガスが出なくなったあと、手で振ってみて「サラサラ」とした音がしなければ、ガスが抜けて空になっています。

スプレー缶の中身の出し切り方

屋外の火の気のない風通しのよいところで、スプレー缶についているガス抜きキャップ・ボタンなど(商品によって形状や使い方が異なります)を使って、中身とガスを出し切ります。新聞紙や使い古しのタオルなどに吹き付けると、周囲への飛散を防止することができます。

缶ゴミによっては、リサイクル対象外の場合も

缶ゴミによっては、リサイクル対象外の場合も

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缶ゴミは、その種類によって分別の方法が異なります。たとえば、ジュースなどの飲料缶はリサイクル可能な「資源ゴミ」ですが、油が付着しているオイル缶はリサイクル対象外の「燃えないゴミ」として扱われる場合が多く、また、前述のガスボンベやスプレー缶は「燃えないゴミ」とする自治体もあれば、「有害ゴミ」として回収する自治体もあります。

ちょっと手間はかかりますが、事故やトラブルを防ぐためにも、それぞれの自治体のルールに従って、きちんと正しく処理&分別を行うことが大切です。

お店に行けばカンタンに手に入るけれど、いざ捨てるとなると手間がかかり、事故の危険性もあるガスボンベやスプレー缶。買い過ぎには注意して、使用期限内にきっちりと使い切れるように心がけることも大切ですね。