ニオイや菌のお悩み、スッキリ解決
子どもの喘息には、正しい対策が必要不可欠!
出典 : jeep5d/Shutterstock.com

子どもの喘息には、正しい対策が必要不可欠!

子どもが喘息と診断されたら・・・親としては、今後どのように向き合っていけばいいのか心配ですよね。子どもの喘息は、病院での治療と同じくらい家庭での対策が必要不可欠。子どもの将来のためにも、正しい対策の方法を知っておきましょう。

  • 渡辺

増加傾向にある、子どもの喘息

増加傾向にある、子どもの喘息

kwanchai.c/Shutterstock.com

文部科学省の学校保健統計調査(2016年)によると、幼稚園児では全体の2割以上、小学生では全体の4割近くの子どもが喘息の症状をもっているとされています。20年前に比較すると、その罹患率は4倍以上! もはや喘息は、いつ発症してもおかしくない慢性疾患のひとつとなっています。

しかし、喘息がいくら一般的な疾患となっても、実際に子どもが「ヒューヒュー」「ゼーゼー」といった呼吸音で息苦しそうにしている姿は、見ていてとてもつらいものです。代わってあげることはできないけれど・・・でも、じつは子どもの喘息を緩和するためにできることって、意外とたくさんあるのです。

子どもの喘息は「小児気管支喘息」ともいい、呼吸困難などの発作を繰り返す病気です。発症は1~2歳が多く、体の機能が未発達な小学校入学までに発症する場合が大半です。そのため、子どもの喘息は体の成長とともによくなることが多く、全体の約7割は思春期までに自然に治るといわれています。

とはいえ、これは病院での治療や家庭での対策があってのこと。何もせずに放置すれば、治るどころか喘息が重症化し、子どもの成長に悪影響を与えることもあるので要注意です。子どもの将来のためにも、気になる症状があれば早めに病院を受診し、家庭でできる対策を講じるようにしましょう。

対策1 アレルゲンを除去しよう

対策1 アレルゲンを除去しよう

Africa Studio/Shutterstock.com

子どもの喘息の約9割は、アレルギーが原因といわれています。ハウスダストやダニ、ホコリ、カビといったアレルゲンが気道を刺激し、炎症を起こして発作へとつながるのです。喘息は、いったん発作を起こすと気道の炎症が悪化して、今までよりもさらに小さな刺激で発作が起こるようになる悪循環に陥ります。

この悪循環を断ち切るためには、普段から発作を起こさないようにするための対策が必要不可欠となります。子どもの喘息を成長とともに完治させるには、病院で気道の炎症をしずめるための治療を受けること、そして、家庭できちんとアレルゲンの除去ができるかどうかがポイントとなるのです。

ダニ対策

ダニは生体だけでなく、死がいやフン、脱皮した殻などすべてがアレルゲンとなります。とくに、死がいや殻などは軽くて空中に舞うハウスダストとなるため、とても厄介。こまめな掃除とともに、ダニの住みにくい環境づくりをすることが重要です。

布団の手入れのコツ

布団はこまめに干して湿気を取り除き、ダニを死滅させることが大切です。ただし、そのままでは死がいやフンは残ったままになるので、干したあとは必ず表面に掃除機をかけることを忘れずに。布団乾燥機や防ダニシーツを利用するのも効果的です。

掃除機のかけ方のコツ

室内のハウスダストを少しでも減らすために、掃除機はできるだけ毎日かけましょう。掃除機をかける時には窓を開け、ホコリを外に逃がすようにします。畳1枚分の広さにつき、2~3分を目安にするのが効果的。掃除機がかけにくくなるような小物は、できるだけ部屋に置かないようにしましょう。

ホコリ・カビ対策

ホコリやカビはそれ自体がアレルゲンであるとともに、ダニのエサにもなってしまう厄介もの。ホコリやカビのたまりにくい環境をつくることが、喘息を悪化させないための部屋づくりのコツとなります。

ホコリをためない

ホコリの中には、人のアカやフケ、ダニの死がいなどたくさんのアレルゲンが混じっています。ホコリのたまりやすい小物や観賞植物はできるだけ置かないようにし、収納家具はフタや扉のついたものを使いましょう。家具と壁のすきまを空けて、掃除機をかけやすいようにするのもポイントです。

湿気をとろう

湿気が多い場所では、カビはまたたく間に増殖します。こまめに部屋の換気をするほか、結露はきちんと拭き取りましょう。

対策2 うがい・手洗いをしよう

対策2 うがい・手洗いをしよう

Balkonsky/Shutterstock.com

カゼやインフルエンザにかかると、気道の炎症が強まって刺激を受けやすくなり、喘息の症状が悪化してしまいます。普段から、うがい・手洗いを習慣づけましょう。とくに、秋から冬にかけてはうがい・手洗いを念入りにし、人混みを避ける、マスクをするなどの対策をとることも大切です。

対策3 食事・睡眠に気をつけよう

対策3 食事・睡眠に気をつけよう

ucchie79/Shutterstock.com

免疫力を高めるためには、栄養バランスのよい食事をとることも大切です。ただし、食べすぎると喘息の発作が起きる場合もあるので、腹八分目が基本。肥満も喘息を悪化させる原因となるので、注意しましょう。食物アレルギーがある場合は、主治医の指示に従うことが大切です。

また、生活リズムが崩れると自律神経が乱れ、喘息が悪化しやすくなります。毎日十分な睡眠をとって体を休め、早寝早起きを習慣づけましょう。

子どもの喘息は、病院で適切な治療を受け、家庭で効果的な対策がとれれば、成人する頃にはほぼ治るといわれています。日常のちょっとした手間と工夫で実践することができるので、あまり気負い過ぎず、肩の力を抜いて気長に取り組んでみましょう。子どもの喘息を緩和するための環境づくりは、大人にとっても健康的で快適な暮らしを実現してくれますよ。