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ずっと円満に暮らすために。親と同居するなら、「お金」の話し合いが必須
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ずっと円満に暮らすために。親と同居するなら、「お金」の話し合いが必須

子どもの誕生を機に、親との同居を考える夫婦は少なくありません。その際、重要なのが、「お金」に関するルールをきちんと決めておくことです。なぜ事前のルール決めが大切なのか、どのような点に注意すればよいのか、具体的に考えてみましょう。

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同居を始める前に、お金のルールを決めよう

同居を始める前に、お金のルールを決めよう

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お金に関する話し合いは、同居を始める「前」に行いましょう。
たとえ仲の良い家族であっても、お金に関するトラブルは起こりやすいものです。お金のルールが不明瞭なまま同居生活を始めると、後になって「払った、払わない」でもめてしまうことも。お互いに不要なストレスを抱えないためには、事前にしっかりと話し合いを行うことが大切です。

その際、「話しにくいから」と遠慮して、本音を隠すのは良くありません。気持ちよく同居生活を続けるためには、決めたルールについて家族全員が納得していることが重要です。後に禍根を残さないためにも、できることはできる、できないことはできないとハッキリ伝えましょう。

実際に、「同居を始める前に家計について話し合った家庭は、そうでない家庭に比べて暮らしの満足度が高い」というデータもあります。
株式会社住環境研究所が2013年に行った調査に よれば、親と同居する際、住まいに関する計画を立て始めた段階でお金の話し合いを行った家庭のうち、67%が「暮らしに満足しているorまあ満足している」と回答。一方で、同居開始の時点で話し合いを行わず、実際に生活しながらルール決めを行った家庭の暮らし満足度は53%と、やや低い値に留まっています。同居開始前にきちんと話し合いを行うと、後の暮らしに良い影響を及ぼすことが分かりますね。

お金のルールを決める手順1 必要な出費を洗いだす

お金のルールを決める手順1 必要な出費を洗いだす

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まずは、生活するにあたり、親世帯と子世帯の両方に関わるお金をすべて書きだしましょう。毎月発生する生活費のほか、固定資産税などの年単位で発生する出費も忘れずにリストアップしてください。具体的には、次のような項目が考えられます。

毎月の生活費
●家賃、または月々のローン支払い
●食費
●生活用品費
●光熱費(電気、ガス、水道)
●通信費(インターネット、携帯電話)
●新聞代
●ガソリン代(車を共有する場合)
●自治会費

年単位で発生する出費
●火災・地震保険料
●固定資産税
●自動車税(車を共有する場合)

このほかに、家や家電のメンテナンス・買い替えにかかるお金も、概ねの金額を予想して書きだしておきましょう。想像するのがためらわれる事柄かも知れませんが、もしも将来、親に介護が必要になったどのようなケアを希望するのか、そのためにはどの程度の費用がかかるのかを考えておくことも必要です。

お金のルールを決める手順2 それぞれの生活状況を考え、分担を決める

お金のルールを決める手順2 それぞれの生活状況を考え、分担を決める

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暮らしに必要な出費を洗いだしたら、それぞれの項目をどのように分担するかを決めましょう。親世帯・子世帯それぞれの経済状況はもちろん、「ある項目について、どの程度の頻度で使用するのか」という点も考慮する必要があります。例として、「子世帯はしばしばネットサーフィンを楽しむが、親世帯はほとんど利用しない」という場合は、子世帯が通信費をより多く負担する必要があるといえるでしょう。
一方、電気代のように、それぞれの世帯の利用料を割り出すのが困難な項目については、親・子世帯のどちらかのうち、より利用時間が長いと思われる世帯が一括で負担するケースも多く見られます。

場合によっては、生活費の見直しも必要

希望する生活水準(使いたいお金)と収入のバランスが取れていない場合は、家計のスリム化を図る必要があります。現在支払っているお金だけではなく、教育費や家の修繕費など、将来的に発生する出費も見越したプランを組みましょう。
とくに、注意したいのが、親世帯に発生する可能性のある介護費用です。いざという時にあわてないためには、親の貯蓄・資産や将来の年金収入についても把握しておく必要が。「現在の状況では心もとない」という場合は、新聞の解約・保険内容の見直し等を検討してもらい、来たるべき将来に備えましょう。

頼り合うのではなく、助け合う同居生活を

頼り合うのではなく、助け合う同居生活を

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同居生活において何よりも重要なのは、お互いへの敬意と思いやりです。「このくらいは当然」と負担を押し付けたり、「お世話になっているから」と無理を続けたりしていると、知らず知らずのうちにストレスをためこみ、不要なトラブルを起こす原因となってしまうことも。
そうならないためには、親子がお互いを独立した世帯として尊重し、それぞれに自立の意志を持つことが大切です。互いに寄りかかり合うのではなく、いたわり合い、助け合う生活を目指しましょう。

自分たちの暮らしを見つめ、お金について話し合うことの目的は、「家族がずっと幸せな生活を続けるため」にほかなりません。焦らずにじっくりと話し合うことで、楽しく穏やかな同居生活の基盤を作ってください。