ニオイや菌のお悩み、スッキリ解決
暖かくなる季節・・・キッチンの害虫対策は万全に!
出典 : Anetlanda/Shutterstock.com

暖かくなる季節・・・キッチンの害虫対策は万全に!

春の訪れとともに発生して、キッチンを飛びまわるイヤ~な害虫。いったいどこから湧き出てくるの!? ・・・その答えは、とても身近なところにあります。害虫の発生源をおさえて、今年こそは害虫に悩まされないクリーンな環境を手に入れましょう。

  • 渡辺

害虫はキッチンからやってくる!?

害虫はキッチンからやってくる!?

Andrey_Popov/Shutterstock.com

だんだんと暖かくなってホッとするのも束の間、ついに始まる害虫のシーズン。毎年のこととはいえ、家の中をうごめくあの存在には耐えがたいものがありますよね。窓を開けっぱなしにしているわけでもないのに、いったいどこから湧き出てくるのでしょうか?

じつは、家の中の害虫はそのほとんどが同じ場所を発生源としています。害虫の種類によって違いはありますが、とくに要注意とされているのが「排水管」と「食べ物」のあるところ。そう、つまりは「キッチン」が害虫にとっての“玄関”であり、格好の“繁殖場”ともなっているのです。

とくに、気温が高くて生ゴミが腐敗しやすい春から秋にかけてのシーズンは、害虫が臭いにつられて家の中に入り込みやすく、繁殖もしやすいため注意が必要です。害虫は一度家の中に侵入させてしまうと、気づかないうちにどんどん増殖してしまうため、まずは入り込ませないための対策が必要となります。

さらに、家の中にはすでに産みつけられた卵や幼虫が存在していることも。これらは気温の上昇とともに成長スピードを上げるため、まだ気温がさほど高くないうちに適切に駆除することが肝心です。

つまり、害虫の発生を抑えるには、本格的に暖かくなる前に対策をとっておくことがとても重要! クリーンで安心な環境を手に入れるためにも、今やるべきことをしっかりとチェックしておきましょう。

【コバエ対策】キッチンの生ゴミに注意

【コバエ対策】キッチンの生ゴミに注意

Kzenon/Shutterstock.com

キッチンで気をつけたい害虫は、おもに3種類。まずは、もっともよく目にする「コバエ」対策についてです。

コバエにもさまざまな種類が存在しますが、キッチンを飛びまわるのはおもに「ショウジョウバエ」と「チョウバエ」。ショウジョウバエはサイズが2~3mmで薄茶色の体に赤い目が特徴、一方のチョウバエはサイズが1~4mmで、名前のとおりチョウのような姿と長い触覚があるのが特徴です。

どちらも水や食べ物に集まって混入することも多いため、衛生上気をつける必要があります。コバエは繁殖のスピードが速く、生ゴミなどに大量に卵を産んで10日も経たないうちに成虫となるため、こまめな掃除が欠かせません。

コバエの侵入を防ぐ方法

小さなコバエは、網戸のわずかな隙間からも侵入します。網戸に穴が開いている場合は修理をし、網目が粗い場合は細かな網目のものに取り換えましょう。ベランダに虫の嫌がる臭いの出る防虫グッズを置いたり、網戸にハッカ油や殺虫剤のスプレーをかけておくのも効果的です。

また、キッチンの排水口や三角コーナーに溜まった生ゴミはコバエを誘引する原因となるため、こまめに掃除をすることが大切です。定期的にパイプ用洗剤を用いて、キッチンの排水管をキレイに洗浄することをおすすめします。

コバエを撃退する方法

熱湯をかける

コバエは熱に弱いので、卵から成虫まで熱湯をかけて駆除することができます。殺虫剤とは違って体にも無害なため、キッチンでも使いやすいのがうれしいですね。ただし、お湯が熱すぎると排水管を傷めてしまうことがあるため、50~60度くらいを目安にしましょう。

ハエ取りグッズを使う

薬剤の入った置き型タイプや粘着シートなど、市販のハエ取りグッズを使うのも効果的です。

【コクゾウムシ対策】米の保管に注意

【コクゾウムシ対策】米の保管に注意

BEJITA/Shutterstock.com

続いては、米の虫としてお馴染みの「コクゾウムシ」対策についてです。コクゾウムシとはその名のとおり、“穀物”をエサにする“ゾウ”の鼻のような長い口をもった虫のこと。コクゾウムシは収穫前の稲の段階で卵を産みつけるため、とくに無農薬の米の場合は、購入した時にはすでに米についていることがほとんどです。

