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ステンレスってどんな金属?汚れの種類とお手入れ方法をおさらいしてみよう
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ステンレスってどんな金属?汚れの種類とお手入れ方法をおさらいしてみよう

私たちの周りにはステンレス製品がいっぱい。通勤に使う電車だってステンレスです。大事に使えば長持ちするのがステンレスの魅力。効果的なお手入れ方法を知って、ステンレスの汚れをきれいにしてみませんか? 鍋磨きはパパにお任せ!

  • ShuShu

ステンレスってどんな金属?

ステンレスってどんな金属?

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スプーン、フォーク、鍋やシンクなどに使われ、私たちの暮らしに欠かせないステンレス製品。サビない金属のイメージが強く、正式名称の「Stainless Steel(ステンレス・スチール)」は、Stainが「サビ」、lessが「ない」、Steelが「鉄」を意味し、まさに「サビない鉄」です。

もちろん、まったくサビないわけではありませんが、耐熱性や耐久性にすぐれ、100%リサイクルが可能なことから、ステンレスの生産量はこの50年で30倍以上と、大幅に増大しています。

そもそも、なぜステンレスがサビにくいのかというと、それはクロムという金属に秘密があります。一般的にステンレスとは、鉄に10.5%以上のクロムが含まれた合金のことをいいます。

ステンレス特有の光沢はそのクロムによってつくられた保護膜によるもので、その膜がサビついて傷つくことを防いでくれるため、いつまでも美しい輝きを保つことができるというわけ。

ただし、サビにくく、丈夫だからといって、お手入れを怠れば、ステンレスといえども、輝きを失ったり、場合によってはサビることもあります。

水垢で汚れたシンク、油でギトギトのガスコンロ、頑固な焦げがこびりついた鍋・・・。本来の輝きを取り戻すためにも、それぞれのお手入れ方法を知って、ステンレスの汚れを取り除いてみませんか?

ステンレス汚れの種類とお手入れ方法

丈夫で見た目も美しいステンレスですが、お手入れをしなければ汚れが目立つようになるばかりか、キッチンまわりに使われることが多いため、不衛生きわまりありません。そうならないよう、汚れに応じた対処法を身につけましょう。

ステンレス汚れの種類とお手入れ方法

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水垢・茶色い汚れ

スポンジでこすっても落ちない白っぽい汚れは水垢です。水道水に含まれるカルシウムなどがこびりついたもので、シンクや浴室など、毎日水道水を使う場所は水垢による汚れが目立ちます。また、シンクに見られる茶色い汚れはにごった水や生ゴミの汁などがつき、シミになったもの。そのままにしておくと雑菌が繁殖してしまいます。

シンクのお手入れ方法

<水垢>
●用意するもの・・・クエン酸、スプレーボトル、スポンジ、キッチンペーパー
1.200mlの水にクエン酸小さじ1を溶かし、スプレーボトルに入れる。
2.キッチンペーパーにクエン酸水をたっぷりとしみ込ませ、水垢が目立つところに貼ってパックする。汚れ具合によって、30分から2時間程度そのまま放置する。
3.パックをはがし、スポンジでこすって水垢を落とす。
4.ぬるま湯ですすぎ、乾いたタオルで水分を拭き取って終了。

<茶色い汚れ>
●用意するもの・・・キッチン専用の塩素系漂白剤、スポンジ
1.茶色い汚れが目立つところに直接、塩素系漂白剤を吹きつける。
2.3分程度そのまま放置する。
3.洗剤が残らないよう流水でしっかりすすぎ、汚れが残っているようであればスポンジでこする。

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油汚れ

炒めものに揚げものなど、油を使う料理は、コンロへの油の飛び散りを防ぐのは難しいもの。すぐに拭き取ればきれいになりますが、そのまま放置すると、樹脂化して頑固な油汚れになり、拭いたくらいでは落ちなくなってしまいます。

コンロのお手入れ方法

●用意するもの・・・重曹、スプレーボトル、スポンジ、古歯ブラシ、キッチンペーパー、雑巾
1.200mlのぬるま湯に小さじ2杯の重曹を溶かし、スプレーボトルに入れた重曹水と、水1に対し、重曹2~3を混ぜてつくった重曹ペーストを用意する。
2.コンロ全体の汚れには、重曹水を吹きつけてキッチンペーパーでパックする。一方、樹脂化してこびりついた頑固な油汚れには、重曹ペーストを塗る。
3.30分から2時間程度放置する。
4.キッチンペーパーと重曹ペーストを取り除く。汚れが残っていたらスポンジや古歯ブラシでこすって落とす。
5.重曹が残らないよう雑巾で拭き取る。2度度拭きするとなおよい。

焦げつき

焦げとは、食べものに含まれるタンパク質や糖質などの有機物が加熱され、水分を失うことで炭に変化した状態のこと。しかも、食品のタンパク質は鍋の金属と化学反応によって結びついてしまうため、炭化すると、こすったくらいでは取れない、頑固なこびりつきになってしまいます。鍋を焦げつかせた時、カンタンには落ちないのもそのためです。

鍋のお手入れ方法

●重曹を使った場合
1.それほど焦げがひどくない場合は、ぬるま湯と重曹を入れ、しばらく放置してからスポンジでこする。
2.頑固な焦げの場合は、重曹を入れ、10分ほど煮てから火を止める。粗熱が取れたらスポンジでこする。重曹は、水1ℓにつき大さじ4杯程度。
●酢を使った場合
1.それほど焦げがひどくない場合は、焦げついた部分に酢をふりかけ、スポンジでこする。
2.頑固な焦げの場合は、水と多めの酢を入れ、一度沸騰させてから冷めるまで放置する。スポンジでこすって完了。

鍋のお手入れ方法

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ステンレスがサビる理由

サビにくいステンレスも、注意を怠るとサビることがあります。その一つが「もらいサビ」と呼ばれるもの。もらいサビとは、ステンレスそのものがサビるのではなく、たとえば、キッチンのワークトップにスチール缶やヘアピンを置きっぱなしにすると、それらがサビてしまい、それによって発生したサビのこと。また、塩分に弱いため、長時間食塩水が付着すると、やはりサビてしまいます。稀に、こすり過ぎなどにより、ステンレス自体がサビてしまうことがあるため、必要以上にこすらないよう気をつけましょう。

サビ対策

軽いサビはメラミンスポンジでこすればカンタンに落とせます。黒サビができたら、クリーム状の研磨剤でやさしくこすってください。強くこすると、キズがつく恐れがあるので注意すること。

ステンレス製品に限らず、汚れの蓄積を防ぐためには、日々のお手入れが肝心です。大切に使って、ステンレスならではの美しい輝きをキープしましょう。