ニオイや菌のお悩み、スッキリ解決
発泡スチロールの箱は、捨てずに再利用すべし!
出典 : sirastock/Shutterstock.com

発泡スチロールの箱は、捨てずに再利用すべし!

意外と家に溜まりやすい、発泡スチロールの箱。かさばって邪魔だからといって、すぐに処分してしまってはいませんか? 断熱性や耐水性などにすぐれた発泡スチロールは、驚くほどいろいろなものに再活用できるんですよ!

  • 渡辺

発泡スチロールは、すぐれた素材

発泡スチロールは、すぐれた素材

XXLPhoto/Shutterstock.com

電化製品の梱包やクール便などで使われている発泡スチロールの箱は、意外と家に溜まりやすいもの。厚みがあるからかさばるし、収納ボックスとして使うには見た目がちょっと・・・などといった理由から、すぐに処分してしまったり、どこかにしまい込んでしまうことがほとんどですよね。

でも、この発泡スチロールという素材には、捨ててしまうにはあまりにもったいない、すぐれた特性がたくさん備わっているのです。

発泡スチロールは、原料の石油からポリスチレンの小さな粒状のビーズを作り、それを約50倍に発泡させて作ります。そのため、なんと発泡スチロールの約98%は空気でできており、原料となる石油は全体のわずか2%! これほど省資源の素材は珍しく、CO2削減や環境保護にも大きく貢献しています。

さらに、“ほとんどが空気でできている”発泡スチロールには、ほかの素材にはないさまざまな特性があります。

●断熱性
●保温性
●衝撃吸収性
●耐水性
●軽量
●成型のしやすさ

これほどのすぐれた特性をもつ発泡スチロールは、捨てるよりも何かに活用した方が得策です。収納から料理、アウトドアまで活用方法はじつにさまざま。日常のあらゆるシーンで大活躍してくれること請け合いですよ!

発泡スチロールの箱の、おすすめ活用法

発泡スチロールの箱の、おすすめ活用法

Kaleb Kroetsch/Shutterstock.com

乾電池の保管

断熱性にすぐれた発泡スチロールは箱の中の温度を一定に保つことができるため、温度変化に敏感な乾電池の保管におすすめです。とくに、電池寿命が短くなりやすい寒い季節にはぴったり。ほかにも、DVDなど湿気に弱いものの保管・収納にも向いています。

バナナの保存

放っておくと2~3日で黒くなってしまうバナナも、新聞紙に包んで発泡スチロールの箱に入れておけば、6日程度は変色を抑えておいしい状態を保つことができます。ただし、この方法で効果があるのは10月~4月の寒暖差がある季節だけ。1日1回は箱の中の空気を入れ替える、バナナを包んでいる新聞紙が湿ってきたら新しいものと取り換える、といった点にも気をつけましょう。

保温調理

カレーやシチューなどの煮込み料理は、ルウを入れる前に一度沸騰させたあと、鍋を新聞紙と大きめのバスタオルで包んで発泡スチロールの箱に入れておけば、50~60分ほどで7~9割の煮込み具合になります。あとは、ルウを入れて仕上げに再加熱をするだけ! ガス代が節約できるほか、燃料の少ない災害時にも役立ちます。

パン生地の発酵

発泡スチロールは保温性が高いため、パン生地とお湯の入ったコップを一緒に入れておくだけで、適度な温度を保つ発酵容器になります。とくに、気温が低く発酵に時間のかかる秋・冬にはとても便利。電気を使わないので、アウトドアでピザを作る時などにも活躍します。

観葉植物のプランター

断熱性と保温性、耐水性にすぐれた発泡スチロールは、植物や野菜を栽培するプランターにもぴったり。プラスチックの鉢よりも苗の生育がよくなるといわれています。ただし、軽量なので高さのある観葉植物は転倒に注意。また、土を入れたあとに持ち上げると破損のおそれもあるので注意しましょう。

ペットのハウス

保温性が高い発泡スチロールは、電気を使わなくても自らの体温で十分に暖かくなるため、ペットのハウスにもおすすめです。軽くて移動しやすいのもGOOD。箱のまま使うのもよし、家型や猫型などいろいろな形に加工することもできます。

箱を切って使う、意外&便利な活用法

箱を切って使う、意外&便利な活用法

Photographee.eu/Shutterstock.com

窓の断熱

発泡スチロールの箱を板状に切って窓に貼れば、熱を遮断する効果が期待できます。もともと、発泡スチロールは住宅の断熱材として床や壁に使用されており、その効果は折り紙つき。冷暖房費が節約でき、CO2削減にもつながります。

アウトドア・非常時の簡易トイレ

バケツにビニール袋を入れ、便座の型にカットした発泡スチロールを上に置くだけで、簡易トイレを作ることができます。冬でも座った時のヒンヤリ感がなく、やわらかいので座り心地もGOOD。アウトドアはもちろん、災害時にも大活躍します。

文字オブジェ

インテリアショップで見かけるおしゃれな文字オブジェも、発泡スチロールで手作りできます。まずは、用紙に好きなフォントで文字を印刷します。つぎに、文字を発泡スチロールに写し、あとはカッターで切り抜くだけ! 仕上げに絵の具で色をつければ、オリジナル文字オブジェの完成です。

発泡スチロールは、どう処分する?

発泡スチロールは、どう処分する?

Anna Hoychuk/Shutterstock.com

活用しきれなかった発泡スチロールは、処分が必要となります。省資源で環境にやさしい発泡スチロールは、リサイクル率も驚きの90.2%! 回収された発泡スチロールは新しい発泡スチロールとして再生されるほか、プラスチックの原料となったり、ガスや油として再資源化し、燃料などにも再利用されています。

まさに、“捨てるとこなし”の発泡スチロール。自治体によっては、“資源ゴミ”ではなく“燃えるゴミ”として回収される場合もありますが、処分の際にはなるべく「発泡スチロール回収ボックス」を利用するなど、リサイクルを心がけましょう。ただし、汚れがついているものはリサイクルの対象とならないので注意が必要です。

発泡スチロールは、捨ててしまうにはあまりにもったいないすぐれた素材です。発泡スチロールの箱が手に入った際には、ぜひいろいろな活用方法を試してみてくださいね。