食べても無害ですが、やはり見た目が悪いうえ、キッチンで発生するのは気持ちのいいものではありませんよね。しかし、一度コクゾウムシが沸いてしまったら、手で一匹一匹取り除くのは気の遠くなるような作業です。コクゾウムシ対策は、きちんとコツをおさえて行いましょう。

コクゾウムシを撃退する方法

ゆっくり研いで水に浮かべる

コクゾウムシは、卵や成虫に関わらず水に浮きます。そのため、米を研ぐ際に米全体をゆっくりとすすぐようにかきまわし、しばらく置いておくと、コクゾウムシが水面に浮かんできます。また、コクゾウムシに食い荒らされた米も中身が空洞になっているため、一緒に浮かんできます。コクゾウムシともども処分しましょう。

まんべんなく日光にあてる

コクゾウムシには、光から逃げる性質があります。そのため、天気のいい日中の屋外で、ブルーシートや新聞紙の上に米を広げて数時間置いておけば、あらかたのコクゾウムシが米から逃げていなくなります。ただし、幼虫や卵は残ってしまうことが多いため、完全にコクゾウムシを排除するには、幼虫が成虫になるタイミングで何度か日光にあてる必要があります。

コクゾウムシを予防する方法

コクゾウムシは対策しだいで繁殖を予防することが可能です。米びつをあけてギョッとする事態にならないよう、事前の対策をしっかりととっておきましょう。

温度の低い場所に保管する

コクゾウムシは寒さに弱く、気温が18℃以下になると動かなくなり、15℃以下では卵も孵化できません。そのため、米は冷蔵庫や冷凍庫で保管するのがおすすめです。

唐辛子を米びつに入れる

コクゾウムシは鋭い嗅覚をもっているため、米の臭いに誘引されて外から米びつの中に入り込む場合もあります。予防には、米びつの中に唐辛子を数本入れておくのが効果的。唐辛子に含まれる“カプサイシン”という辛み成分には虫除けの効果があり、コクゾウムシの侵入を防ぎます。

ただし、生の唐辛子には雑菌やカビがついていることもあるため、完全に乾燥していてヘタも取り除いてあるものを使いましょう。市販の米びつ専用の防虫グッズを利用するのも有効です。

【ゴキブリ対策】シンク下の隙間に注意

【ゴキブリ対策】シンク下の隙間に注意

MASTER PHOTO 2017/Shutterstock.com

最後は、キッチンの大敵「ゴキブリ」対策についてです。いわずもがな、ゴキブリにとってキッチンは楽園ともいえる場所。そのほとんどが外部からの侵入で、家の隙間やキッチンの排水管などを伝って家の中に入ってきます。

さまざまな環境に適応する厄介な存在として知られていますが、低温が苦手という弱点も。幼虫の状態で越冬し、気温が20℃を越えると一気に成長スピードを上げるため、ゴキブリ対策は暖かくなる前にしっかりと行っておくことが重要です。

暖かくなる前に万全の対策を!

本格的に暖かくなる前に、ゴキブリの幼虫を確実に駆除しておきましょう。卵や幼虫は、湿気の多い場所・暖かい場所・暗くて人目につかない場所に存在しています。以下のポイントをチェックして、見つけた際はただちに駆除しましょう。

●キッチンのシンク下
●冷蔵庫の裏
●食器棚の裏
●積み上げられた段ボール
●新聞紙・雑誌の隙間
●観葉植物の土の中

駆除の際は専用の薬剤などを用いて、素手で直接触らないよう気をつけましょう。素手で触ると細菌に感染し、病気を発症する可能性があります。不要な段ボールや雑誌などは、暖かくなる前に処分してしまうのも一策です。

侵入経路をふさぐ

ゴキブリのおもな侵入経路は、キッチンのシンク下にある排水管の隙間です。ホームセンターなどで購入できる粘土(パテ)を使って隙間を埋める方法のほか、ネットをかぶせたり,ガムテープを貼っておくのも効果的です。

また、排水トラップのないまっすぐなタイプの排水管は、ゴキブリの侵入を容易にしてしまいます。S字やP字型の排水トラップのある排水管に交換しましょう。

害虫の発生を防ぐには、本格的に暖かくなる前の今の時期をどう過ごすかがとても重要です。効果的な対策をとって、害虫に悩まされないクリーンなキッチンを手に入れましょう。