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クリーニングで落ちる? 衣服のカビの正しい対処法
出典 : Zoriana Zaitseva/Shutterstock.com

クリーニングで落ちる? 衣服のカビの正しい対処法

お気に入りの衣服にカビが生えていて大ショック! そんな経験、ありますよね。衣服にカビを見つけた場合は、迷わずクリーニングへ! うかうかしていたら、クローゼットの衣服すべてカビでダメになってしまう事態に陥ることも・・・。

  • 渡辺

お気に入りの衣服にカビが・・・!

お気に入りの衣服にカビが・・・!

Rattiya Thongdumhyu/Shutterstock.com

「久しぶりに着よう!」と思って、クローゼットから出したお気に入りの衣服。「あれ・・・なんだか白い点々が・・・」。

一見ホコリのようにも見えますが、その正体はずばり「白カビ」。つい、その場でパンパンとはたいてしまいそうになりますが、ちょっと待って! はたいても生地の奥まで伸びているカビの根は残るばかりか、カビの胞子を部屋中にまき散らしてしまうことになるので要注意です。

そもそも、きちんと洗ってからクローゼットにしまったはずの衣服に、カビが生えてしまうのはなぜなのでしょうか? そのわけは、カビの性質と住宅の構造に関係しています。

カビの胞子はもともと、空気中のいたるところに存在しています。そして、「栄養源」「温度」「水分」「酸素」の4大条件がそろえばすぐに根をはって増殖を始めるのですが、この4大条件というのが、今の高気密・高断熱の住宅の中ではカンタンに整ってしまうのです。

とくに、閉め切ったままの状態になりやすいクローゼットの中は、カビにとって理想の環境。きれいに洗ったつもりでも、衣服の繊維には皮脂などの汚れが残っている場合があり、そのほんの少しの汚れから、まわりの衣服にまでどんどん増殖していってしまうのです。

衣服にカビが目で確認できる頃には、もうすでにカビの根は繊維の奥深くまで入り込んでいる状態ですが、正しい対処をすればきれいに落とすことができます。カビの被害を最小限に抑えるためにも、対処のコツとポイントをしっかりとチェックしておきましょう。

衣服のカビ取りは、クリーニングが安心

衣服のカビ取りは、クリーニングが安心

Africa Studio/Shutterstock.com

カビは繊維の奥深くまで根をはるため、家での洗濯で落としきることはとても困難。やはり、カビの生えた衣服はクリーニングに出すのが確実です。それも、カビを見つけたらなるべく早くクリーニング店に持ち込むようにしましょう。あまりひどくなってしまうと、クリーニングでも断られてしまうことがあります。

ただし、カビの種類によっては、程度に限らず断られてしまう場合も・・・。たとえば、黒く点々とした「黒カビ」は非常に落ちにくく、繊維の奥まで黒い色素が付着してしまうため、クリーニングでも落とすことは困難といわれています。しかし、中にはカビ取りを得意とするクリーニング店もあるため、黒カビの場合もまずは相談をしてみましょう。

スーツや礼服などに発生しやすい「白カビ」は、よほどひどくない限りクリーニングで落とすことができます。水洗いやドライクリーニングを施すことでカビの胞子は除去され、仕上げの熱処理でカビの菌は死滅するとされています。状態によって料金に違いはありますが、プロに任せることで、衣服の傷みを最小限に抑えることができますよ。

クリーニングの防カビ加工がおすすめ

クリーニングの防カビ加工がおすすめ

Africa Studio/Shutterstock.com

クリーニングでは、「防虫・防カビ加工」のオプションを取り扱っているところが多くあります。専用の薬剤を衣服にコーティングすることで、長期保管のあいだもカビの発生を抑制する効果が期待できます。なかなか着る機会のない礼服やオフシーズンのコートなどは、防カビ加工を利用してみるのもおすすめです。

大切な衣服を、カビから守ろう!

大切な衣服を、カビから守ろう!

maicasaa/Shutterstock.com

カビは空気中に浮遊しており、4大条件さえそろえばどこにでも発生してしまう厄介者。実際のところ、カビがまったく生えない状態で衣服を保管することは不可能だともいわれています。

しかし、日々のちょっとした心がけで、カビの発生を大幅に抑制することができます。お気に入りの衣服を長く愛用するためにも、以下のことをぜひ実践してみましょう。

1 衣服同士の間隔に注意

クローゼットに衣服をひっかけて収納する際は、衣服と衣服のあいだに隙間を作るようにしましょう。ぎゅうぎゅうに入れると、通気性が悪くなりカビが生えやすくなります。

2 クローゼットの換気をしよう

クローゼットは定期的に扉を開けて、空気の入れ替えをしましょう。とくに、天気のよい日に換気をするのがおすすめです。

クリーニング後、ビニールは必ず外そう

クリーニングに出した衣服はビニールに包まれた状態で戻ってきますが、ビニールは自宅までの移動中に傷やホコリから衣服を守るためのもの。クリーニングでは仕上げにスチームを使用している場合が多く、ビニールをそのままにしておくと残った湿気でカビが生えてしまう原因となります。

衣服のカビを自分で取ろうとすると、生地を傷めてしまったり変色してしまう可能性も・・・。カビをきれいに落とすには、やはりクリーニングに出すのが確実&安心です。クローゼットの衣服が全滅! なんて事態に陥らないために、カビを発生させないための予防をしっかりと行うことも大切ですよ。